SNSを使った企業のマーケティングはどう活用すれば有効か?
◆SNSの影響力
昨今、企業がSNSを利用したマーケティングに注力をしています。
私もそうですが、LINEなどで送られてくる「LINEニュース」で気になる情報はついつい見てしまいます。
また、「LINEバイト」では「1日で10万円」というバイトがあったので見てみたところ、とある映画の試写会のようなところで特別な体験をしてもらうだけで10万円とのこと。
何をやるのかはわからないのですが、応募する時に「タイムライン」に告知が必須となっており、LINEを使って「社会へ認知させる手法」が考えられているなぁと感心させられました。
このように、昨今SNSが人々に与える影響力は年々大きくなるばかりで、今やテレビ局もネット社会と敵対するのではなく、協業し共に成長するという方向へ完全にシフトしています。
これだけ多くの人々に影響力のあるメディアが発達した社会で企業がマーケティングのツールとしてSNSに注目するのも頷けます。
では、これらSNSを企業が利用する際にどのような点に着目してどのように利用するのが良いのかを考えてみましょう。
◆SNSの価値判断とは
1.SNSのアクティブユーザー数
SNSの価値を測る指標として「ユーザーベース」という考え方があります。
単純に説明するとどれだけ多くの人がそのSNSを利用しているのかという指標です。
アプリの価値を考える際にユーザーベースも大事ではあるが、さらに今大事だと考えられているのが、ユーザーが日常ちゃんと使っているかということです。
例えば、下記の表はLINE株式会社が発表している「LINE NEWS」だけのアクティブユーザー数ですが、利用している人が伸びているだけでなく非常に多いのがわかりますね。(2015/12時点で発表)
※アクティブユーザーとは月に1回以上、LINE NEWSへアクセスしたユーザー数の合計。
そしてマーケティングで考えるときにはLINEのアクティブユーザー数という括りだけではなく、LINEの中のどのセグメント(区分け)のユーザーへアプローチしたいのか、ということも重要です。
例えばLINE NEWSであればひと目で最新の話題やニュースが把握できる「やさしいニュース」というコンセプトというのが、LINE株式会社が発表しています。
難しい時事ネタや経済ニュースというよりはもう少し幅を広げた一般層がメインユーザーです。
LINEの中のアプリも含めた場合10億ダウンロードまで伸びているため、コンバージョン率を高めるためには、きっちりとしたターゲット(ペルソナ)の設定も含めて重要となります。
2.SNSを活用しているユーザーの年齢層
下記の表は新成人にアンケートをとったSNSの利用実態です。
やはり、連絡手段としても非常に便利なLINEが最も利用者が多いですね。
また、Instagramについては2016年から調査が開始されていますがfacebookにすぐ迫るような勢いで利用者が伸びています。
2015年末時点でInstagramのユーザー数は4億人を突破したとも言われているので世界的に見ても影響力の多いSNSです。
また、facebook、mixi、google+については減少傾向にあります。
Facebookの利用ユーザーは30代~40代がメインと言われていますが全体のユーザー数としては平行線のようです。
とはいえ、まだまだ30代、40代のメインユーザーに対しても存在感は大きいSNSなのでマーケティングで利用しない手はないでしょう。
自社の強みとターゲットの絞り込みをしっかりと行ったうえでどのSNSを利用するかが大事なのでそれぞれの特徴を踏まえた上で利用していきましょう。