こんにちは!クリエイターのMです。
突然ですが、デザイン制作って締め切りとの闘いじゃないですか?
当たり前ですが、サイト制作には納期があり、その納期に間に合うようにディレクターがスケジュールを作成してくれるため、それを過ぎるわけにはいきません。
デザイン経験が浅いと、なかなか思うようにデザインのスピードが上がらず悩むこともあるでしょう。
今回はスピードを上げるために意識的に行っていること4選をご紹介していきます!
目次
①目的、ターゲット、与えたい印象を整理する
スピードを上げるためというよりは、修正回数を減らすためという意味合いが大きいですが、まずは要件を整理することはとても重要です。
デザインの方向性が違っていると、後々修正になってしまい時間をロスします。
必ず、目的、ターゲット、与えたい印象を確認します。
デザインを作ってどうしたいのでしょうか?
お問い合わせを獲得したいのでしょうか?別のサイトに遷移させたいのでしょうか?
お客様には必ず目的があるはずなので、目指すゴールがどこなのかを必ず確認しておきましょう。
ターゲットもしっかり確認します。
年齢や性別が変わるだけでも、デザインの方向性や何に気を付けてデザインするかが変わります。
ディレクターやお客様とデザインについて会話するときも、ターゲットが詳細であればあるほど、議論しやすいです。
どんな印象のデザインにしたいのかも最初に確認します。
例えば「カラフルなデザインにしたい」と言われたとき、どうしますか?
まず、お客様が思う「カラフル」と、自分が思う「カラフル」に違いがあることを認識すべきです。
イメージとはあやふやなもので、後のデザインの認識不一致の原因になるため、参考のデザインを実際に見せてお互いが思う「カラフル」の定義についてすり合わせておく必要があります。
これらをしっかり確認しておくことで、認識の不一致を避けることができ、修正回数を少なく、スピードを上げてデザインすることができます。
②デザインを進める順番を決める
スピードがなかなか挙がらない人ほど、いきなりデザインに着手することが多いように思います。
(私もそうでした。)
そのため、今の私はこんな感じの手順で進めています。
1.参考を探しながら、ラフ作成
いきなりデザインに着手せず、まずはラフから作っていきます。
目的に合わせて情報に優先順位を付け、どこに何を配置するかを考えます。
2.ベンチマークする参考を絞って、レイアウトを組む
レイアウトを考える段階です。
参考のデザインを見ながら、大まかにレイアウトを組んでいきます。
ここでは参考をたくさん見るのではなく、主に参考にするデザインを3つくらいに絞り、ベンチマークしていきます。
3.配色決め、文字や写真の加工、素材の配置
デザインに入ります。
与えたい印象やターゲットをよく考えて進めます。
4.細かいパーツの作りこみ
ボタンのような細かなパーツ、要素間の余白、素材の加工などは最後に丁寧に行っていきます。
最初から作りこむと、パーツを使用しなかったときや変更があったときに大きな時間ロスになります。
③自分の頭で考えず、参考のデザインを見る
この世の中には優れたデザイナーがたくさんいます。
そのため、すでに世に出ている、自分よりも優れたデザイナーの制作物をたくさん見て、積極的に真似します。
(真似るときも、なんとなくではなく、細かい部分までじっくり観察する)
すでにある、良いデザインを真似て取り入れる方が、早くデザインを制作することができるだけでなく、学ぶことも多いものです。
私自身、自分の頭の中でどうしようかとあれこれ考えるのではなく、参考のデザインを多く見て真似してきたからこそ、自分の中にデザインについての引き出しがたくさんできました。
さらに、たくさんのデザインをみていると法則のようなものも見えてきます。
こういうときは、こういうデザインが最適。というパターンがわかってくるはず。
行き詰ったときはあれこれ悩まず、参考デザインをたくさん探して、真似してみてください。
早く制作できるだけでなく、成長スピードも上がるはずです。
④別案もいくつか作ってみる
なんか微妙・・・だけどその原因が分からない。
堂々巡りで時間だけ進んでいく・・・。
というときは、思い切って別パターンのデザインを作ります。
気持ちを切り替えて別の方向性を探りはじめると、堂々巡りを抜けることができ、早く着地することもよくあります。
1つのデザインにこだわらず、行き詰まったらさっさと次に行く気持ちも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私がデザインスピードを上げるために意識している事を書き出してみました。
最初の頃よりはスピードが上がりましたが、私もまだまだ未熟ものです。
スピードだけでなく、クオリティも追求し、お客様の抱えている課題をデザイン面でサポートできるよう、これからも勉強していきたいなと思います。