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プログラマがやるべき絶対にモテない趣味5選

「プログラマの三大美徳」をご存知だろうか?
Perlの生みの親であるLarry Wall氏の弁だそうだが

  1. 怠慢 Laziness
  2. 短気 Impatience
  3. 傲慢 Hubris

である。以下に原文の引用と乱暴な意訳を記す。
 

Laziness

The quality that makes you go to great effort to reduce overall energy expenditure. It makes you write labor-saving programs that other people will find useful, and document what you wrote so you don’t have to answer so many questions about it. Hence, the first great virtue of a programmer.

楽するために努力を惜しまない気質。これがあれば労力を減らすためのプログラムを書いたり、下らない質問に答える必要がなくなるようにドキュメントを作成したりするだろう。故にプログラマの第一の美徳である。

Impatience

The anger you feel when the computer is being lazy. This makes you write programs that don’t just react to your needs, but actually anticipate them. Or at least pretend to. Hence, the second great virtue of a programmer.

パソコンが思った通りに動かない時の怒り。これがあれば現状の問題だけでなく、想定される問題にも対応したプログラムを書こうとするだろう。故にプログラマの第二の美徳である。

Hubris

Excessive pride, the sort of thing Zeus zaps you for. Also the quality that makes you write (and maintain) programs that other people won’t want to say bad things about. Hence, the third great virtue of a programmer.

天罰が下るくらいの過剰なプライド。これがあれば他人に文句の言われようのないようなプログラムを書き、保守するだろう。故にプログラマの第三の美徳である。
 
要するにクソ野郎である。光栄なことに筆者はこれら全てを兼ね備えたクソ野郎である。怠惰すぎてコード書くか酒を飲む以外何もしたくなくて下手すりゃ死ぬ恐れがあるので趣味を作ることにしている。
趣味の選定方法は「素晴らしいコードが書けた時」のあの脳内麻薬ドバドバ感を味あわせてくれるかどうか。である。
 

①タイピング


the 王道
プログラマなら多かれ少なかれタイピング練習に励んだことがあるのではないだろうか。昨今ではエディタの補完機能が頼もしすぎるのでゴリゴリ文字入力することは少ないが、タイピングが速くて困ることはない。
いくつかタイピング練習サービスを紹介する。
e-typing
寿司打
この辺りは特にタイピングが趣味でない人でも知っている有名なものだろう。e-typingで300程出せればタイピングに習熟していると言って良いと思う。
しかしながらプログラマにとって日本語入力は主たる目的ではなく、英語を打つことの方が多いので英語タイピングも練習することをお薦めする。
TypeRacer
多分ここが世界一レベル高い、フルボッコにされること間違い無し。
Typing Practice for Programmers
ひたすらコードを写経するだけの修行以外の何物でもないサービス。
タイプウェル
日本語も英語も英数字記号全て入り混じった文字列も全てこのソフトで練習できる。
このソフトでZランクに到達するとZタイパーと呼ばれ人間をやめることができるのでお薦め。
 

②ルービックキューブ


これも王道。
ルービックキューブを解ける人は頭が良いと思われがちであるが、これは間違いでありルービックキューブはある程度のレベルまでは暗記ゲーである。
ほんの数手順覚えるだけで2,3分で全面を揃えることができるようになるので、子供の頃挫折した方は下記リンクを参考に再チャレンジしてみると楽しいかも知れない。
初めてのルービックキューブ
ちなみにその辺のおもちゃ屋で売ってるキューブは決して回しやすいとは言い難いので、こちらの通販にて競技用のキューブを購入することをお薦めする。
triboxストア
決してステマではない。
 

③数学


「数学」というと大仰であるがなにも高等数学やろうぜと言うのではない。せいぜい高校数学の範囲で目の前にある様々な事象を計算しちゃおうぜ程度の趣味である。
日頃から数を分解する癖をつけておけば例えば、本年を迎えた瞬間に2017=7^3+7^3+11^3と立法数の和で表せることに気づきちょっとニヤけることができるようになるのである。
こういった数遊びの例として、4桁の数字から四則演算で10を作るテンパズルという数遊びは誰しも一度はやったことがあるだろう。これを拡張し、四則演算+階乗累乗累乗根ありというローカルルールを友人と考えたことがある。
四則演算のみでは絶対に10にはできない組み合わせを強引に10にしちゃおうぜって試みだ。例を挙げると「5788」や「6666」などを力技で解くことができる。
上記のような例は遊び要素が強すぎるが「数学」というものの考え方はプログラマにとって大きな武器となる。
そもそもプログラマにとって基礎教養の範囲ではあるが、数学苦手な人は青チャートからやり直してみるだけでも書けるプログラムの幅が広がるだろう。立体を描画しようと思ったら三角関数の知識が必要だし、機械学習しようと思ったら統計学の知識が必要となる。
ただしハマりすぎると世間から逸脱した世界線で生きるはめになるので程々にした方が良い。
 

④筋トレ


「筋トレが最高のソリューションである」という本が昨年流行ったことは記憶に新しい。
プログラマとは上からの仕様変更に振り回される仕事であり、それがいわゆるブラックな職種だとされる所以である。
しかし考えてみて欲しい。
もしあなたが孫悟空ほどの戦闘力を持っていたとしたら、逐一上司に苛立ったりするだろうか?
いざとなれば腕力で葬ってしまえばいい、その物理的事実は精神に余裕を生む。
タイトルとは反してしまうが、社会的にも評価の高い趣味である。
 

⑤けん玉


バグにハマり何をどう頑張っても解決法が思いつかない時がある。そんな時諦めて寝て起きたら一瞬で解決した、なんて経験はプログラマなら誰もが持っているだろう。
ハマった時は正面から押し切ることを諦め、いっそ一度忘れちゃおうってのは妥当な判断だと思う。
そこで最近筆者がやっているのがけん玉である。
棒を穴に入れる
ただそれだけの行為に没頭する瞬間、脳内は完全なる無となりリセットされる。
まずは一級目指してみると良いだろう。
準初段までの技 | 日本けん玉協会
灯台という技ができるようになった頃、あなたのバグ耐性は桁違いに向上しているだろう。
 
今回は筆者が実際にある程度ハマったことのある趣味だけを紹介させてもらったが、脳内麻薬分泌系の趣味としては他にも
ダーツ、ボウリング、音ゲー、ボルタリング、ペンスピン、電子工作、ジャグリング…etc
などが挙げられるだろう。いずれも内向的で社交性のかけらもなく、ひたすら己の限界に挑戦し続ける系の競技ばかりである。

プログラマやエンジニアにとっても一番大事なのはコミュニケーションスキル

のような風潮を否定する気はない。あるに超したことはないしそういった人材が評価されるのは当然だろう。しかし、それが本質であるかどうかは議論の余地があるように思う。
自分自身と、自分自身が書いたコード。
その閉ざされた世界の中で、傲慢に、短気に、怠慢に闘い続けることができる人が、世間をあっと言わせるようなプログラムを書けるのではないだろうか。
我々にとって「気持ち悪い」は褒め言葉である。

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