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採用のカスタマージャーニーとは?設計方法や導入のポイント、マップの作成方法を解説

売り手市場が加速する現代の採用活動において、求職者の心理に寄り添ったアプローチは欠かせません。
求職者の心理によりそうには「カスタマージャーニー」を理解する必要があります。
本記事では、採用カスタマージャーニーの基礎知識から、カスタマージャーニーマップの作成方法、失敗しないためのポイントまで詳しく解説します。

カスタマージャーニーとは

カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」という意味であり、あるターゲットが商品やサービスを認知してから、購買やファン化に至るまでのプロセスを旅に例えた言葉です。
この概念を正しく理解するために、まずは本来のマーケティングにおける位置づけと、それがなぜ現在の採用活動に応用されるようになったのかという背景を見ていきましょう。

マーケティングにおける基本的な概念

マーケティングにおいてカスタマージャーニーとは、ペルソナと呼ばれる詳細な顧客像が、商品を認知し、関心を持ち、比較検討を経て購入に至るまでの行動・思考・感情のプロセスを時系列で可視化したものを指します。
顧客がどのフェーズでどのような壁にぶつかり、何を求めているかを把握するために用いられます。
現代は消費者の行動や価値観が多様化しているため、単に商品を宣伝するだけでは売れない時代です。
そのため、顧客の動きを深く先回りして理解する手法として、多くの企業で標準的に導入されています。

採用活動に応用される理由

カスタマージャーニーの考え方が採用活動に応用される理由は、求職者を「求人を探す顧客(カスタマー)」として捉える採用マーケティングの視点が必要不可欠になったからです。
企業が求人を出せば応募が来る時代は終わり、求職者から選ばれるためのアプローチが求められています。
求職者が自社を認知し、興味を持ち、面接を受けて入社を決意するまでのストーリーは、まさに顧客の購買プロセスと同じです。
求職者の心に響く採用活動を展開するために、このマーケティング手法が転用されています。

採用におけるカスタマージャーニーとは

採用におけるカスタマージャーニーとは、ターゲットとなる求職者が自社の求人や存在を認知してから、応募、選考、内定承諾、そして最終的に入社するまでの一連のプロセス」を指します。
ここでは、採用マーケティングにおける位置づけや、従来の採用手法との具体的な違いについて解説します。

採用マーケティングにおける位置づけ

採用におけるカスタマージャーニーは、採用マーケティング戦略の骨組みとなる極めて重要な位置づけにあります。
採用マーケティングとは、高度な人材獲得競争を勝ち抜くためにマーケティングの手法を採用に応用する考え方ですが、その中心にあるのが求職者視点です。
カスタマージャーニーを策定することで、ターゲットに対して「いつ」「どのチャネルで」「どのようなメッセージを届けるべきか」という具体的なコンテンツ戦略やメディア選定の明確な基準を作ることができます

従来の採用手法とのアプローチの違い

従来の採用手法とカスタマージャーニーを活用した手法の大きな違いは、「企業目線」か「求職者目線」かという点にあります。
従来の採用は、求人媒体にスペックや条件を掲載し、応募してきた求職者をスクリーニングするという企業主導の一方通行なアプローチが主流でした。
一方でカスタマージャーニーを活用する手法は、求職者が転職活動中に抱く不安や期待といった感情の波に寄り添い、フェーズごとに最適な体験を提供する「体験型・双方向のアプローチへと変化します。

なぜ採用においてカスタマージャーニーが重要なのか

現代の採用市場において、多くの企業がカスタマージャーニーの導入を急いでいます。
なぜ採用においてカスタマージャーニーが重要なのか、その背景には日本の労働環境の変化や求職者の行動変容といった、複数の深刻な要因が絡み合っています。
ここでは代表的な4つの背景について詳しく解説します。

労働人口の減少と売り手市場の加速

カスタマージャーニーが必要とされる最大の背景は、少子高齢化に伴う労働人口の減少と、それに伴う極端な売り手市場の加速です。
多くの職種で求人倍率が高止まりしており、求職者は無数の選択肢の中から企業を選べる優位な立場にあります。
このような環境下では、企業が従来通りの待ちの姿勢で求人を出しているだけでは、優秀な人材はおろか、十分な応募数を集めることすら困難です。
求職者に選ばれるためには、彼らの動きを完全に把握したアプローチが不可欠となります。

求職者の情報収集チャネルの多様化

求職者が仕事を探す際の情報収集チャネルが劇的に多様化したことも、重要性を高める要因です。
かつては求人雑誌や大手就職サイトが主流でしたが、現在はSNS(X、Instagram、LinkedInなど)、企業のオウンドメディア、口コミサイト、各種エージェントなど多岐にわたります。
求職者はこれらのメディアを網羅的に行き来しながら、企業のリアルな姿を調べています。
そのため、企業側も求職者がどのタイミングでどのメディアを見ているかを把握しなければ、適切な情報を届けることができません。

採用競合との差別化の必要性

多くの企業が似たような条件や待遇を提示する中で、自社が採用競合との差別化を図るためには、条件面以外の「動機付け」が必要です。
求職者は給与や勤務地だけでなく、「この会社で働くことでどのようなキャリアが得られるか」「職場の雰囲気は自分に合っているか」といった情緒的な価値も重視しています。
カスタマージャーニーを描くことで、求職者の細かな心理変化に合わせた自社ならではの魅力を絶妙なタイミングで伝えることが可能になり、競合との差別化が実現します。

内定辞退や早期離職の増加という課題

せっかく内定を出しても辞退されてしまったり、入社後に早期離職されてしまったりするという課題も、カスタマージャーニーの欠如が原因であるケースが少なくありません。
選考プロセスにおいて、求職者の疑問や不安が解消されないまま手続きだけが進むと、内定獲得後に「本当にこの会社でいいのだろうか」というマリッジブルーのような不安が生じます。
心理的な変化をカスタマージャーニーで先回りしてケアしていくことは、内定辞退や入社後のミスマッチを防ぐ強力な手段となります。

採用にカスタマージャーニーを導入するメリット

採用にカスタマージャーニーを導入することは、単に求職者の理解が深まるだけでなく、企業の採用活動全体を劇的に効率化・最適化する明確なメリットをもたらします。
具体的な4つの導入メリットについて、順を追って見ていきましょう。

求職者目線に立った最適な情報発信ができる

カスタマージャーニーを導入するメリットとして、まず求職者目線に立った最適な情報発信ができるようになる点が挙げられます。
企業が伝えたい情報と、求職者がその瞬間に求めている情報には往々にしてギャップが存在するものです。
例えば、まだ自社を認知したばかりの層に具体的な業務選考フローを細かく伝えても響きません。
認知フェーズでは業界の魅力やビジョンを伝え、選考フェーズでは職場のリアルな雰囲気を伝えるといった、フェーズに完璧に合致した情報提供が可能になります。

採用チーム内や面接官の間で共通認識を持てる

採用に関わるメンバーや現場の面接官の間で、共通の認識を持てることも大きなメリットです。
採用活動は人事だけでなく、経営層や現場の面接官など多くの人間が関わります。
カスタマージャーニーという視覚的なマップを共有しておくことで、「今回のターゲットは今こういう心理状態で面接に来ている」「ここではこの不安を解消してあげるべきだ」という目線合わせが自然と行われます。
結果として、面接官によって対応や言うことが違うといったトラブルを防ぐことができます。

各採用プロセスの課題と改善点が明確になる

自社の採用プロセスのどこにボトルネックがあるのか、課題と改善点がデータおよび心理面から明確になります。
例えば「応募数は多いのに面接への移行率が低い」という課題に対し、カスタマージャーニーマップと照らし合わせることで、「応募直後の連絡内容が事務的すぎて、求職者の熱量が下がっているのではないか」といった仮説を立てやすくなります。
感覚値ではなく、求職者の行動フェーズに沿ってピンポイントで施策を打てるようになります。

入社後のミスマッチを防止し定着率が向上する

求職者が選考を通じて企業のリアルな姿や文化を正しく理解できるようになるため、入社後のミスマッチを防止し、定着率が向上するというメリットがあります。
カスタマージャーニーに基づいた採用活動では、求職者が各フェーズで抱くであろう懸念点(例:業務の厳しさ、残業の実態など)をあえて適切なタイミングで開示し、納得してもらうプロセスを含めます。
これにより、入社後に「思っていたのと違った」というギャップが生まれにくくなります。

採用カスタマージャーニーを導入する際の注意点

多くのメリットがあるカスタマージャーニーですが、ただ何となく作成するだけでは期待した効果を得ることはできません。
導入する際の注意点として、失敗に陥りやすい3つの罠をあらかじめ理解しておくことが大切です。

企業側の「理想の動き」を押し付けない

最も陥りやすい注意点は、企業側の都合が良い「理想の求職者の動き」をマップに押し付けてしまうことです。
「きっとこのブログを読んだら感動してすぐに応募してくれるはずだ」「説明会を聞けば全員が志望度最高になるだろう」といった企業の願望だけでジャーニーを作ると、現実の求職者の動きから大きく乖離してしまいます。求職者は時には迷い、他社と比較し、不安になって立ち止まるというリアルな現実をベースに設計する必要があります。

定期的な見直しとブラッシュアップを前提とする

カスタマージャーニーは一度作ったら終わりではなく、定期的な見直しとブラッシュアップを前提として運用しなければなりません。
市場のトレンド、競合他社の動き、あるいは自社が求める人材要件は時代とともに変化します。
また、実際に運用を始めてみると、想定していた求職者の動きとズレが生じることも珍しくありません。
数ヶ月に一度、あるいは採用シーズンの節目ごとに、実際のデータや内定者アンケートを基にマップを修正していく柔軟性が求められます。

作成すること自体を目的にしない

綺麗なカスタマージャーニーマップを作成すること自体が目的になってしまう「手段の目的化」にも注意が必要です。
ワークショップを開催し、カラフルな付箋を並べて立派なマップを完成させると、それだけで大きな達成感を得てしまいがちです。
しかし、本当に重要なのは完成したマップを基に「どの求人媒体を見直すか」「面接のトークをどう変えるか」といった具体的なアクションに落とし込み、実行することです。
作成はあくまでスタートラインに過ぎません。

採用カスタマージャーニーの設計手順

採用カスタマージャーニーの設計手順

ここからは、実際に採用カスタマージャーニーをどのように設計していくのか、その具体的な手順を4つのステップに分けて解説します。
この手順通りに進めることで、ブレのない精緻なジャーニーを設計することができます。

ターゲットとなるペルソナの設定

最初のステップは、カスタマージャーニーの主役となる「ペルソナ(詳細な人物像)」を設定することです。
単に「30代の経験者エンジニア」という大まかな属性だけでなく、現在の職場での不満、転職活動を始めたきっかけ、重視する価値観、よく見るSNSやライフスタイルまで、実在する一人の人間かのように詳細に落とし込みます。
ペルソナが具体的であればあるほど、その後の行動や心理の予測の精度が格段に高まります。

行動プロセスのフェーズ区切り

ペルソナが決まったら、次はその求職者が自社に入社するまでの行動プロセスを時系列のフェーズに区切っていきます。
一般的な採用活動では、以下のようなフェーズに細分化することが多いです。

  1. 認知   :自社を初めて知る
  2. 興味・関心:自社のことをもっと調べ始める
  3. 比較・検討:他社と条件や環境を比べる
  4. 応募・選考:書類応募や面接を受ける
  5. 内定・承諾:内定が出て、入社を決意する

ターゲットの特性に合わせて、これらのフェーズを適切に定義します。

各フェーズにおける接点の洗い出し

次に、区切った各フェーズにおいて、求職者が自社とどのような「接点(タッチポイント)」を持つかを洗い出します。
認知フェーズであれば「求人広告」「スカウトメール」「SNSの投稿」などが挙げられます。
比較・検討フェーズであれば「採用サイト」「社員インタビュー」「口コミサイト」になり、選考フェーズであれば「面接官の態度」「オフィスの雰囲気」「内定通知書の内容」などが接点となります。
漏れなく書き出すことが重要です。

感情・思考・課題の抽出

各フェーズのタッチポイントにおいて、ペルソナがどのような「感情」を抱き、何を「思考」し、どんな「課題(不安や障壁)」を持っているかを深く抽出します。
例えば、応募直前のフェーズでは「この会社の人間関係は本当に良いのだろうか(思考)」「応募して落とされたら嫌だな(感情・不安)」といったリアルな心理を想像、あるいはヒアリングによって導き出します。
ここがジャーニーに命を吹き込む最も重要な作業です。

採用カスタマージャーニーマップの作成方法

設計に必要な要素が揃ったら、それらを1つの表形式にまとめる「カスタマージャーニーマップの作成方法」へと進みます。
バラバラの情報を可視化し、組織全体で使える戦略ツールへと昇華させるための具体的な手順を解説します。

マップのフレームワーク・軸の決定

まずは、マップ全体のフレームワークとなる「軸」を決定します。
横軸に先ほど決めた「認知」「興味・関心」「比較・検討」「応募・選考」「内定・承諾」といった時系列のフェーズを並べます。
そして縦軸には「行動」「タッチポイント」「思考・感情」「自社の課題」「具体的な施策」といった項目を配置します。
ExcelやGoogleスプレッドシート、あるいはオンラインホワイトボードツール(MiroやMuralなど)を活用すると作成がスムーズです。

集めた情報のマッピング作業

フレームワークが決まったら、設計手順のステップで抽出したペルソナの情報や行動、心理プロセスを各マス目へマッピング(配置)していきます。
この作業は人事担当者一人で行うのではなく、採用に関わるメンバーでワークショップ形式で行うのが効果的です。
付箋を使って意見を出し合いながら、「このフェーズの求職者の不安はここだよね」と議論を重ねることで、より立体的で現実味のあるマップが完成していきます。

具体的な採用施策への落とし込み

マッピングが完了したら、最後に最も重要な「具体的な採用施策への落とし込み」を行います。
マップ上に現れた求職者の感情の落ち込み(不安や課題)がある場所に対し、それを解消するための自社の動きを書き込みます。
例えば、「面接前日に極度の緊張と不安を抱いている」というマスがあれば、施策として「面接の流れや面接官のプロフィールを事前にメールで送る」といった、明日から動かせる具体的なタスクへと変換していきます。

採用カスタマージャーニーマップを失敗しないためのポイント

せっかく時間をかけて作成したカスタマージャーニーマップが、現場で全く役に立たない「絵に描いた餅」になってしまうケースは少なくありません。
マップ作成を失敗させないための極めて重要な3つのポイントを解説します。

求職者や内定者の「生の声」を反映させる

失敗しないための最大のポイントは、机上の空論を排除し、実際の求職者や直近の内定者、さらには既存社員へのヒアリングによる「生の声」をベースにマップを作ることです。
人事が「こうだろう」と想像した心理と、実際に転職活動をした人が感じたリアルな本音には必ずズレがあります。
「なぜ他社ではなく自社に応募したのか」「選考中に何が不安だったか」を直接インタビューした結果をマップに反映させてください。

ネガティブな不安にも着目する

求職者が自社に対して抱く、ネガティブな不安や疑念にこそ徹底的に着目してください。
採用活動において、企業は自社の良いところばかりに目を向けがちですが、求職者が行動を起こせない原因や辞退する理由は、常に「ネガティブな要素」にあります。
「残業が多いのではないか」「ブラック企業だったらどうしよう」という生々しい不安から目を背けずマップに書き出すことで、初めてそれを解消する効果的な施策が生まれます。

スモールステップで運用を開始する

最初から100点満点の完璧なマップを作ろうとしないことも、挫折を防ぐポイントです。
全職種、全方位をカバーする巨大なマップを作ろうとすると、作成だけで何ヶ月もかかり運用前に疲弊してしまいます。
まずは「新卒採用のこの職種だけ」「中途採用の最重要職種だけ」といった形でターゲットを絞り、コンパクトに作り上げて運用を開始しましょう。走りながら修正していくスモールステップの意識が成功の秘訣です。

採用カスタマージャーニーの活用シーン

作成したカスタマージャーニーマップは、日々のあらゆる採用実務において強力な判断基準として活用できます。
ここでは、特に大きな効果を発揮する3つの具体的な活用シーンについてご紹介します。

採用サイトや求人票のコンテンツ改善

1つ目は、採用サイトオウンドメディア求人票のコンテンツ改善です。
求職者が「興味・関心」や「比較・検討」のフェーズにいるとき、彼らが何を知りたがっているかがマップを見れば一目でわかります。
「働く環境のリアルな数字を知りたい」という心理があれば、採用サイトにオフィス環境のインフォグラフィックスを追加したり、「評価制度に不安がある」という課題があれば、評価基準に関する社員インタビューを掲載したりといった、ピンポイントな改善が可能になります。

インターンシップや会社説明会のプログラム設計

2つ目は、インターンシップや会社説明会といったイベントのプログラム設計です。
これらを単なる「自社紹介の場」にするのではなく、参加する学生や求職者がその時点で抱いている「業界への不安」や「職種への疑問」を解消する体験の場へと昇華させます。
ジャーニーマップに沿って、イベントの冒頭で何を話し、途中でどのようなワークを挟めば、終了時に志望度が次のフェーズ(応募)へ移行するかを逆算して設計できるようになります。

面接・面談におけるコミュニケーションの最適化

3つ目は、面接や面談における求職者とのコミュニケーションの最適化です。
選考フェーズが進むにつれ、求職者の心理は「合格したい」という気持ちから「本当にこの会社で長く働けるか」という見極めの心理へと変化します。
面接官がマップを頭に入れておくことで、一次面接ではスキルやカルチャーマッチを確かめつつ、最終面接手前では求職者のキャリアプランへの不安をじっくり聞くといった、ステージに応じた最適なコミュニケーションが取れるようになります。

採用におけるカスタマージャーニーに関するよくある質問

ここからはカスタマージャーニーについて寄せられた質問にお答えいたします。

Q1. 採用カスタマージャーニーとペルソナの違いは何ですか?

A. ペルソナは「求める人物像」カスタマージャーニーはその人物像が辿る「プロセス」を指します。
ペルソナは「自社が求める理想の求職者像」という単一の人物モデルを指します。
一方、カスタマージャーニーはそのペルソナが自社を認知してから応募・入社に至るまでの「時系列の行動や心理プロセスの流れ」を指すため、両者は連動して活用するものです。

Q2. マップ作成にはどれくらいの期間やリソースが必要ですか?

A. 一般的には1ヶ月から2ヶ月程度を要します。
企業の規模や対象職種にもよりますが、事前のデータ収集からワークショップによるマップ作成まで、一般的には1ヶ月から2ヶ月程度を要します。
人事担当者だけでなく、現場の社員や新入社員を巻き込んでプロジェクトを進めることが成功の鍵です。

Q3. 職種ごとにカスタマージャーニーマップを作るべきですか?

A. はい、職種ごとに作成することをおすすめします。
例えば「新卒の事務職」と「中途のエンジニア」では、仕事に求める条件や情報収集を行うチャネル、転職活動における心理障壁が全く異なるため、それぞれに最適化したマップが必要です。

Q4. 作成したマップの効果はどのように検証すればよいですか?

A. 各フェーズで設定した施策のKPIを定期的に計測します。
各フェーズで設定した施策のKPI(求人サイトのクリック率、説明会参加率、面接辞退率、内定承諾率など)を定期的に計測します。
想定していた求職者の動きと実際の数値に乖離がないかを分析し、マップと施策の修正を繰り返します。

カスタマージャーニーは求職者から選ばれるための羅針盤

採用におけるカスタマージャーニーは、激化する人材獲得競争において求職者から選ばれる企業になるための強力な羅針盤です。
ターゲットとなるペルソナを深く理解し、その行動と心理に寄り添ったカスタマージャーニーマップを作成することで、情報発信の最適化、ミスマッチの防止、そして採用チーム全体の連携強化が実現します。
作成する際は、企業側の理想を押し付けることなく、内定者や社員の「生の声」を大切にしながら、ネガティブな不安にも真っ向から向き合うことが成功の鍵となります。
まずは最重要職種から一歩ずつ、求職者の心に届く採用カスタマージャーニーの設計を始めてみてはいかがでしょうか。

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コラム監修者
株式会社SPC編集部
株式会社SPC編集部は、2012年創業のWeb制作会社・株式会社SPCに所属する編集チームです。採用サイト制作を強みとし、これまで多くの企業の採用支援を行ってきました。
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