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2024卒の就活は何から始めるべき?最新の就活スケジュールを徹底解説

近年の就職求人市場は「売り手市場」と言われており、就活生にとって有利な状況です。しかし、長引くコロナ禍や目まぐるしく変化する世界情勢によって現代社会は不安定になっているため、自身の就活に影響が出ないか不安に思う方もいるでしょう。

この記事では、2024年に卒業予定の就活生に向けて、最新の就活スケジュールを解説します。今やるべき就活の準備についても解説しますので、最後までご覧ください。

 

2024卒の就活は厳しい?

現代の日本は好景気ではありませんが、だからといって、必ずしも24年卒の就活に悪影響が及ぶとは限りません。

株式会社マイナビが2022年11月に発表した調査によると、24年卒の採用数を増やすと答えた企業は16.4%となっており、前年比で5.3ポイント増加しています。減らすと答えた企業は5.4%と前年比で3.0ポイント減少しており、企業の採用意欲は高いと言える状態です。

また、直近の23年卒における就活状況の調査を見ても、就活が厳しくなったと感じられる様子はありません。23年卒就活生の2022年10月10日時点での内定保有率は、89.6%という結果でした。

就活状況の調査は2022年3月~10月に毎月実施しており、いずれの月でも内定保有率・平均内定保有社数ともに前年より増加しています。これらの状況から、現状では24年卒の就活が特段厳しくなるとは考えにくい状況です。

 

 

最新の就活スケジュールを解説

売り手市場であるとはいえ、無策のままに就活を始めるわけにはいきません。最新の就活スケジュールを確認して、計画的に準備を進めましょう。

 

政府主導の就活ルール

2018年、経団連は就活ルールの廃止を発表しました。就活スケジュールの長期化など、現状の就活スケジュールでは就活生が学業に専念できない状況が問題視されていました。このことから、採用日程などを見直すべきであるという声が挙がり、廃止が決定されました。

2022年3月には政府主導の新たな就活ルールが発表され、この就活ルールは23年卒の就活から適用するよう推奨されています。

なお、政府は採用日程について、以下の内容を企業に推奨しています。

 

・広報活動開始日:卒業年度になる直前の3月1日以降

・採用選考活動開始日:卒業年度の6月1日以降

・正式な内定日:卒業年度の10月1日以降

 

24卒の就活スケジュール

政府は23年卒から新しい就活ルールに従うよう推奨していますが、現状においては企業側に新たな就活ルールが浸透しているとは言えません。

従来の企業における動きに合わせて就活を行うのであれば、以下のスケジュールを参考にしてください。

 

・2022年4月~6月:就活サイト始動。夏のインターンシップ情報解禁。

・2022年7月~9月:夏インターン開催。

・2022年10月~12月:秋冬インターン開催。一部企業で採用情報の公開・早期選考開始。

・2022年12月以降:大学にて学校推薦の説明会・情報公開開始。

・2023年3月~5月:採用情報の公開開始。エントリーシート受付開始。企業説明会開催。

・2023年6月~9月:採用選考活動が本格化。

・2023年10月以降:内定者に採用通知。内定式開催。

 

24卒は今から何をすべき?

すでに就活の準備を進めている24年卒の方もいれば、まだ何も始めていない24年卒の方もいるでしょう。何から手をつけていいのかわからないという方は、以下の項目を参考にしてください。特に決められた順番はありませんが、迷ったときは上から順番に進めるのがお勧めです。

 

自己分析

今までの経験で感じたことや考えたことを思い返し、自身の特性を分析することが自己分析です。

大学時代での印象深いイベントにおいて、自身がどのような選択をしてきたのか、選択した根拠は何だったのかを整理していくと、自身の性格を理解しやすくなります。面接では必ず自己紹介や自己PRを聞かれるため、自分という存在や感性を相手に言語化できるように準備しておくことは重要です。

 

業界・企業研究

自己分析によって自身の特性や興味関心が理解できたら、次は業界・企業に対する研究に移ります。

企業研究では、自身と企業との相性の良し悪しを重視しましょう。企業選びにおいて仕事内容や待遇も重要ですが、社風や職場環境との相性も入社後の精神的充足感や企業への貢献度に影響するため、よく研究しなければいけません。

いまだ続くコロナ禍によって、直接企業を訪問できる機会は以前より減っているのが現状です。入社前に企業の雰囲気を把握するのは容易ではありませんが、企業の公式ページや採用サイトなどを活用して、社風や企業文化のイメージを掴めるようにしておきましょう。

 

インターンシップ参加

企業との相性を知るために、インターンシップを活用しましょう。

マイナビの調査によると、2022年10月時点でインターンシップに参加した24年卒就活生は87.6%でした。参加者のうち58.1%は、インターンシップを通して変化を感じたこととして「自分に合う仕事・合わない仕事など、職業適性が分かった」ことを挙げています。インターンシップに参加すれば、実際に仕事を体験することになるため、自身と企業との相性の良し悪しを体感的に判断しやすくなるでしょう。

秋冬の季節においても、インターンシップの参加を受け付けている企業はまだまだあります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、一度参加してみることをお勧めします。

 

OB・OG訪問

社風や企業文化を知る手段として有効な方法の一つとして、OB・OG訪問が挙げられます。希望の企業で働いている卒業生から話を聞くことで、その企業に対するリアルな評価を知ることができます。

なお、OB・OG訪問は早めに行うのがお勧めです。3月以降は就活が本格化して忙しくなってしまいます。OB・OG側も年明けは訪問の依頼が殺到して忙しくなるため、スケジュールに余裕のある年内には連絡を取ってみましょう。

 

応募書類の準備

エントリーシートの受付開始時期は3月から始まりますが、早めに準備しておくことをお勧めします。3月には複数の企業にエントリーシートを提出しなくてはならないため、作成にあまり時間をかけられません。

自己分析や企業研究の結果をもとに、自身の特性と企業が欲しい人材の共通点を見つけて、共通点をアピールする文章をいくつか考えておきましょう。自身が経験したことや考えたことなど、個人的な事柄を盛り込むことで、より独自性のある文章が作成できます。

また、第三者の意見を参考に何度も書き直し、自身の魅力が伝わる文章を仕上げましょう。

 

就活はできることから焦らず始めよう!

この記事では、2024年の就活生に向けて最新の就活スケジュールを解説しました。

24年卒の就活だからといって特別厳しい状況ではありませんが、後悔のない就活を実施するためには対策をきちんと考える必要はあります。スケジュールを確認しながら、計画的に就活の準備を進めましょう。

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