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26卒の就活ルールの変更点は?就活ルール変更のカギとなるインターンシップや26卒の就活はいつから何をすべきかについて解説
文部科学省の調査によると、2022年の大学入学者は約54万人であり、これは1998年のピーク時の約57万人と比べると、約5%の減少です。今後も少子高齢化の影響で学生の数が減少する傾向は続くと見られています。
企業としては、早期から採用活動を開始して人材の確保に努めたいと考えても無理はありません。しかしながら採用活動の開始時期については、原則としては政府が企業に要請している採用活動の日程ルールを遵守しなければなりません。ところが最近になってこのルールが変更され、一定の条件を満たせば早期からの採用活動開始が可能です。本記事では、26卒の就活ルール、就活ルール変更のカギとなるインターンシップ、26卒の就活はいつから何をすべきかについて解説します。
26卒の就活ルール
ここでは26卒の就活ルールは何が変わらなくて何が変わるのかについて解説します。
25卒と変わらない点
採用活動の日程は、経済産業省や文部科学省が定めた就職活動の指針に基づき、広報活動の開始日や採用選考の開始日、正式な内定日などが定められています。
広報活動の開始日とは、求人広告に求人情報を掲載したり、企業セミナーなどのイベントを開催したり、エントリーの受付を開始したりする日のことで、大学3年生の3月1日からです。
採用選考活動開始日とは、選考書類を受け付けたり面接などの選考を実施したりする日のことで、大学4年生の6月1日からです。正式な内定日とは企業と応募者が労働契約を締結する日のことで、大学4年生の10月1日からとされています。
6卒のこれらの日程については25卒とは変更ありません。これらの日程について法的効力はありませんが、多くの企業が遵守しています。
26卒からの変更点
26卒からは、一定の条件を満たせば大学4年生の6月1日よりも前に採用選考活動を開始できるようになりました。
その条件とは、就業体験プログラムであるインターンシップのタイプ3のうち、専門活用型インターンシップの対象者であること、及びインターンシップ後に採用選考プロセスを経ることです。
タイプ3の目的は、就業体験を通じて、学生は自らの能力を見極め、企業は学生の評価材料を取得することです。これら2つの条件を満たせば、大学3年生の3月1日の広報活動開始日以降であれば、企業は6月1日を待つことなく採用選考活動を開始できます。なお専門活用型インターンシップは、就業体験を含む内容であることや、2週間以上実施することなどの基準を満たさなければなりません。
就活ルール変更のカギとなるインターンシップ
ここでは、就活ルール変更のカギとなるインターンシップについて詳しく解説します。
専門活用型インターンシップの特徴
専門活用型インターンシップは、学生の専門知識やスキルを生かして、企業の課題解決に貢献することを目的としたインターンシップです。
従来のインターンシップと異なるのは、単なる見学や雑務をするのではなく、実際の業務に携わることでより実践的な経験を積むことです。
専門活用型インターンシップの特徴は、専門性の高い業務に携われること、企業の課題解決に貢献することで責任感や達成感を味わえること、将来の就職活動に有利な繋がりを作れることなどがあります。
専門活用型インターンシップを実施する時期は、学業との両立を鑑みて一般的には春休みや夏休みなどの長期休み期間中に行われます。
専門活用型インターンシップの実施要件
専門活用型インターンシップの実施要件はいくつかありますが、ここでは代表的なものを5つ挙げます。
- 大学などの教育機関との協定や連携を結んでいること
- 専門知識やスキルを活用して実務に携われるものであること
- 指導者が企業に配置されている必要があること
- 給与や交通費、宿泊費など適切な報酬が提供されていること
- フィードバックを提供する仕組みが整備されていること
専門型活用これら5つの条件を満たしている必要があります。
26卒の就活はいつから何をすべきか
ここでは26卒を含め、就活はいつから何をすべきかについて解説します。
大学2年生終わり~大学3年生春(3月~6月):自己分析・業界研究
就活で最初にすべきことは、自分の強みや趣味嗜好を明らかにする自己分析と、活躍できそうな業界はどこかといった業界研究です。
自己分析を通して価値観や強み・弱み、特徴を理解することで、自分に合った企業を選べるようになり、入社後のミスマッチを防げます。
また、業界分析をすることで、自分が目指す業界の現状や将来性、課題などを理解することができるでしょう。
就職活動が本格的に始まると、エントリーシートや履歴書の作成や、選考対策に時間を取られます。そのため、自己分析と業界研究は、大学3年生の新旧前のタイミングで始めるとよいでしょう。
大学3年生夏(7月~9月):夏インターンシップ参加
インターンシップの参加は必須ではありませんが、業務体験や、企業・業界の理解を深められる、自身の適性やキャリアについて考える機会になるといったメリットがあります。
インターンシップに参加するには、場合によっては選考がある、費用がかかることがある、時間と労力が必要などのデメリットもありますが、メリットはそれを補って余りあると言ってよいでしょう。
インターンシップに参加することで企業との接点が増え、内定獲得に有利になることもあるため、活用することをおすすめします。
夏インターンシップは一般的には7月から9月にかけて実施されますが、6月から10月頃まで実施している企業もあります。学業との兼ね合いを考えながら、適切な時期を選びましょう。
大学3年生秋・冬(10月~2月):秋冬インターンシップ参加・選考対策
インターンシップは夏に実施されることが多いのですが、企業によっては秋や冬に実施されることもあります。
夏インターンシップと秋冬インターンシップは共通する点も多くありまですが、異なる点もあります。
例えば、夏インターンシップは企業・業界理解、自己分析、人脈作りが主眼であるのに対し、秋冬インターンシップは企業・業界研究や志望度・熱意確認が主眼です。
秋冬インターンシップは、夏より選考に直結しやすいと言えるでしょう。また、この時期は選考対策に時間を費やすべき時期でもあります。
秋口から早期選考を開始する企業も多いため、エントリーシート提出や面接などにむけ準備をしておく必要があります。
大学3年生春(3月~):会社説明会参加・エントリー
大学3年生の3月は広報活動開始が解禁される時期であり、多くの企業が会社説明会や、エントリーを受け付けています。
インターンシップでは出会えなかった企業とも接点を持つために、求人情報や企業情報などが提供されるナビ媒体に登録するとよいでしょう。
興味のある企業が見つかったら、会社説明会に参加して選考スケジュール情報を入手します。エントリーをするには、エントリーシートや履歴書を提出する必要があるため、それを見越したスケジュールを立てておくとよいでしょう。
大学4年生春(6月~):選考(筆記試験・面接)スタート、内々定
大学4年生の6月は企業の採用選考活動が解禁される時期です。これまでの就活の結果を基に、どの企業に就職したいのかを絞る必要があります。
筆記試験は、企業が応募者の能力や適性を測るための試験で、一般的には日本語能力や数的能力、論理的思考力などを見るためです。能力適性検査、小論文、性格検査なども実施する企業もあります。
面接は、応募者の能力や適性、人柄などを判断するための選考です。企業側が求める人物像に合致しているかどうかが判断されます。
筆記試験も面接も、OB・OGや先輩などから情報を入手し、事前に対策をしておくとよいでしょう。
まとめ
政府としては選考活動開始解禁は大学4年生の6月以降、内定は10月以降という採用活動の日程ルールを定めています。
しかし、このルールは法的効力がなく、拘束力も弱いため多数の企業がこの日程を前倒しにしているのが実情です。一定の条件の下であれば、より時期に選考活動を開始できるとした就活ルールの変更は、この実情を反映したものとも言えます。
したがって、2026年卒学生の就活開始はさらなる早期化が見込まれます。就活の開始が遅くなると、志望企業に応募することすらできなくなる可能性があるため、早めに行動を起こす必要があります。
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