#Webサイト制作
Web制作における確認事項一覧

目次
初めに
Web制作の過程では、多くの要素が複雑に絡み合うため細かなミスが発生しがちです。
細かいミスを一つでも多く防止することを目的とした、いつも自分が活用しているチェックリストの内容をまとめましたのでご紹介したいと思います。
確認環境
まず、以下の環境で表示・動作の確認を行います。
- シークレットモード で確認(キャッシュや拡張機能の影響を排除)
- 主要ブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edge、Brave)で表示崩れがないか確認
- デバイス確認(Android・iPhone・タブレット等の実機)
- 画面サイズごとのレスポンシブ確認(PC・タブレット・スマートフォン)
画面表示の確認
デザインと作成したWebページを比較し、大きな差異がないことを確認した上で、以下をチェックします。
フォント・テキスト
- フォントサイズ・文字の太さ・色に差異がないか
- 行間(line-height)が適切か
- ダミーテキストや仮テキストが残っていないか
- 画像に含まれるテキストに誤字・脱字がないか
- 中央揃えのテキストに不自然な改行がないか
表記統一
- 半角・全角スペースが適切に使われているか(Ctrl + F でページ内検索)
- 文字化けがないか(「?」等でページ内検索)
- 数字の表記(全角・半角)が統一されているか
- 語句の表記揺れがないか(例:「お問い合わせ」と「お問合わせ」)
- 句読点の位置が適切か(カンマではなく読点「、」になっているか)
レイアウト・デザイン
- 画面サイズによるレイアウト崩れがないか(セクションごとに確認)
- 角丸(border-radius)がデザイン通りになっているか
- 余白(margin・padding)が適切か
- 電話番号や金額に誤りがないか(電話番号はtelリンクも含む)
動作確認
ユーザー目線でサイトを閲覧し、クリックやスクロール等の動作で不具合がないかを確認します。
リンク・ナビゲーション
- すべてのリンクをクリックし、リンク切れや誤りがないか(リンクチェック拡張機能推奨)
- タブメニューやアコーディオン、ハンバーガーメニュー等の動作が正常か
- ホバー時にカーソルが適切なポインター(cursor: pointer;)に変わるか
- ホバーエフェクトが適切か(opacity で薄くするだけの処理は質素な印象を与えてしまうので避ける)
- 外部リンクは新規タブ(target=”_blank”)で開くよう設定されているか
アニメーション・スクロール
- アニメーションの動きが自然か
- スクロールによるレイアウト崩れがないか
- ユーザー操作(クリック・スクロール・ドラッグ等)が適切に動作するか
- 内部リンクでスムーススクロールが適用されているか、スクロール後の停止位置がずれていないか
内部の確認(ソースコード・SEO・パフォーマンス)
表示上は問題がなくても、Webサイトの品質向上のために下記項目を確認します。
HTML・CSS・JavaScript
- コンソールエラー(F12で確認)が発生していないか
- alt 属性が適切に設定されているか
- 絶対パス(https:// 等)に誤りがないか
- 画像は圧縮され、適切なフォーマット(JPG・WebP等)を使用しているか
- Webフォントの読み込み時にサブセット化されているか
- 余分なコメントアウトや不要なコードが残っていないか
メタ情報・SEO
- ファビコンが設定されているか
- OGP画像が設定されているか(SNSシェア時のサムネイル)
- Meta情報(タイトル・ディスクリプション等)が適切か
- h1タグがページに1つだけ設定されているか
アクセス解析・その他
- Googleアナリティクス・Search Consoleのタグが埋め込まれているか
- 404ページやリダイレクト設定が適切に機能しているか
- SSL化(https)対応がされているか
- httpでアクセスしても自動的にhttpsへリダイレクトされるか
- wwwの有無が統一されており、指定した方へリダイレクトされるか
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームの不具合は致命的なので、慎重に確認を行います。
入力項目の確認
- 必須項目が正しく設定されているか
- バリデーション(メールアドレス・電話番号等の形式チェック)が適切か
- 入力例(プレースホルダー)がわかりやすいか
- 自動補完(autocomplete)を適切に設定しているか
- ブラウザバックしたときに不自然な挙動をしないか
- エラー時の表示に問題はないか
送信処理の確認
- 送信後のサンクスページが表示されるか
- 送信確認メッセージが適切か
- 自動送信メールの文字コードが UTF-8 になっているか
- スパム対策(reCAPTCHA 等)が実装されているか
- 入力データが正しく送信・保存されるか
WordPressの確認点
WordPressの管理画面はクライアントも目にするため、機能面や操作性、安全性を向上させる必要があります。
基本設定
- サイトタイトル・キャッチフレーズが適切か
- パーマリンク設定が適切か
- 不要なデフォルト記事・ページ・コメントが削除されているか
- 管理者メールアドレスが正しいか
- 画像をアップする想定の項目でPDFをアップできてしまう等の誤操作を防止する工夫がされているか
テーマ・プラグイン
- 使用テーマが最新バージョンか
- 不要なプラグインがインストールされていないか
- プラグインの動作に問題がないか
まとめ
実際に作成するWebページによっては確認すべき項目が変化するため、万全なチェックリストとは言い切れませんが、今回ご紹介したようなチェックリストをテストアップ時に確認することで、多くの細かいミスを未然に防ぐことができます。
Web制作のトレンドは日々変化するため定期的にチェックリストを見直す必要がありますが、 今後もより高品質なWebサイトが求められることは変わらないでしょう。
チェックリストを活用した確認を徹底し、より良いWebサイトを制作していきましょう!
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