越境ECで買われている商品とは?
こんにちは。
相変わらず1,980円のブラウスを着られていない、ディレクターの関です。
(ブラウスとは?と思われた方、こちらをどうぞ)
今回は、越境ECについて触れてみようと思います。
そもそも越境ECとは
聞いたことない方も多いと思います。
越境ECとは、別名クロスボーダー取引とも呼ばれ、国を超えてECサイト上で取引することを言います。
経済産業省によれば、2020年には2013年の4倍の越境EC流通額が生まれる想定だそうです。
何故ここまで注目されるようになったのでしょうか。
越境ECで買われている商品とは
始まりは5年前
そもそも越境ECは、5年ほど前に第一次ブームが訪れています。
当時は、多くの企業がこぞって中国や東南アジアに進出しました。
この頃は日本製という信頼や、安全性を売り出した商品が人気だったようです。具体的には、衛生用品や電化製品などがこれに当たります。
現在
5年前と同様、日本製ブランド品もよく売れているようですが、最近はそれ以上に、日本ではごく当たり前に見かける商品が人気のようです。
例を挙げると、ブランド「無印良品」や日本の「調味料」、「化粧品」などなど。
理由として、越境ECサイトの配慮により現地(海外)で買うより安く手に入れられるということが挙げられます。
例えば中国の大手ECモールである「天猫T-mall」では、日本の公式サイトで3,240円で買える口紅が5,200円で売られていたりします。
欲しいものが自国より安く買うことができ、なおかつ本物が本国から送られてくるとなれば、越境ECのサイトに流れるのは当然と言えます。
では日本の独自ブランドを売り出せば良いのか
独自ブランドが一番受け入れられるかというと、そうでもないのです。
越境ECの場合、ターゲットを絞って売る商品を設定することが一番効果的となります。
例えば、購入者が同じ国に住んでいたとしても、日本人か外国人かで求める商品は違ってきます。
購入者が海外居住の日本人の場合
この層は、日本にノスタルジーを感じている場合が多く、より日常に近いものを求める傾向にあります。
食品、日用品、消耗品などが人気です。
購入者が海外居住の外国人の場合
法人か個人かにもよりますが、大体日本製品への期待や文化への興味でサイトを訪れる人が多いです。
そのため、独自ブランドや化粧品などが響きやすくなります。
まとめ
最近では日本語に対応したモールや、出店支援サービスが増えてきており、越境ECへの参入は容易になりつつあります。
オリンピックに向けて外国人観光客が増加することも予想されるため、さらなる日本商品の普及、ECサイトの活性化にも繋がっていきそうです。