- 助成金・補助金
サイト・ホームページ制作に使える助成金
「小規模事業者持続化補助金」とは?
導入
新型コロナウイルスの感染拡大による未曾有の事態のなか、新たな販路を模索していませんか?販路開拓の効果的なツールのひとつとしてホームページが挙げられます。このような状況下だからこそ、ホームページを新規制作あるいはリニューアルをしてみてはいかがでしょうか。制作費で不安な方におすすめしたいのが「小規模事業者持続化補助金」です。この記事では、サイト・ホームページ制作にも活用できる小規模事業者持続化補助金について詳しく解説します。
サイト制作に使える?小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が販路開拓に取り組むための費用3分の2(上限50万円)を補助する制度のことです。例えば、チラシやパンフレットなどの販促物や店舗の改修、イベント費用などに活用することができます。もちろん、サイト制作も販路開拓として扱われるので適用可能です。
補助対象となる条件
小規模事業者持続化補助金の補助対象者は、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」、および一定の要件を満たした特定非営利活動法人です。小規模事業者の定義は、商業・サービス業であれば、常時使用する従業員の数が5人以下、宿泊業・娯楽業、製造業であれば20人以下と定められています。補助対象者が対象となる事業に取り組むことによって補助金が支給されます。対象となる事業とは、「経営計画」に基づき商工会議所の支援を受けながら実施する、販路開拓や業務効率化のための取り組みのことを指します。
補助率対象経費の項目
補助率対象経費は、前提として以下の3つの条件を満たしていなければなりません。
- 使用目的が事業遂行に必要であると判断できるもの
- 交付決定日以降に発生し対象期間中に支払いが完了しているもの
- 支払金額が確認できる証拠資料があるもの
補助率対象経費の項目は以下の13項目です。
①機械装置等費(新商品を陳列するための棚の購入など)
②広報費(新たな販促用のパンフレット、チラシ、カタログ、ホームページ制作など)
③展示会等出展費(出展料、商品の運搬料など)
④旅費(展示会出展や新商品開発に伴う出張など)
⑤開発費(新商品を試作開発に伴う原材料、設計費、製造費、加工費など)
⑥資料購入費(新商品の開発や販路開拓に必要な書籍の購入など)
⑦雑役務費(新商品の開発や販路開拓のために臨時に雇ったアルバイトの給与および交通費など)
⑧借料(新商品の開発や販路開拓に必要な機器設備のリース料、レンタル料など)
⑨専門家謝金(新商品の開発や販路開拓のために指導助言をした専門家への報酬など)
⑩専門家旅費(専門家の出張費など)
⑪設備処分費(新商品の開発や販路開拓のためにスペースを確保する目的で設備を処分する費用など)
⑫委託費(新商品の開発や販路開拓のために業務を請け負ってもらった専門家への報酬など)
⑬外注費(店舗改装、バリアフリー、トイレ改装、ガス水道排気工事、車の内装改造工事など)
補助率と補助上限の金額
補助率は補助対象経費の3分の2以内です。一般型の補助上限の金額は50万円ですが、コロナ特別対応型、すなわち新型コロナウイルスの影響でクラスター対策が特に必要と考えられる施設で事業を実施する事業者は、上限が100万円とされています。なお、設備処分費のみ補助対象経費総額の2分の1が上限とされているので注意が必要です。
2020年の公募スケジュール
2020年の公募スケジュールは以下のとおりです。
公募開始:2020年3月10日(火)
申請受付開始:2020年3月13日(金)
第3回受付締切:2020年10月2日(金)[郵送:締切日当日消印有効]
第4回受付締切:2021年2月5日(金)[郵送:締切日当日消印有効]
申請は郵送または電子申請のみ受け付けており、持参は不可なので注意しましょう。
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