リスティング広告から自社の商品やサービスへのセールスに至るまでの費用をもっと削減したいと思いませんか?
そこでご紹介したいのが、ICC分析です。
ICC分析を使えば、リスティング広告の入札価格調整も効率的に行なえます。
ここでは、リスティング広告の入札調整に便利なICC分析についてお話しします。
ICC分析とは?
ICC分析とは、商品やサービスのセールスを出すまでにかかる費用を改善するための便利な分析方法です。
例えば、スキンケア化粧品を1個10000円で販売しているとして、1個を売るためにかけられる広告費が3000円だったとします。
その広告費が現在のところは2000円かかっており(これをCPAという)、上限の3000円を切っているので満足してもいいのですが、さらに下げて1000円にしたいとします。
その時に有効な分析方法がICC分析なのです。
具体的なICC分析方法
それでは、例を用いながら具体的なICC分析を行なっていきましょう。
先ほどのスキンケア化粧品の続きです。
スキンケア化粧品を1ヶ月で100個販売すると仮定すると、1個のセールスまでにかかる費用が2000円(CPA)のところを1000円(目標CPA)にしたければ、目標の費用削減額はトータルで100000円になります。
トータルの目標CPAの100000円を最大限に活かした入札調整をするためには、キーワードや地域、スケジュール、性別、年齢などで細かく広告を振り分けて、それぞれの広告のクリック1回に使える上限費用を算出することです。
例えば、先ほどのスキンケア化粧品の広告を40代向けと30代向けに分けたとします。
スキンケア化粧品はどちらかといえば40代向けなので、40代の女性の方がセールス率は高くなります。
40代と30代、それぞれの成約率平均を見てから、先ほどの1000円(目標CPA)をかけるとクリック1回に使える上限費用が分かります。
それによって、入札調整をしていくと、ムダなく予算を使えて、全体のCPAの改善にもつながるのです。
改善しながら安定するまでには少し時間がかかりますが、広告ごとにICC分析を行ない、CPA改善につなげていけると、利益も上がります。