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考えている様で実は悩んでしまっている事
  1. デザイナーのKです。

今回は先日私が話した会社の1分間スピーチでのお話をお裾分け致しますよ。
 
SPCでは毎週月曜朝になんでも好きなことをみんなの前で話す1分間スピーチなるものがあります。
恐ろしい事に入社して2ヶ月目の私にもとうとうその番が迫ってきたのです。
 
スピーチについて何をどう話せば良いのか、決めないとなあと思いながらも気づいたら直前の週末までだらだら悩んでいました。
悩むってなんだろう、なんで悩むんだろう。。

 そんな時、劇作家のコウカミショウジさんの話を知ったのです。

 

「考えること」と「悩むこと」は違うのです。

引用:『孤独と不安のレッスン』(鴻上尚史著・大和書房)より。
 
僕は22歳で劇団を旗揚げしました。今と違って、学生劇団からプロを目指すなんて、誰もやっていませんでした。当然、旗揚げの時は、不安でした。
早稲田大学演劇研究会という所にいたのですが、先輩が、僕に、「鴻上、劇団、どうするの?」と聞いてきました。
「今、どうしようか考えているんですよ。旗揚げしたほうがいいのか、やっていけるのか……」と答えると、その先輩は、
考えてないじゃん、悩んでるんだろう」と言いました。
えっ?という顔をすると、先輩は、
「考えることと悩むことは違うよ。考えるっていうのは、劇団を旗揚げして、やっていけるのかどうか――じゃあ、まず、今の日本の演劇状況を調べてみよう。自分がやりたい芝居と似たような劇団はあるのか、似たような劇団があれば、どれぐらいのお客さんが入っているのか、自分の書く台本は演劇界の中でどれぐらいの水準なのか――そういうことをあれこれ思うのを考えるって言うんだよ。当然、調べたり、人に聞いたりもするよね。悩むってのは、『劇団の旗揚げ、うまくいくかなあ……どうかなあ……どうだろうなあ……』ってウダウダすることだよ。長い間悩んでも、なんの結論も出ないし、アイデアも進んでないだろ。考える場合は違うよ。長時間考えれば、いろんなアイデアも出るし、意見もたまる。な、悩むことと考えることは違うんだよ」
これもまた、目からウロコのアドバイスでした。
トラブルは考えることができますが、不安は、ただ悩むだけです。悩めば悩むだけ、不安は大きくなります。
 
(中略)
 
僕が、悩むことと考えることの違いを聞いて、目からウロコが100枚くらい落ちたのは、有効な時間の使い方を発見したからです。
悩むとあっという間に時間が過ぎます。そして、何も生まれていません。「どうしようかなあ……」と堂々巡りを続けるだけです。
考える場合は、時間が過ぎたら過ぎただけ、何かが残ります。それが結果的に間違ったことでも、とりあえず、何かやるべきこと・アイデアが生まれるのです。
そして、その何かをしている時、不安は少しおさまるのです。
 

 
この胸に刺さる文章を読んで私は気が付きました。
私はスピーチの内容について、
『悩んで』いましたが、『考えて』はいなかったことにです。
 
悩んでも悩んでも答えは出ないのです。不安や心配事に思いを募らせるばかりで、 むしろより増長させてしまうんですね。
思考の焦点が解決策ではなく、その手前の不安や心配事にあるわけですから、その先に進むことは出来ないですもんね。
 

「悩む」は停滞、「考える」は前進を意味していました。

 
私もこれから「悩むこと」をやめて、 何か停滞したしたことがあったとしても
「考えること」をすることにします。
 
考えることが良いとわかっていたとしても、上手くいかないこともありますよね。
ですが、意識的に「考えること」を始めることで、思考も変化し、思考が変化することで心もそして体にも変化が起きます。
基本的な事ですがとっても大事な事です。
 
と、いう内容を考えて、話してみたらスピーチらしくなっていて無事、危機を乗り越えましたとさ!
 
さあ次は何を話そうかなあ〜

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