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新卒向け求人媒体の現状は?採用サイトを制作するメリットなども紹介

「就活サイト」は、日本の新卒採用や就職市場において重要なツールでした。しかし、ここ数年で状況が大きく変化しつつあり、企業自ら「採用サイト」を制作し、運用する動きが出てきています。

この記事では、新卒向け求人サイトの現状や自社採用サイトを制作するメリット、制作のポイントについて解説しましょう。

 

卒向け求人媒体の現状

現在、新卒向けの採用媒体は「マイナビ」1強の状態となっています。

かつては、リクルートキャリアが運営する就職ナビ「リクナビ」も、「マイナビ」と並んで利用者の多い就活サイトでした。しかしここ数年で「リクナビ」の利用率低下が目立つようになってきています。何がカギとなったのかを紐解いていきましょう。

 

リクナビ離れが生じた要因

求職者にリクナビ離れが生じた原因の一つは、2019年8月に報道された「リクナビ」が「閲覧履歴に基づく内定辞退率予測データ」を企業へ提供していた問題です。

この問題により、大手求人サイト「リクナビ」は信頼を失い、リクルートキャリアは学生に対する告知が不十分だったことからバッシングを受けました。

また、中央大学をはじめとした複数の大学は、学生にリクナビを紹介しないといった対応を取ったのです。

 

マイナビ一強時代にも変化が生じている

リクナビの一件で、就活サイトは「マイナビ・リクナビ2強時代」から、「マイナビ1強時代」へと変化していきました。HR総研と楽天みん就が2022年に発表した調査によると、就活生が最も利用している就職ナビは文系・理系ともに「マイナビ」が1位で「リクナビ」は3位となっています。

さらに、最近では、「OfferBox」「iroots」などの逆求人型サイトも注目を集めるようになりました。

 

新卒向け求人サイトのデメリット

新卒向け求人サイトには大手企業も多数掲載しているため、中小企業の求人は埋もれてしまう確率が高いでしょう。

制限がある中で情報を掲載すると、他社と似たような内容になってしまい、差別化が図りにくいという課題もあります。

新卒向け求人サイトを活用する際には、こうしたデメリットに向き合わなければいけません。

 

他社との差別化を図るために自社採用サイトを制作しよう

自社採用サイトとは、求職者のみをターゲットとした「採用情報に特化したサイト」であり、リクルートサイトとも呼ばれています。

自社の魅力をアピールし、求める人材に応募してもらうためには、自社採用サイトを制作するのがおすすめです。

ここからは、自社採用サイトを制作するメリットについて解説します。

 

自社情報を詳細に掲載できる

就活サイトではデザインや掲載項目に制限があるため、自社の魅力を十分にアピールする場としては不向きです。

自社採用サイトであれば、掲載内容の選択や表現など自由に行えるため、伝えたい情報を文字や写真、動画、図などを使って詳細に伝えられます。採用情報以外にも、会社の雰囲気や実際に働く際の社員のスケジュールなど、求職者が知りたい情報も掲載可能です。

その結果、自社の魅力が伝わって興味を持ってもらえたり、他社と比較して自社を選んでもらえたりといった効果が得られます。

 

見込み度合いの高い求職者の応募が集まる

自社採用サイトは、自社のビジョンや事業内容、社風などの情報を求人媒体よりも魅力的に発信できるため、求職者の関心を高めやすい媒体です。

また、採用サイトを閲覧して応募する求職者は自社のことを深く理解している可能性が高く、自社にマッチした見込み度合いの高い求職者からの応募が見込めます。

面接の際も、求職者からの質問で自社との認識の一致を確認できるため、入社意欲の向上にもつながる傾向です。

 

ミスマッチの防止

就活サイトは条件や待遇などの情報しか見えないため、入社後に社風が合わないと感じた新入社員が即退職してしまう、いわゆるミスマッチが起きかねません。

しかし、求職者に自社採用サイトを見てもらえれば、企業研究の段階で自社のリアルな姿を知ってもらえるため、入社後に感じるネガティブなギャップを軽減し、ミスマッチを防げます。

志望度が高く自社に合う人材を獲得する可能性を高めてくれるのが、自社採用サイトのメリットなのです。

 

採用コストの抑制

求人サイトの掲載にはコストがかかりますが、かけたコストに見合った応募が見込めるとは限りません。

採用サイトは求人サイトよりも応募率が高いため、制作費用はかかりますが、効率良く応募者を集められるでしょう。

採用活動において、採用に至らない人材との面接は負担となります。採用サイトは採用に至らない人材のフィルタリング機能も兼ねており、採用活動の効率化に大きく影響を与えるのです。

 

効果的な採用サイト制作を実現するためには

効果的な採用サイトを制作するためには、ポイントをしっかり押さえることが重要です。

ここでは、採用サイトを制作する際の注意点について解説します。

 

求職者が求める情報の掲載

求職者が求めるニーズを把握して、最適なコンテンツを掲載しましょう。

新卒・中途に関わらず、求職者は詳しい仕事内容や求人情報、会社の風土や雰囲気、働いている社員の情報を求めています。それに加えて、求める人材に適した情報を掲載することが重要です。

企業が求職者に伝えたい情報である自社の事業内容や企業理念、ミッション、応募者へのメッセージなども掲載することをおすすめします。

 

サイトビジュアルにはこだわる

採用サイトを制作するにあたって、サイトビジュアルは非常に重要な要素です。

会社のイメージに合うテーマカラーを使い、独自性のある写真やイラストを活用することで、自社の個性や魅力が伝わって他社との差別化を図れます。

写真は市販の写真素材を使用すると見劣りしてしまうため、自社で撮った写真を使うか、新たに撮影すると良いでしょう。プロのカメラマンに撮影を依頼すると、クオリティの高い写真を用意できます。

サイトビジュアルにこだわりを持つことも運用成功のカギです。

 

エントリーへの導線はわかりやすく

もう一つ重要なものとして、「エントリーへの導線」が挙げられます。

採用サイトに良質なコンテンツを掲載していても、エントリーへの導線がわかりづらいとサイトから離脱され、採用機会を逃しかねません。どのページからでもエントリーできるように、エントリーボタンは分かりやすい位置に固定しましょう。

自社採用サイトを運営する目的は求職者からの応募であるため、エントリーまでの導線を分かりやすくしておくことが前提なのです。

 

まとめ:自社採用サイトを制作して採用活動を活性化させましょう

従来の採用活動は、求人サイトを活用していました。しかし、求人サイトを利用する求職者が減少したため、自社採用サイトの制作に乗り出す企業が増えています。

自社にマッチした求職者を集めるためには、他社との差別化を図れるような独自性を持つサイト構築が重要です。

この記事を参考に、魅力的な自社採用サイトを制作してみてください。

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