ECコラム
ECサイト制作後にSNSを活用する理由は?
活用する際の注意点なども解説
目次
導入
近年、SNSを利用するユーザー数の増加に比例し、ビジネスツールとしてSNSを活用する企業も増加傾向です。特にECサイト制作後にSNSを活用することで、さまざまな効果が期待できます。
この記事では、ECサイト制作後にSNSを活用する理由や、活用の注意点などをご紹介します。
ECサイト制作後にSNSを活用する理由
ここでは、ECサイト制作後にSNSを活用する理由についてご紹介します。
新規ユーザーの獲得
SNSアカウントを新規で開設し、制作したECサイトの情報を発信することで、今まで訪問したことのない新規ユーザーの獲得が見込めます。SNSは無料で投稿ができるうえに、拡散機能によってより多くのユーザーに向けて情報を発信できます。特に、インフルエンサーなどの影響力のある人物に情報を拡散してもらえれば、数万人規模のユーザーへの情報発信が可能です。
ブランドに対する認知度・イメージアップの向上
SNSではECサイトの情報だけではなく、商品イメージやコンセプト、社会活動なども投稿できるため、ブランドに対する認知度やイメージ向上につながります。ただし、定期的かつ適切な内容を投稿しないと、認知度やイメージの向上にはつながらないため注意しましょう。
ロイヤリティの高い顧客の獲得
SNSでは、ユーザーと企業が直接コミュニケーションを取れるため、信頼や愛着といったロイヤリティの高い顧客を獲得できます。ロイヤリティの高い顧客は、ECサイトで商品を購入するだけではなく、自ら率先して商品の好意的な情報をSNSで発信し、新たなユーザーを呼んでくれる効果が期待できます。
代表的なSNS
ここでは、マーケティングで活用される代表的なSNSについてご紹介します。
ユーザー数が一番多いといわれるSNSで、主に10代~30代の利用者が多いとされています。他者のツイートを自身が拡散できるリツイート機能による拡散力の高さと、個別でやりとりをしたい場合にDM機能を活用して気軽にコミュニケーションが取れるのが特徴です。ただし、投稿できる文字数が140文字と制限されているため長文の発信ができず、ユーモアのある投稿が難しいとされています。
主に10代~30代の女性ユーザーが多いSNSで、文章で情報を伝えるのではなく、写真や動画など視覚的に情報を伝えることで、より具体的な商品イメージをユーザーに形成させられるのが特徴です。また、ユーザーが直感的に購買行動を楽しめるよう、投稿の中で商品購入ページへの誘導をできる機能もあるため、売上アップも見込めます。Instagramでユーザーを集めるには、投稿するハッシュタグに商品名やブランド名を入れるだけではなく、遊び心を用いたタグを併記するのがおすすめです。
利用するユーザーの年齢層が他のSNSよりも比較的高く、主に30代~40代に多く利用されています。ユーザーは基本的に本名でアカウントを登録するため、匿名性のSNSよりも信頼性が高く、購買率の上昇や検索エンジンからサイトへの訪問者を増やすSEOに強いという特徴があります。ただし、Facebookの投稿は時系列順に表示されず、広告も多いためフィード内に埋もれてしまう可能性があります。
LINE
日本国内のユーザー数が最も多く無料で通話やメールができるSNSです。ビジネス向けのアカウントは「LINE公式アカウント」や「LINE@」と呼ばれ、アカウントを友達追加しているユーザーに向けて、メッセージやクーポンを一斉送信できる機能があります。公式アカウントに登録していることは、自社商品やECサイトに少なからず興味を持っているユーザーであるため、企業側にとってはターゲット層を絞って宣伝できるメリットになります。
SNSを活用する際の注意点
ここでは、SNSを活用する際の注意点についてご紹介します。
効果が出るまでに時間がかかる
自社のアカウントを開設し始めた当初は、認知度が低くフォロワーも少ないため、効果的な集客が見込めない可能性があります。そのため、まずは定期的に情報を投稿してフォロワーを増やすところから始めましょう。なるべく早く集客力を高めたい場合は、検索エンジンにキーワードを入力して結果が表示される「リスティング広告」などの施策も同時に取り組むとよいでしょう。
商品やターゲットによってSNSを使い分ける
SNSによって、商品の魅力を最大限伝えられるものや情報の拡散力が高いもの、若者の利用率が高いものなど特徴はさまざまです。そのため、自社がターゲットにしているユーザー層などを分析し、複数のSNSを使い分けて情報発信しましょう。
炎上するリスクがある
SNSでは、不適切な投稿や間違った情報の発信によって炎上するリスクがあります。一度炎上してしまうと、投稿内容が拡散され企業の信頼度が大幅に失われてしまい、信頼を取り戻すために大幅な時間を費やさなければなりません。炎上を回避するためには、投稿内容を一度再読して差別的または不自然な点がないかをチェックする習慣、心掛けが大切です。
まとめ:SNSを活用してECサイトの効果的なマーケティングを行おう!
ECサイトを制作後は、SNSを活用して新規ユーザーの獲得や商品・企業の認知度、イメージの向上につなげるマーケティングが盛んに行われています。ただし、短期的な効果が見込めないことや、炎上による信頼の損失リスクもあるため、SNSを運用する際は十分に注意しましょう。