企業がブログを更新するのは、最近では珍しくなくなりましたね。
　
以前より会社のイベントや日常についてブログに書く企業はありましたが、今日ではそれも様変わりしてきたようです。
　
具体的には、IT企業がWebマーケティングについて解説したり、化粧品会社がスキンケアに関する情報を発信するようになりました。
　
企業はブログを通じて「利用者に向けノウハウを解説する」ようになったのです。
オウンドメディアとは、このような企業のノウハウを発信するメディアのことをいい、企業の活動にも役立つということで注目されています。
　
これよりオウンドメディアが採用活動に有効な理由、どのような企業に有効なのかについて説明していきます。
　
 

オウンドメディアが採用活動に有効な理由

 
　
市場には商品をすぐに欲しいと考えている人もいれば、そうではない人もいます。購入意欲は人それぞれです。
実際のところ、購入意欲がある人は市場の1％で、残りの99％は購入意欲がない人だといわれています。
　
99％の購入意欲がない人たちを未来の顧客にすることができるとして、オウンドメディアに関心が集まっています。
　
例を挙げてみましょう。
　
ある地域に特化した不動産会社、A社があります。この企業はその地域の情報を幅広く発信するブログ形式のオランドメディアを立ち上げました。このような状況を想定します。
　
このブログには、その地域への引っ越しを検討している人以外に、通勤している人、人気の飲食店を知りたい人、美容院を探している人などのアクセスも考えられます。
　
地域の基本情報から知る人ぞ知るコアな情報に至るまで様々な情報を発信することで、「A社はこの地域のスペシャリストだ！」、「この地域で不動産を探すならA社」という意識が読者に生まれてくることでしょう。
　
その結果、地域で働くサラリーマンが会社の近くに引っ越そうとした時、地域の飲食店の常連になった人が引っ越しを考えた時、不動産会社の選択肢のひとつとしてA社が頭に浮かぶはずです。
　
未来の顧客を育てるということは、このようなことを言います。
　
続きまして、メディアが採用に有効な理由について説明していきます。
　
このメディアのターゲットはその地域に関係がある人です。その地域に住む学生や、その地域で働く方が記事を見て「A社はこの地域にすごく詳しい！」と思うはずです。
　
そんな方たちが就職や転職の際、「地域密着の不動産会社」、「地域のスペシャリスト」といった点に魅力を感じて、志望することも考えられます。
　
このような意味で、未来の求職者を育てることができると言えます。
　
より理解を深めるため、実例を挙げて説明をしたいと思います。
サイボウズ株式会社の例です。
　
オウンドメディアは、最高の採用ツールでもある。「サイボウズ式」初代編集長・大槻幸夫氏に訊く（前編）
　
オラウンドメディアが採用に役立った経験をインタビュー形式で紹介しています。
具体的な数字が出ており、より理解が深まるのではないでしょうか。
　
これからは次のテーマについて説明していきます。
　
 

どのような企業にオウンドメディアは有効か？

 
　
企業や商品の知名度は、オウンドメディアにおいて、関係ありません。
そのことから認知度が低い企業にこそ、メディアを利用することに大きな利点があると言えます。
　
新卒採用における、「BtoB企業なので、学生への認知度が低い」というお悩み、中途採用における「会社のブランド力が低く、人材が集まらない」という問題をお抱えの企業はメディアの開設を検討してみてはいかがでしょうか。
　
「チョコレートといえばあのお菓子メーカー」や「人気テーマパークを運営している企業」などと同じように、「役に立つ面白いサイトを運営している会社」として知ってもらえる機会を作ることができます。
　
これまでの情報をまとめてみます
　
・企業が顧客視点で有益な情報を発信する
　
・未来の顧客、未来の求職者を生み出す
　
・中小企業の広告・宣伝活動にも効果的
　
いかがだったでしょうか。
　
人材採用でお悩みの方は非常に多いと思います。
　
採用チャネルのひとつとして、自社メディアの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
　
弊社ではオウンドメディア制作や企画立案を承っております。
　
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