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話題の「AI採用」とは?メリット・デメリットや導入企業をご紹介
近年話題の「AI採用」を行いたいけれど、具体的に何をすればよいのかわからないという方は多いでしょう。AI採用とは、書類選考から面接などの選考過程において、AIが何らかの形で関わっている選考を意味します。この記事では、AI採用の概要やメリットとデメリットについて詳しく解説します。
採用におけるAIとは
現在では、さまざまな業界でAIが広く導入されています。目的として、コストの削減や業務の効率化などが挙げられますが、採用業務においてもAIの導入が進んでいます。
ここでは、AIやAI採用の概要について解説します。
そもそもAIとは
AIとは、「Artificial Intelligence(人工知能)」の略称です。「画像認識」「音声認識」「自然言語処理」「機械学習」など、200近い技術から構成されています。
AI技術は、スマートフォンの顔認証機能などで利用されている画像認識や、音声検索機能で利用されている音声認識など、日常生活に密接に関わっています。近年では、機械学習やディープラーニングの分野で研究が進んでいるのです。
AI採用とは
AI採用とは、書類選考から面接などの選考過程において、AIが何らかの形で関わっている選考を意味します。
AI採用において、特にAIが活躍する領域は書類選考です。
過去の応募者情報から合格者をAIに学習させることで、新たな応募者の中から自社にマッチした人材の傾向に合わせた人材のみをピックアップすることができます。
また、現段階では、AIにすべての書類選考を任せるのではなく、AIと人間のダブルチェックで進めていく企業が多いようです。
採用業務におけるAIの活用
近年目まぐるしい進化を遂げ、広く活躍しているAIですが、採用業務においてはAIに全てを任せることは現実的ではありません。
ここからは、採用業務においてAIが活躍している領域をいくつか解説します。
求人広告におけるターゲットの絞り込み
現在のAIは、求人広告作成において最も活躍しています。
従来の求人広告は、人間がターゲットを想定し、それに合わせて広告を打ち出していました。
しかし、AIを用いることでこの業務を自動化することができます。AIに、求めている人材のスキルや特徴などを学習させることで、ターゲットの絞り込みを行ってくれるのです。
書類選考におけるデータ選別
応募者が多い企業の場合、書類選考の業務だけで膨大な時間がかかってしまいます。
しかし、AIを活用することで、一定のラインまでの選考を自動で行ってくれます。過去の応募者データの中から合格者の傾向を学習し、自社にマッチする人材をふるいにかけることが可能です。
また、現段階では、AIにすべての書類選考を任せるのではなく、AIと人間のダブルチェックで進めていく企業が多いようです。
面接官として採用
稀なケースですが、面接官としてAIを採用している企業もあります。
AIが面接を行うことで、採用担当者の手間や時間を効率的に使うことができるのです。
しかし、現段階のAIには最終的な合否を決定できるほどの精度が備わっていないため、1次面接などの初期段階に限定して活用されています。
AI採用のメリット
業務にAIを活用することで、効率化やミスの低減などに役に立ちます。
ここからは、採用業務にAIを活用する事のメリットについて具体的に解説します。
採用業務における工数を削減できる
AIを活用することで、業務を自動化し、採用業務における工数を削減することができます。
また、人件費や時間の削減にもつながり、余裕ができた時間を応募者とのコミュニケーションに充てるなど、質の高い採用活動を実現することが可能です。
選考を公平に行える
人間が判断する際には、選考担当者の主観によって合格の基準が変動してしまいます。
しかし、AIであれば常に一定の基準で選考を行うため、公平でぶれない結果を出し続けることができます。
採用担当者間の基準のすり合わせや育成の手間も省けるため、効率的だといえるでしょう。
人的ミスを低減できる
人間が業務を行う以上、ミスが起こる可能性はあります。
しかし、AIは人間よりも正確な業務を常に続けることができるため安定性があるのです。
また、選考担当者の負担が大きくなり、疲労からミスが発生する可能性もあるため、AIに一部の業務を任せることで選考担当者の負担を軽減できます。
過去データを利用し応募者を選別できる
人間の手で過去のデータをすべてチェックし、傾向を掴むことは現実的ではありません。
しかし、AIは膨大なデータを短い時間でデータとして利用することができるため、人間とは違う視点で応募者の選別を行います。
AIの判断に選別を一任することは現実的ではありませんが、担当者の負担を軽減することには役立つでしょう。
AIは24時間利用できる
人間と違い、AIは24時間利用することが可能です。
利用中に業務効率の波などもないため、安定して業務を任せることができます。
AIに人件費は発生しないため、コストカットにもつながります。
AI採用のデメリット
AIの導入には非常に大きなメリットがあることを前項で解説しましたが、少なからずデメリットもあります。
ここからは、AI採用のデメリットについて解説します。
採用根拠を明確にできない
採用根拠は、人間が選定を行った場合には自然と発生するものですが、AIの判断はデータを元にした統計であるため、明確な根拠がありません。
採用根拠を明確にしたい場合には、AIにすべてを任せるのは控えた方がいいでしょう。
過去データの蓄積が必須
AIが精度の高い選考をするためには、過去のデータの蓄積が必要です。
過去の採用実績やデータが薄い場合には、AIの学習精度が低くなってしまう場合も考えられます。
データが存在しない場合には、データの蓄積から始めましょう。
データから読み取れないポテンシャルが判断できない
書類選考や面接をAIに任せた場合には、過去のデータから経歴などの面で、自社にマッチする人材をピックアップすることは可能ですが、個人の個性を見極めることは難しいです。
経歴などがマッチしていた場合であっても、個人の性質が自社に合わないという可能性も考えられます。最終面接は人間の手で行うことをおすすめします。
データ学習による弊害が起きる可能性がある
AIはあくまで過去のデータから学習しているにすぎません。
そのため、時代の流れに合わせた柔軟な対応が困難です。AIが差別的な判断を行った事例も過去には存在するため、データ学習による弊害にも注意しましょう。
応募者を選ぶ
応募者によっては、AIに判断されることを嫌い、応募意欲が低下する可能性があります。
AI採用は、採用担当者の負担を軽減する面では役立ちますが、応募者目線では、自分の人生にとって大切な岐路をAIに判断されることを嫌う可能性があることを意識しましょう。
AI採用導入企業
ここからは、AI採用を導入した企業について解説します。
過去の事例から、AI採用の実情を確認しましょう。
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社では、2020年から応募者を客観的かつ統一された基準で選考するためにAI採用を導入しています。
AIの導入により、動画面接にかかっていた時間が70%削減できると発表されており、効率化にもつながっています。
株式会社吉野家
株式会社吉野家では、2018年からアルバイト採用をはじめ、中途社員、フィールド社員の採用にAIを導入しています。
多忙な各店舗の店長の業務負担を軽減させるために、大きな役割を果たしているようです。
サッポロホールディングス株式会社
サッポロホールディングス株式会社では、2019年度新卒採用のエントリーシート選考において、AIを導入しています。
面接にかかる膨大な時間をAIによって削減し、作り出した時間で応募者とのコミュニケーションを密に取るための施策のようです。
まとめ
この記事では、AI採用について解説しました。
AI採用は、時間効率や採用担当者の負担を軽減するために役立つ施策ですが、AIに正しい判断をさせるためには膨大なデータの蓄積が必要である点や、データ学習による弊害が生じるデメリットもあります。
また、実際に導入されているケースでは、書類選考などの特に時間がかかるかつ機械的な業務の領域でAIを導入しているケースが多いようです。
この記事が、AI採用について悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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