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サイトマップとは?
採用サイト制作におけるサイトマップ作成について解説
企業が安定して成長を続けるためには、人材の獲得が欠かせません。優秀な人材を確保するために、多くの企業ではさまざまな施策が進められています。企業が人材を募集する方法はいくつかありますが、その中でも自社で保有する「採用サイト」は重要な媒体です。自社運営のサイトであれば、掲載したい情報や求職者への訴求にブレがなく、より質の高い採用活動が期待できます。
一方、こうした採用サイトを制作するうえで注意すべきポイントもあります。ユーザーにとって見やすい設計になっていたり、検索エンジンに最適化されたつくりになっていたりすることも大切です。
そこで今回は、ユーザビリティに優れたサイトに欠かせない「サイトマップ」について解説します。
サイトマップとは
サイトマップとは、サイト全体の構成を示すページのことです。
サイトマップをあらかじめ用意しておくことで、サイトを訪れたユーザーや検索エンジンに対して、サイトの全容を分かりやすく伝えられます。つまり、このページがあることでユーザーが目的の情報にたどり着きやすくなったり、検索エンジンがサイト内を回遊しやすくなったりするのです。
では、サイトマップの詳細について、もう少し深堀してみましょう。
サイトマップの種類
サイトマップは「HTMLサイトマップ」「XMLサイトマップ」の2種類に分かれ、それぞれ役割が異なります。
HTMLサイトマップは、その名の通りHTMLで記述されたサイトマップページです。
サイトマップページには各ページのリンクが並び、クリックすると対象のページにアクセスできます。カテゴリごとに整理整頓されているサイトマップページであれば、ユーザーは視認しただけで、サイトの構造が把握できるでしょう。ユーザビリティの向上はもちろん、検索エンジンがサイト内をクロール(回遊)しやすくなるメリットもあります。
対して、XMLサイトマップは検索エンジンを対象にしたファイルで、ページとして表示されないものです。このアイテムは、検索エンジンにサイト内にあるページを伝える役割を持っていて、インデックス登録を促すとされています。一般的に、検索エンジンはサイト内リンク・他サイトからの外部リンクを基にページを検出していますが、サイトマップはこのアクションの補助的な役割を担ってくれるものです。
サイトマップの必要性
サイトマップのメリットは主に3つあります。
一つ目はユーザビリティの観点です。HTMLサイトマップを用意しておくことで、ユーザーが求めている情報にアクセスしやすくなります。特に、採用サイトのように掲載するコンテンツの内容が多岐にわたる場合、その重要性はより高まります。募集要項のページにすぐにアクセスできたり、事業内容のページにすぐにアクセスできたりするため、負担なく閲覧できるでしょう。
二つ目は検索エンジンの理解を助けられる点です。多くの人にサイトを見てもらうためには、検索結果上で上位表示される必要があります。そして、検索エンジンページ内容をしっかりと伝え、コンテンツの内容を理解してもらう必要があります。XMLサイトマップを作成することで検索エンジンのページ理解が進み、より適切にサイトを評価してもらえる可能性があります。
三つ目はサイトを作成する過程で共通認識が持てる点です。サイト内のページが多くなればなるほど、サイト内の構造は複雑になりがちです。チーム単位でサイトを制作・運営している場合、サイト全体を俯瞰して見るのに役立てられるでしょう。
こうした理由から、サイトマップの作成は必要と言えます。
採用サイト制作におけるサイトマップ作成
ここからは採用サイトをテーマにした、サイトマップの作成方法を解説します。
掲載するページを書き出す
まず、採用サイトに掲載したい内容を書き出してみましょう。
代表的なコンテンツは以下の通りです。
・トップページ
・企業理念
・事業内容
・会社の沿革
・代表メッセージ
・社員インタビュー
・待遇、福利厚生、研修制度
・募集要項 など
採用サイト内にどのようなページを作成するか、自社内でよく吟味してみましょう。他社が公開している採用サイトを参考にするのもおすすめです。
コンテンツをカテゴリごとに分類する
次に、掲載したいコンテンツをカテゴリごとに分類しましょう。
・企業:企業理念・代表メッセージ・会社の沿革
・事業:事業内容・強みや特徴
・社員:社員インタビュー・福利厚生や働き方
・採用情報:選考基準・セミナー情報・エントリーシートなど
この段階で必要が無いと判断したコンテンツは削除し、追加したいコンテンツがある場合はこのタイミングで追加してみましょう。
ページの階層を決める
次にページの階層を決めましょう。会社のトップページを第一階層として、カテゴリ・カテゴリ詳細ページと、情報の重複や抜け漏れが生まれないように整理します。ちなみに、階層構造が深くなりすぎるとユーザーにとっても、検索エンジンにとっても負担がかかります。目的の情報に簡単に辿りつけるように、第三階層程度に留めておくと良いでしょう。
[show_next]2.サイトマップはどうやって作成するのか[/show_next]