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その機能、本当にWordPressのプラグインで実装する?

WordPressでサイト制作を行う場合、大きなメリットとなってくるのがプラグインの存在です。
何と言っても母数が非常に多いため、込み入った要件なのにピンポイントで叶えてくれるプラグインが出てくるケースも少なくありません。
しかしながら、何でもかんでもプラグインで済まそうとするのはおすすめできません。この記事ではその根拠を洗っていきましょう。

要らない処理が多い

ほぼ全てのプラグインは、こちらの目的には必要のない処理が多数入っています。
functions.phpに十数行書けば完全に実現できる処理でも、同機能を持つプラグインは大抵が複数ファイルの集合体になっているのが実情です。
プラグインは出来が悪くてムダだらけ…というわけではありません。インストールするWP一つ一つに様々な環境やニーズがあり、それらに応えるため可能な限り多機能にしておく必要があるのです。大は小を兼ねる思想が基本なわけです。
この性質は個人目線だと不利益が目立ってきます。何がいけないのかを掘り下げると次のようになります。

処理が重くなる

実際に使っていない部分の機能も、使う使わないの前にファイルの呼び出しや条件分岐等を行っているため、何らかの負荷は確実にかかります。
基本的には微々たる負荷ではありますが、プラグインが増えると少しずつ無視できないものになってきます。

想定外の現象が起きやすくなる

プラグイン作者の心遣いなどが、思わぬ形で不具合として刺さってくることがあります。
例えば、アクセスしたデバイスによってテーマを切り替えるプラグイン、「MultiDeviceSwitcher」は、スマートフォン上でPC用のテーマを呼び出すためのボタンがページ最下部に自動で挿入されます。
これはオプションでOFFにすることが可能ですが、導入目的であろう切り替え処理自体はサーバー内の処理で完結するので、わざわざボタンが出てしまっていることに気づきにくいです。
このように、想定しづらい現象に目を光らせないといけません。自力で処理を構築する場合も当然デバッグは必要ですが、バグの傾向などは予測しやすいはずです。

サポートしづらくなる

他者が構築した処理内容を100%をこちらで掌握することは難しいので、要件が細かく変動していくと、次第にサポートしきれなくなっていく恐れがあります。
「その要件ならこのプラグインでいける!」と結論を出す前に、その段階で上がっている要件がどれほど確かなものかを確かめる必要があるでしょう。

まとめ

簡潔にまとめると、「重くなりやすい」「バグが想定しづらい」「長期的なサポートがしづらい」というのが理由です。
どれも重要度が高い要素なので、何もかもプラグインに依存すべきではないということがおわかり頂けるのでは無いでしょうか。
もちろん、プラグインによる実装が最適解である状況も沢山あります。
短慮な対応をせず、どう実装するのがベストなのかをその都度よく吟味してみることが一番でしょう。

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