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29種類の細かい採用基準…ふぐ採用とは?

今回は29種類もの採用基準をテーマに設けた、ユニークな採用専門サイトをご紹介いたします。
 
ご紹介するのは「とらふぐ亭」株式会社東京一番フーズの2016年の採用専門サイトです。
まず、サイトのメインビジュアルからドーンとふぐのイラストが表示されています。
  
29品のふぐ採用
 
このメインビジュアルをぱっと見て感じるのは、まぎれもなく「ふぐのお店なんだな」という感想なのではないでしょうか?
 
しかし、このサイトはとらふぐ亭を運営する株式会社東京一番フーズの企業イメージを前面に押し出したサイトであると、次第に分かってきます。
 
「とにかくいろんな就活生にエントリーしてほしい。」というメッセージを提示し、驚くことに、採用窓口を29個(品)も用意しているのです。
29という数字にこだわるのは、「ふぐ」と「29」をかけているためだそうです。
そしてさらに、その窓口一つ一つが非日常的な応募基準を設けています。
    
 
 

例えばどんなものがあるのでしょうか。

「ふぐ面接」では、面接で応募者にふぐをおごると宣言しています。第2面接でとらふぐ亭のふぐ料理を食べながら、採用担当とじっくりと気兼ねなく話すような選考方法です。
まだふぐを食べたことがない人や、おいしいフグ料理を食べたい人、採用担当と腹を割って話したい人が応募条件として示されています。
   
29種類の採用窓口の中でもっとも一般的に見える「ふつう採用」窓口もありますが、応募条件の中には、「普通科に通っていた方」「普通自慢ができる方」…など、普通とは言っても「普通」でなければ応募できない条件になっており、意外とハードルが高い窓口になっているとも考えられるのではないでしょうか。
  
  
  
他にも思わず笑ってしまうような採用窓口が用意されていますが、気になった方は実際に見てどんな窓口が用意されているのか確かめてみてください。
29種類目の窓口は「あなたの足下に」あると書かれていましたが、きちんと用意されていました。
  
この採用サイトでは、ふぐというキーワードを大きく打ち出していますが、サイトを訪問した求職者が29の窓口のどこからであれば自分も応募できるのだろうかと考えさせられるようなコンテンツとなっているようです。
ふぐ料理を提供する飲食店を運営する企業が大切にしているフグと、応募者を採用窓口としてのコンテンツの工夫でつなげ、企業と応募者の間に関係性が生まれるような工夫をしていると考えると、なかなか戦略的なサイトにも見えてきます。
「第六次産業採用」では株式会社東京一番フーズが第6次産業に取り組む上場企業であることから、第6次産業についての卒論・レポートを書いた学生を呼び混んでいます。経営に興味がある学生が応募してくれる枠なのかもしれませんね。
  
 

社員の声をまとめたコンテンツ

また、「先輩社員が語る29のことば」というコンテンツでは、社員の声をモノクロの新聞のようなレイアウトで掲載していますが、シンプルでもイラストが動画になっていたり、罫線にマウスオーバーすると、罫線が動いたりします。
淡白なテキストメインのデザインでも、動画が入っているため動きがあります。
 
先輩社員が語る29のことば--東京
 
このページの社員の声の中には、研修制度や、福利厚生制度について触れている内容も含まれており、興味を持って読み進めていると、会社の魅力や入社後のイメージがわいてきます。
  
このサイト自体に掲載されているコンテンツはそれほど多くはありませんが、詳しい企業情報へとつながるリンクも用意されており、企業に対する興味を引き付けるためには大変効果的に機能するサイトなのではないでしょうか。
 
 
 
参考:株式会社東京一番フーズ2016年採用サイト

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