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エントリー導線設計のポイントは?エントリー導線の基礎知識と併せて解説
企業の採用サイトを見て、エントリーしたいと思った求職者がいても、どこからエントリーするのか、エントリー後はどうなるのかがすぐに分からなければ、サイトから離脱してしまうことでしょう。インターネットで採用情報を調べる求職者が9割を超えていると言われている現代においては、採用サイトを訪れた求職者をいかにスムーズに応募につなげられるかが重要なポイントです。スムーズに応募につなげるために欠かせないのが、採用サイトの利便性を高めるエントリー導線です。よく考えられ注意深く設計されたエントリー導線を提供することで、より多くの求職者を応募につなげられます。本記事ではエントリー導線の基礎知識と、エントリー導線設計のポイントについて解説します。
エントリー導線の基礎知識
ここではエントリー導線を正しく理解するための基礎知識について解説します。
エントリー導線とは
エントリー導線とは、エントリーフローとも呼び、採用活動において求職者が企業の採用ページや求人情報からエントリーフォームに遷移し、応募に至るまでの一連の流れを指す言葉です。企業は、求職者がスムーズにエントリー(応募の意思表示)ができるよう、分かりやすく、魅力的なエントリー導線を設計することが重要です。エントリー導線は、一般的に求人情報の提示、興味喚起、情報収集、応募プロセスへの誘導、エントリーフォームの記入・送信といった流れで進みます。エントリー導線は、ターゲット層に合わせて設計することが重要です。ターゲット層のニーズや行動を理解することで、効果的なエントリー導線を設計することができるようになります。
動線との違い
導線の一般的な定義は、Webサイトにおけるユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスの設計において、サイトの訪問者を目的地まで誘導するためのルート計画のことです。Webサイトの計画・設計段階で考えられる理想的な移動経路と言ってもいいでしょう。これに対して動線とは、サイトの訪問者が実際に動いたルートのことです。動線は、導線の計画に基づいて実際に使われる移動経路と言ってもいいでしょう。採用サイトのように求職者に対して応募を促すことを目的としたWebサイトを設計する際には、訪問者をどのように誘導するのかという導線を想定し、適切な動線を確保する必要があります。
エントリー導線の重要性
よく考えられたエントリー導線は、採用活動において非常に重要な要素です。重要な理由としては、応募率の向上、求職者の満足度向上、企業のイメージ向上などが挙げられます。応募率の向上については、エントリー導線がスムーズで直感的であれば、求職者が応募を完了する可能性が高くなります。複雑で分かりにくい導線は、途中での離脱を招く原因の1つです。求職者の満足度向上については、簡単で明確なエントリー導線は、求職者にとってストレスが少なく、これにより、企業への好感度が高まり、結果として優秀な人材を引き付ける効果があります。企業イメージの向上については、エントリー導線が整っていることは、企業が求職者に対して配慮している証拠となるものです。これにより、企業のプロフェッショナリズムをアピールできます。
良いエントリー導線とは
良いエントリー導線とは、求職者がストレスなくスムーズに応募手続きを進められるように考えられ設計された応募プロセスのことです。具体的には、シンプルで直感的なデザイン、最小限の情報入力、クリアで充実した情報提供などの要素を持ったプロセスを指します。シンプルで直感的なデザインについては、フォームや応募ページが迷わず操作でき、応募の各ステップが明確に示されていることが重要です。最小限の入力については、応募の初期段階では必要最低限の情報の入力を求め、応募プロセスが進むにつれて少しずつ詳細情報を収集するといいでしょう。クリアで充実した情報提供については、職務内容、待遇、応募条件、会社情報など、求職者が知りたい情報が詳細かつ明確に示されている必要があります。
エントリー導線設計のポイント
ここではエントリー導線を設計する際に気を付けるべきポイントについて解説します。
ユーザビリティの確保
ユーザビリティとは、ユーザーがあるシステムをどれだけ簡単に、効果的に、満足して利用できているかを示す指標のことです。エントリー導線の設計においてユーザビリティを確保することは、求職者が迷うことなくスムーズにエントリーを進められるようにすることを意味します。具体的には、エントリー導線は求職者が直感的に理解できるよう、分かりやすくすることが必要です。例えば、求職者がどのステップにいるかが分かりやすく、次に何をすべきかが明確になるような直感的なデザインにします。また、エントリー導線は、必要最低限の情報に絞り、シンプルにする必要があります。複雑な手続きや多すぎる情報は、求職者の負担になります。文章を掲載する場合は専門用語を避け、平易な言葉を使うようにするといいでしょう。
モバイルフレンドリー
昨今ではパソコンでWebサイトを閲覧するよりも、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスで閲覧する人のほうが多くなっています。この潮流に倣い、求職者もモバイルデバイスを使って求人情報を確認し、応募することが一般的です。そのため、エントリー導線はモバイルデバイスでも快適に操作できるよう、設計を最適化する必要があります。具体的には、画面サイズに応じてレイアウトが自動的に調節されるよう、レスポンシブルデザインにするといいでしょう。これによって、どのモバイルデバイスでも快適に閲覧や操作ができるようになります。また、モバイルデバイスは画面が小さいため、ボタンやリンクのサイズを大きめにし、指でのタッチ操作がしやすいようにするといいでしょう。小さすぎると誤操作が発生しやすくなります。
視覚的に魅力的なデザイン
エントリー導線のデザインは、見やすさと使いやすさを兼ね備えたものであるべきです。視覚的に魅力的であり、必要な情報が一目で分かるようにレイアウトされているエントリー導線は、採用サイトを訪れた求職者により良いユーザーエクスペリエンスを提供します。例えば、エントリーポイントはシンプルで明確でなければなりません。求職者がどこをクリックすればよいのか、どこに進めばよいのかが一目で分かるように設計されていれば、操作のストレスを低減可能です。また、色使いや形状、テキストの配置などを工夫して、求職者を視覚的に誘導するのもいいでしょう。例えばボタンの色を強調したり、アイコンを使って目立たせたりといった方法があります。
強力で明確なCTA
CTAとはCall to Actionの略語で、行動を促す呼びかけのことで、Webサイトや広告で訪問者や顧客に特定の行動を取るよう促す要素や文言のことです。エントリー導線の設計においては、今すぐ登録する、詳細を見る、問い合わせるなど、具体的な行動を取るように求職者を誘導するためのデザインやテキストがCTAとなります。強力で明確なCTAは、求職者に具体的な行動を早やかに取るよう促す力となり、応募の成果に結び付きやすくなります。そのためには、応募ボタンやその他のCTAは視認性が高く、クリックしやすい位置に配置することが重要で、CTAの文言も具体的な行動を促すものであるべきです。CTAが効果的であれば、設計したエントリー導線が意図した通りに機能し、求職者の行動率が向上し、成果を最大化できます。
フィードバックと透明性
フィードバックは、求職者がエントリー導線を利用した際に、その行動がどのように受け入れられたのか、次のステップがどうなるのかを示すために重要です。フィードバックの方法としては、エントリーフォームが正常に送信されたことを通知するメッセージを表示したり、進行中のステップを示す進捗バーを表示したりといった方法が考えられます。透明性は、求職者に対してエントリー導線の目的やプロセスが透明性のあるものであることを示すために重要です。透明性を持たせるためには、進行中のステップや必要な情報の明確化、プライバシーポリシーや利用規約のリンクの提供などの方法が考えられます。
まとめ
エン・ジャパンが2022年に行った調査によると、87.5%の企業がエントリー導線を改善する取り組みを行っていると回答しています。またリクナビNEXTが2023年に行った調査によると、93.1%の企業がエントリー導線を重視していると回答しています。これらの調査結果からも、多くの企業がエントリー導線を重視しているのは明らかです。これは、採用活動における人材獲得競争が激化していることや、優秀な人材を早期に獲得したいという企業のニーズが高まっていることが背景にあるものと考えられます。このような状況の中では、優れたユーザーエクスペリエンスを提供することが企業の差別化ポイントになっています。エントリー導線がスムーズで効果的であれば、企業の競争力を高めることが可能です。
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