- 新卒採用
就職ポータルサイトの巨大化
新卒者向け・中途者向け問わず、利用されている就職ポータルサイト。
リクナビやマイナビといった有名なサイトから、そうでないサイトまで多岐に渡っています。
今日、就職サイトが巨大化しています。
なお、今年の新卒求人の中で掲載求人数がもっとも多いのはリクルートキャリアが運営するリクナビで、約2万8000社にのぼります。(2017年5月時点)
最近では、就職ポータルサイトを利用しても「出会えない」といった声も聞かれるようになりました。
なぜこれほど多くの会社が就職サイトを利用するのでしょうか?
その理由はいくつか考えられます。
理由の1つとして考えられるのは、学生が就職ポータルサイトを利用するのが一般的になっているためです。
多くの人は、初めにこれらのサイトを見て応募したい企業を探し、応募するかどうかを検討します。そのため企業にとって就職サイトに求人を出すことは、企業を知ってもらうための前提条件とさえ言えます。
また、その他の理由としては中小企業が新卒者の雇用に取り組み始めたという背景もあります。
これまで中途者雇用がメインであった企業が、人材確保が困難になったということもあり、成長に意欲的な新卒者の確保にも目を向けています。
サイトの巨大化が招く大きな弊害の1つとして挙げられるのは、求職者と企業とのミスマッチです。
ポータルサイトは簡単にエントリーすることができるため、手当たり次第に応募する学生が多く発生します。
このようなミスマッチを防ぐためには、ポータルサイトだけでなく企業それぞれの採用サイトで応募者に情報を発信していく必要があるのではないでしょうか。