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採用サイトでコンセプトが重視される理由とは?コンセプト作成の流れも紹介
近年、就職活動にインターネットを使うケースが増えており、企業の採用サイトを見て応募を決める求職者も増えています。
そのため、企業の求人活動にとって採用サイトの重要性が増しているといえるでしょう。求職者が応募したくなる採用サイトを作るにはどうしたら良いのでしょうか。この記事では、求める人材に届く魅力的な採用サイトを作るためのコツをご紹介します。
採用サイトでコンセプトが重視される理由
「コンセプト」とは、「誰に」「何を」「どうやって」提供するのかを定めた指針のことです。採用サイトを作る際の設計図ともいえるコンセプトがなぜ重視されるのか、理由を見ていきましょう。
応募数の確保
コンセプトの設定は、応募数を確保するためにも欠かせません。
採用サイトにおけるコンセプトは全体の方向性であり、求職者に向けてどのようなメッセージを発信するのかという方針です。採用サイトのコンセプトが明確に定まっていると、企業の魅力をうまくアピールしやすくなります。採用サイトを通じて企業理解を深められれば、求職者も安心して応募できるでしょう。
ターゲット人材の確保
求職者は採用サイトを通して企業との相性を確認します。求職者に職場の雰囲気をイメージしてもらうためにも、まずはコンセプトを明確にしておきましょう。
採用サイトのコンセプトがわかりやすければ、会社としての姿勢や必要としている人物像を明確に伝えることができ、事前に入社後のミスマッチを防げます。
採用サイト全体の統一感の演出
採用サイトを制作する際にコンセプトがしっかりと決まっていると、デザインやページ構成もスムーズに進められます 。
コンセプトに沿って制作することでトップページに使うキャッチコピーをはじめ、コンテンツや使用する写真、動画などにも統一感が出て洗練された印象となり、情報が伝わりやすくなります。
コンテンツの選定
採用サイトのコンセプトを明確にしておけば、制作にあたって、「具体的にどんなコンテンツが必要なのか」、「何を伝えるべきなのか」、「どのような情報を掲載すべきか」が見えてきやすくなります。掲載するコンテンツについてのアイデアも出やすくなり、よりターゲットに寄り添ったコンテンツ内容の採用サイトを作成できるでしょう。
コンセプト作成の流れ
コンセプトの設定は、採用サイト制作において非常に重要です。では、実際にはどのような手順で採用サイトのコンセプトを作成していけば良いのでしょうか。ここからは具体的なコンセプト作成の方法についてご紹介していきます。
自社の特徴の整理
効果的な採用サイトにするためには、自社ならではの優位性のあるコンセプトを設定することが重要です。似たような条件で人材募集している企業は無数にあるため、競合他社にはない自社の魅力をアピールしなければなりません。
まずは自社の特徴や強みなどを言語化して他社と差別化できる魅力を洗い出し、リストアップしてみましょう。リストアップした特徴に優先順位を付けていき、特に伝えたいと思うものを決めておくと、後々のコンセプト作りがスムーズになります。
メッセージの訴求方法の設定
自社の魅力をリストアップできたら、 情報が伝わりやすいコンテンツを選び作成します。
テキスト形式や動画形式など、ターゲットや自社の特徴に合わせて独自の訴求方法を選ぶことで他社との差別化につながり、より魅力的なPRができるでしょう。この際、第三者視点で見て求職者に本当に伝わりやすい内容になっているかを確認することが大切です。
効果的なコンセプトの特徴
ビジネス書のベストセラー作家であるハース兄弟は、共著「アイデアのちから」で、良いコンセプトには6つの特徴があると述べています。印象的なメッセージを残すための極意を、6つそれぞれの頭文字を取って「SUCCESsの法則」 と呼び、以下のような説明がなされています。
・単純性(Sinple)
わかりやすく、誰もが記憶できるようなコンセプトにする
・意外性(Unexpected)
予測のつかない、あっと驚くようなものに人は興味を持つ
・具体性(Concrete)
データや数値を使って説得力を持たせる
・信頼性(Credible)
安心感やリアリティを与えるためにも、信頼してもらうことは重要
・感動性(Emotional)
人は最後に論理ではなく感情で物事を判断する
・物語性(Story)
事実を羅列するのではなく、心を揺るがすようなストーリーを作る
訴求力が高いコンセプトを求めるなら、これらを含めたコンセプト作りを行うことをおすすめします。
まとめ:採用コンセプトを明確化して、採用サイトを制作していきましょう
採用サイトを作成する際にコンセプトが明確化されていないと、誰に向けた採用サイトなのかがわからないため、求人効果が弱くなってしまいます。
ターゲットの明確化や伝えたい内容の整理などをしっかりと行って、採用コンセプトを固めてから採用サイトを制作することで、自社の魅力が伝わる採用サイトになるでしょう。