インフルエンサーのキャスティングに失敗しない
方法や注意点について解説
現在SNSが急速に拡大しており、消費者の商品購入やサービス利用においても重要な役割を担うようになりました。そんな中、企業が注目しているのが「インフルエンサーを使ったマーケティング」です。
このマーケティング手法は、「インフルエンサー」を利用することで、企業のブランディングやコンバージョンの向上などを図るものです。しかし、この手法を行う際には、インフルエンサーのキャスティングにしっかり気を配らなければなりません。
そこで今回は、マーケティングでインフルエンサーを活用する際にキャスティングの失敗を防ぐ方法や注意点について解説します。「キャスティングに不安がある」という企業担当者必見の内容なので、ぜひ確認してみてください。
■現代ビジネスにおいて注目されているインフルエンサー
まずは、インフルエンサーの概要について確認しましょう。
◇インフルエンサーとは
インフルエンサーとは、社会に対して大きな影響力を持つ人物のことです。インフルエンサーマーケティングを行うときには、「SNSで大きな影響力を持つ人物」に依頼をして進めていきます。
従来のインフルエンサーといえば、一般的に芸能人やテレビに出ている有名な著名人のことを指していました。しかし最近は「Instagram」や「Twitter」などSNSが普及し、これらを使って情報を発信する一般人の中には、多くのフォロワーを抱え大きな影響力を持つ人が出てきたのです。現在は、このような人をインフルエンサーと呼ぶのが一般的です。
インフルエンサーを使ったマーケティングの拡大は、一般人でもすぐに情報発信ができるSNSの普及と切っても切り離せない関係といえます。
◇インフルエンサーが注目される理由
インフルエンサーが注目される背景には、SNSが広告媒体として機能するほど影響力が強くなったことが挙げられます。何かを調べるとき、「Google」や「Yahoo」などの検索エンジンを使うことが一般的でしたが、最近ではTwitterやInstagramなどのSNSを使って調べる人も増えてきています。
また従来の広告媒体とは違い、SNSには拡散を期待できるといった特性があります。Instagramでいえば「インスタ映え」など利用者の興味を引く投稿は拡散され、他のユーザーにも配信されます。そして拡散を繰り返し、情報が芋づる式に広がっていくのです。
このようなSNSの特性やメリットを理解して、ビジネスとしてSNSをどのように使えば効果的なのかを熟知したインフルエンサーと契約し、インフルエンサーマーケティングを行う企業が増えています。
■SNSマーケティングにおいてインフルエンサーキャスティングは重要
ここからは、SNSマーケティングにおけるキャスティングの重要性や注意点を解説します。
◇キャスティングの重要性
インフルエンサーマーケティングを効果的に行うには、キャスティングが非常に重要だといえるでしょう。闇雲にインフルエンサーを雇ってマーケティングを行っても、期待する効果を得ることができない可能性が高いです。
インフルエンサーをキャスティングする際には、自社の商品やサービスに合う最適な人を選ぶことで、的確なインフルエンサーマーケティングを行うことが可能となり、その販促効果が得られるのです。
◇キャスティングを行う際の注意点
キャスティングを行う際は、自社のターゲットユーザーに対する訴求力の高いインフルエンサーを選びましょう。例えば、若い女性向けの化粧品の販促効果を得たい場合、インフルエンサーを使ったマーケティングで拡販するときは、「10～20代の女子に人気の、化粧品やおしゃれに気を配っているインフルエンサー」と契約することで大きな効果が見込めます。
また事前の計画も重要なポイントです。例えば、「前年度比で客数20％アップを目指すために、まずインフルエンサーマーケティングで10％アップから狙う」「SNSユーザー1万人に対してブランディングを行い、商品やサービスのコンバージョン率は0.8％を目標とする」など、あらかじめ綿密に計画しておくと、インフルエンサーが抱えるフォロワー数などから考えて、契約すべきインフルエンサーやその数などを決めやすくなります。
■インフルエンサーをキャスティングする方法と費用について
それでは実際に、インフルエンサーのキャスティングはどのように行えばいいのでしょうか。
◇インフルエンサーに直接連絡
自社の商品やサービスと相性の良さそうなインフルエンサーに直接連絡を取り、依頼する方法があります。しかし、この方法にはデメリットがあります。
多くの企業から依頼がある人気のインフルエンサーの場合、その分高額な報酬を要求される可能性があります。また、インフルエンサーの扱いに慣れていない担当者の場合、インフルエンサーとトラブルになる可能性もあります。
このように企業がインフルエンサーに直接依頼して契約する方法は、マッチングや扱いの面で不安が残ります。
◇キャスティングサービス会社に依頼
「初めての導入にあたり、マッチング面で不安」という場合におすすめなのが、インフルエンサーのキャスティングサービスを提供している会社に依頼する方法です。
マッチングや報酬面など自社が求める条件に合うインフルエンサーをキャスティング会社が探して紹介してくれます。例えば、費用をできるだけ抑えてインフルエンサーマーケティングを行いたい場合は、キャスティング会社が自社と相性が良く、かつ安価な報酬で契約可能なインフルエンサーを探してくれます。
JCでもインフルエンサーと企業様を繋ぐためのお手伝いとしてキャスティングサービスを行っています。また、ご相談いただいた企業様のサービスが実際にどのSNSでのマーケティングに適しているのかを確認して最適な方法をご提案させていただきます。
現在のマーケティングに不満がある場合や、インフルエンサーの活用を考えている場合はぜひ一度お問い合わせください。
◇インフルエンサーマーケティングの費用
実際にどのくらい費用がかかるのか気になる担当者もいると思います。
一般的にインフルエンサーに支払う報酬として、「インフルエンサーのフォロワー数×設定単価」で計算を行います。例えば、1万人のフォロワーを所有しているインフルエンサーとフォロワー単価3円で契約する場合は、1万人×3円＝3万円の費用がかかります。
フォロワー単価はインフルエンサーの人気度によって変わります。また、キャスティング会社を通している場合は手数料が別途発生するので、事前に費用を見積もっておきましょう。
■まとめ：自社に最適なインフルエンサーのキャスティングを行おう
今回はインフルエンサーの定義なども含めて、インフルエンサーのキャスティングに失敗しないための方法や注意点について解説しました。
「インスタ映え」や「バズる」などの言葉が流行するほど、現在SNSは広く普及しています。このようなSNSを使ったインフルエンサーマーケティングは、成果が出ることによって多くのSNSユーザーに自社商品やサービスを知ってもらうことができ、たくさんの販促効果を会社にもたらします。
ただし、SNSは使い方を間違えると「炎上」などの危険があることも踏まえて、社会常識もしっかり持っているインフルエンサーと契約するようにしましょう。
インフルエンサーに関するノウハウがない企業担当の方は、弊社をはじめとしたインフルエンサーのキャスティング会社と協力しながら、最適なインフルエンサーを活用してマーケティングをぜひ成功させてください。