こんにちは。新人クリエイターのMです。
SPCブログ内での生成AIブームの波に乗り、今回は私も生成AIを用いた写真加工をテーマに書きたいと思います!
今までデザイナーがPhotoshopで数分かけて加工していたものが、生成AI機能の搭載によりワンクリックで終わってしまう、夢のようなアップデートが行われました。
今回はその加工の中でも、生成AIを使ったInstagram風のオシャレな加工をするコツを紹介致します♪
正方形の中に被写体のメインを絞って、目立たせる
今回は、私がスマホで撮影した苺の写真を加工していきたいと思います!
まずInstagramらしさといえば、正方形サイズのフレームですね。(長方形投稿もできるようになりましたが、よりInstagramらしさを出すために今回は正方形にします)
撮った写真を見てみると一番左の手前の苺が、大きさも光の当たり具合もちょうど良いので、この苺をメインとして、写真の真ん中に持っていきたいと思います。
画像を開き、左のツールバーから切り抜きツールを選択します。生成拡張と書いてある隣のサイズ選択のタブから「1:1(正方形)」を選びます。
先ほどお話しした通り、一番左の手前の苺をフレームの真ん中に持ってきます。
左側に余白ができてしまいますが、その分に関してはPhotoshop独自のAI機能、生成拡張を使って背景追加し埋めていきます。
下部に出ているコンテキストタスクバーの中から「生成拡張」を選択します。
新しい背景が生成されました!
もし生成された背景が気に入らない場合は、プロパティ内に他バリエーションも生成されているので比較検討してみます。
バリエーション内の中にも気に入ったものが無ければ、「生成」を再度押すと、更に別のバリエーションを追加生成してくれます。
今回は上記の生成写真を選びました!
生成拡張したレイヤーと元画像のレイヤーをコピーして「表示レイヤーを結合」を選択します。
(一応、結合前のデータはグループ化、非表示にして取っておいています)
結合したレイヤーを右クリックして「スマートオブジェクトに変換」します。スマートオブジェクトに変換することで、加工前の写真に戻すことができるので便利です。
メインの苺を目立たせたいので、後ろの方の苺はぼかし、背景として馴染ませます。
フィルターパネルのぼかしギャラリーから「虹彩絞りぼかし」を選びます。
ピントを合わせる絞りのサークルが出てくるので、中心を手前の苺に持っていきます。
絞りの真ん中のサークルはぼかしの強さを調整することができ、上下左右の小さい丸は動かすことでピントを絞ることができます。
ちょうどいい塩梅に周辺をぼかすことができたら、上部の「OK」を選択して確定します。
発色を抑え、落ち着いてオシャレな印象に見せる
よりInstagramらしさを出すために、写真の色味を少し落とします。
レイヤーパネルから新規調整レイヤーを選び、「色相・彩度」のレイヤーを追加します。
色相・彩度のプロパティから彩度を「-20」落とします。
画像と色相・彩度レイヤーの間を「Alt」キーを押したままクリックして、クリッピングマスクを作成します。
Instagram風のフィルターを再現して仕上げる
Instagramらしい独自のフィルターをPhotoshopで再現していきます。
「Ctrl + A」で全選択すると、コンテキストタスクバーが現れるので生成塗りつぶしを選択します。
テキストを入力できるプロンプトボックスに「ビネットエフェクト、白い背景」と入力し生成ボタンを押します。
ビネットエフェクトとは、中心部より画像の四隅のエッジの明度を落とすことで中心部の印象をより強める効果を言います。
Instagramといえばといった感じのお馴染みのフィルターです。
フィルターが生成されました。自分のイメージに合ったものを選びます。
生成されたフィルターレイヤーを「焼き込みカラー」、不透明度「60%」に変更します。
一気にInstagramらしい写真になってきましたね!
このままでも十分なのですが、よりコテコテにわかりやすくInstagramっぽく仕上げていきたいと思います。
フィルターパネルの「Camera Raw フィルター」を選びます。
Camera Raw フィルターはかなり便利なので正直これだけでもInstagramっぽい加工はできるのですが、今回は奥の手として使ってみます。
「Camera Raw フィルター」の編集画面を開きます。右サイドバー下から2番目の「プリセット」アイコンを選ぶと、既存のフィルターをワンクリックで選ぶことができます。
今回は「クリエイティブ」→「暖かみとムード」を選択しました。全体的に黄色味が増し、暖かな雰囲気になりましたね。
上部でフィルターのかかる強さを調節し、大丈夫そうであれば「OK」を押します。
完成
Instagram風のオシャレな写真加工が簡単にできました!
加工前の写真と比べてみると、違いがよくわかるかと思います。
Instagramは加工した写真をスマホに保存できないので、手元に加工後の画像データがほしい場合はPhotoshopで加工再現してみてもいいかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
写真を載せたいけどそのままではなく、少しおしゃれに加工したいな~という時、加工の例として出てくるものといえばやはりInstagramかな~と思います。
生成AIとPhotoshopの加工フィルターを使えば、Instagram以上の高画質で雰囲気のある画像を作成できると思いますので、皆さんも良ければやってみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました!