要件を固めて、構成を考えて、コンテンツを充実させて、デザインを作って、コーディングして、動作チェックをして・・・
「やっとwebサイトが出来た!」と達成感を感じている方、ちょっと待ってください。
大切なのはここからです。
以前言われて心に残っている言葉があります。
「サイト作りはアートじゃないんだから、その後がなかったら意味ないんだよ」
その通りです。
なんのためにサイトを作ったのか、初心に帰りましょう。
たくさんの人に訪問してもらって、会社を知ってもらう、問い合わせをもらう、商品を買ってもらう 等々
サイトを作った目的を達成出来なかったら作った意味がないんです。
そこで、サイト制作後に必須となる訪問者の動向を知り、今後の運営に役立てるための
アクセス解析ツールについて解説していきます。
※今回はSPCが利用している、Googleアナリティクス、Googleタグマネージャー、Search Consoleについて詳しくお話します。
目次
Googleアナリティクス(GA)
Googleアナリティクス(通称GA)はGoogleのサービスのひとつで
1つのサイトで月間1,000PV(ページビュー)まで無料で利用出来る本格的なアクセス解析ツールです。
サポート体制は万全とは言えませんが、世界中で多くの企業で使われているからこそ、使い方解説のwebページやYouTube動画、書籍も非常に多くあり、分からないことはすぐに調べられるようになっています。出来ることが多いからこそ使いこなすには情報収集が必須になりますが、ここでは簡単な機能だけ説明します。
GAで調べられること
- 流入元…ユーザーがどこから来たのか(例:SNSに張られたリンク?パンフレットに乗せたQRコード?自然検索?メルマガ? など)
- 流入キーワード…何と検索した結果たどり着いたのか(ユーザーの目的が分かる・サイトの狙いと合っているか確認出来る・広告KWの参考になる)
- ユーザーの属性…どんな人が来ているのか(住んでいる地域・性別・年代・使っているデバイス など)
- ユーザーの滞在中の動向…サイトに何分滞在したのか、何ページ見たのか、どのページで離脱したのか、どのページを一番長く見たのか など
- 目的(CV)の達成数…目標に決めたアクション(コンバージョン)の達成数
GAの導入方法
Googleタグマネージャー(GTM)
Googleタグマネージャー(通称GTM)は、アクセス解析をするためのタグ(=トラッキングコード等のコード)一元管理するツールです。
様々なタグを複数のページに仕込まなければならないのですが、GTMを使えば、1つのタグをサイトに埋め込むだけで、複数の計測ツールや広告ツールのタグをまとめて管理することが出来、手間が省けるだけでなく、html内のタグを減らすことが出来るためサイトの読み込み速度改善にも繋がります。
よって、SEOの面からみてもGTMの利用は必要不可欠です。
GTMの導入方法
Search Console
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることは出来ますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善出来るようになります。
どんなキーワードによる検索で、自身のサイトが何回表示されたか、そのうち何人のユーザーが流入したか、といった「検索」からサイトにユーザーが流入するまでの動向を計測することが出来るツールです。調べられる指標は以下の通りです。
Search Consoleで調べられる指標(例)
- 表示回数…どんなキーワードが入力されたときに何回表示されたか
- クリック数…検索結果に表示された際何回クリックされたか
- CTR(クリック率)…表示回数に対するクリックされた割合
- 平均順位…検索結果の平均掲載順位
このような指標からSEOの強弱を把握し、次の対策を考案したり、広告キーワードの検討に役立てたりすることが出来ます。
まとめ
今回紹介した3つは相互に連携することで有効活用することが出来ます。
それぞれの詳しい使い方は改めて調べていただければと思います。
サイト制作が完了した際は必ずこの3つの設定は行うようにしていきましょう!
また、サイト制作段階でも常にサイト公開後のユーザーの動向やその理由を考えて作っていきましょう!