Amazon GOオープンから推察する、コンビニとECの可能性

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2018.02.23 Webマーケティング

Amazon GOオープンから推察する、コンビニとECの可能性

“画像引用:The Seattle Times”

SPCの社歴は浅いが、デザイナーとしてはそこそこ(?)の筆者は、今回コンビニの話題を取り上げたいと思います。
本当にそこそこなのですが、ありがたいことに日本の某コンビニ3社のデザイン制作案件に携わらせていただいた過去があり
無駄に親近感があります。そんな私にとってもコンビニ業界にとっても、最近注目するニュースが入ってきました。

2018年1月22日、アメリカ・シアトルにこれまでにない全く新しいコンビニエンスストアがオープンしました。
Amazon GO1号店、その名の通り誰もが知る大手ECサイトを手がけるアマゾンが出店したコンビニで世間的にも話題になっています。
今回はそのAmazon GO出店について語りながら、今後のコンビニとECサイトの可能性を考えてみたいと思います。

Amazon GOとは

単刀直入に言ってしまえば“レジの無いコンビニ”です。
来店客はスマートフォンを持って入店するだけで、あとは陳列されている棚の商品を手に取ってお店から出るだけ。
非常に簡単かつシンプルです。
これは、自動車などの自動運転技術で活用されているコンピュータ・ビジョンやセンサー技術を用いて来店客や商品情報を管理し
スムーズな決算がなされる事で成り立っています。
かねてより話題にはなっていましたが、2017年にAmazonの社員のみ利用できるテスト店舗で試験導入を繰り返し、ついにオープンに至り
1号店の開店以降多くの利用者で賑わっています。

店舗の利用方法

まず、自分のスマートフォンにAmazon GOのアプリをインストールして諸々登録しておきます。
そのスマートフォンを持って来店し、電車の自動改札機のような入り口でQRコードを読み取り口にかざして入店します。
入店したら欲しい品を手に取ります。ショッピングバッグも置かれているのでバッグに入れて持ち運ぶ事もできます。
お会計はそのままゲートと通りお店を出れば清算され、レジに並ぶことや待つことも無く簡単に買い物ができます。

店舗の入り口で顧客がスマートフォンをかざして入店

“画像引用:The Seattle Times”

買い物中、手に取った商品はすべてスマートフォンに表示され、万が一内容が異なる事があればその場ですぐに修正できます。
また、購入後にエラーに気づいた場合や商品が不満だった場合、アプリ内で払い戻しができ、返品ができます。
しかも驚く事に、商品は必ず返品しなくても良いそうです。

来店し商品を手に取り退出するだけ、シンプルで便利です。

amazonの公式動画

可能にしている技術

天井前面に設置されたカメラ

“画像引用:The Seattle Times”

ここまで簡略化された買い物を可能にしているのは、店内に数多く設置されているカメラとマイク、センサーを駆使し組み合わせることで情報を一括管理しています。

店内の天井に無数のカメラを設置し店舗全体の来客を捉え、ディープラーニング・アルゴリズムという技術で人の動作を
トラッキングし、商品を手に取る動作や棚に戻す動作を正確に把握する事で可能としており、この技術には特許も申請中との事です。

 

メリット

Amazon GOは従来のコンビニに無い利点が顧客側・店舗側それぞれに多くあります。
大人数で来店者が来ても、会計で並ぶこともなく精算もスムーズに行え、レジが無い事での人件費削減や、商品の在庫や鮮度管理も管理しやすく万引きのリスクも削減できます。
日本のコンビニでも似た形態の運営を、近い将来LINE Payなどを用いながら実現を目指すなど打ち出していてAmazon GOにも注目しています。

この利便性には当然着目する所ですが、筆者が着目していて可能性を感じるポイントは他にあります。

 

顧客情報の傾向分析と把握

従来のコンビニ店と違い、ECサイトの利点が組み込まれている点。そう、明確な顧客情報が把握でき
傾向分析ができる点にもの物凄い可能性を感じています。

勿論、現在日本にあるコンビニ各社も顧客情報を収集し、店舗の陳列商品に反映していますがその情報の精度は大きな差があると考えます。
現在日本にあるコンビニの主流は、精算時に購入者を見た目で判断し男性か女性か、年齢は何歳位か(12歳以下、13~19歳、20~29歳、30歳~49歳、50歳以上)を
店員が判断して打ち込み、その情報を集計したデータを基に商品陳列に反映していきます。
ですがこの集計ですと、店員の判断に一任される部分があり、少なからずブレが生じてきます。

例えば、筆者経験談での感覚ですが最近多い外国人の店員さんは日本人を若く見てくれたり、学生時代コンビニ店でバイトしていた
友達の発言『酒やたばこの購入者は年齢確認しなきゃいけないのメンドイから基本的に低年齢は幼い』(※こんな不届き者は真似してはいけません)など
精度の高い情報になりかねない事柄もあると感じています。

 

今後の可能性

Amazon GOはいつ何処で誰が何を購入したのか、はたまたカゴに入れた商品は何かが明確に把握できます。
ゆくゆくはECサイトと連動し、購入履歴や一度カゴに入れた商品情報をオススメ商品として告知するなどして
一人ひとりの要望に合わせた商品提供が可能になり、コンビニとECサイト連動による利便性は更に向上していけるはず。
と筆者は可能性を感じてなりません。

 

終わりに

ほぼ毎日のように利用しているコンビニですが、思い返せばチケットが買えるようになったり、24時間ATM、荷物受け取り、クリーニング委託、公共料金の支払い…。
ひと昔と比べると、どんどん出来る事も増えて進化しています。

来る将来、日本のコンビニでもAmazon GOのような利用形態が可能になり、今以上に利便性が向上する未来がやって来るのでしょうか。楽しみですね。

 

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