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内定辞退率とは?内定を辞退する原因と内定辞退率を下げるコツを徹底解説

多くの時間と採用コストをかけて内定に至ったにも関わらず「内定辞退」をされてしまったことはないでしょうか。

内定辞退は、企業にとって大きな損失になるため避けたい事案です。内定を辞退されてしまう背景には、志望している他社に比べて、志望度が低かったり、採用活動が進むにつれて企業に対して、イメージのギャップが発生してしまったりなどの原因が考えられます。では、どのようにすれば内定者の辞退を避けることができるのでしょうか。本記事では、内定辞退を招く原因と、内定辞退率を下げる方法をそれぞれ5つずつ解説します。

 

内定辞退率とは?

内定辞退率とは、自己都合によって内定を辞退する比率です。売り手市場の世の中ですが、内定辞退率は上昇傾向にあります。そのため、内定辞退を課題として、採用プロセスを見直したいという企業は多いのではないでしょうか。内定辞退を改善するためには、まず自社の課題を知る必要があります。

 

内定を辞退する原因

就活をするうえで、複数の企業に応募する学生がほとんどです。複数の企業の中から希望条件に最も近い企業を選択して1社に絞ります。そのため、必然と行われるのが「他社との比較」です。また、内定辞退をする理由は、人によってさまざまです。ここからは、内定辞退の原因を5つ紹介します。

 

他社の方が志望順位が高いため

就職活動において、希望する企業に採用されなかった場合を想定して、複数の企業を受けるというのが基本です。また、志望順位の低い企業からの内定に魅力を感じない学生がほとんどでしょう。そのため、第1志望の企業から内定をもらった際には、そちらに就職を決めてしまいます。志望順位が他社に比べて低いことは、内定辞退率が上がるリスクの一つです。

 

希望している条件を満たしていないため

複数企業に応募するうえで、自分の理想に最も近い条件の企業を選択する場合がほとんどです。また、複数の企業を受けるということは、他社の条件と比較して入社を試みるということになります。なお、入社の希望条件には社内の雰囲気を重視する傾向も強いので、会社全体で快い対応を心掛けましょう。希望している条件とマッチしていないと、内定辞退に繋がる要因となります。

 

企業のイメージがずれていたため

就職活動をするうえでは、企業研究を充分に行ってから応募に進む学生がほとんどです。選考が進むにつれて、求職者が最初に抱いた企業のイメージと実際のイメージが、かけ離れていた場合、不安が生じやすくなります。具体的には、実際のイメージと「掲載内容にずれを感じる」「面接官のイメージが違う」などがあげられます。そのため、求人掲載の内容を魅力的に書きすぎないようにすることや面接・会社来訪時の対応は丁寧さを心掛けましょう。情報と来訪時のイメージのずれは、入社意欲の低下に直結するので注意が必要です。

 

内定通知・承諾後の対応が悪いため

内定を出すまでに時間がかかりすぎてしまうと、他社の内定を受けてしまう可能性が高くなります。また、内定通知から入社までに時間があると漠然と「本当にこの会社で良かったのか」などと考えてしまうものです。一方、内定を出すのが早すぎても、「ほかにもっと良いところがあるのでは?」との考えに至り、内定辞退を招く原因になりかねないので注意が必要です。内定が決まったら、なるべく早めの対応を心掛け、定期的にコンタクトをとってフォローしていくのが良いでしょう。

 

面接官の印象が悪かったため

面接官は会社の一員でもあり、会社の顔です。そのため、面接官の印象は、学生が企業を選ぶ際の判断材料のひとつにもなります。また、企業そのものが魅力だとしても、面接官の印象が悪いと内定辞退を招くので注意が必要です。さらに、面接官だけではなく、会社訪問時の対応やインターネットの口コミを確認している学生もいます。会社全体の評価と勤める人間の評価は直結するので、丁寧な対応を心掛けましょう。

 

内定辞退を下げる対策

面接時には、就職者側からも会社を評価されているという意識が大切になります。面接・会社来訪時に、印象が悪いと判断されてしまえば「内定を辞退されてしまった」という事態に繋がりかねません。ここでは、印象UPの方法と内定辞退率を下げる対策を5つ紹介します。

 

採用プロセスを見直す

採用プロセスとは、採用プランの立案や選考後の対応などについて検討するプロセスのことです。採用プロセスに明確な基準はなく、それぞれの企業によって方法は異なります。また、採用プロセスのすべてを改善するというのは容易ではありません。そのため、自社の課題として優先順位の高いものから対処していくというのが良いでしょう。そして、選考過程において、相互理解を深めるというのも重要なポイントです。

 

企業と内定者の信頼関係を構築する

面接時に感じた不安や不信感は内定辞退へと繋がる原因のひとつです。面接官の印象は、内定後の入社意欲や信頼にもかかわります。そのため、応募者との信頼関係を構築する必要があります。まず、採用担当の方は第一印象の良さと話しやすさを心掛けましょう。また、応募があった際のレスポンスが早いと好印象です。応募確認後から内定通知後以降も応募者との信頼関係を構築するきっかけを逃さないようにしましょう。

 

インターンシップを開催する

インターンシップは実際の体験を通し、会社の魅力を伝える重要な機会です。また、学生との接点も増えるため会社の知名度のUPも狙えます。実際に業務を体験することは、達成感ややりがいを感じるので、入社意欲の向上にも繋がるでしょう。なお、インターンシップは「なにをやっているのか」を知ってもらうだけではなく「職場全体の雰囲気」や「どのようにやっているのか」など実際の環境をアピールすることが可能です。インターンシップを開催する際には、職場全体の雰囲気の良さや業務の魅力が伝わるように会社全体で協力しましょう。

 

内定者へのフォローを丁寧に実施する

内定後の対応の悪さも内定辞退を招く要因です。入社までに時間があると、明確な理由がなくても漠然と入社に対する不安を感じる方も少なくありません。そのため、内定通知後も丁寧なフォローを心掛け、就職活動の状況などを気さくにヒアリングするというのも効果的です。近年、メールや電話以外にもチャットワークやラインなどの手軽なツールで気軽に対応を行う採用担当者もいます。内定者を不安にさせないよう、内定後のフォローも丁寧に行いましょう。

 

内定者同士の交流を図る

内定者同士が交流できる場を設けることも、内定辞退を防ぐためのポイントです。会社に勤めるうえで、同じ目線で話せる同期との繋がりは重要です。また、入社前に内定者同士での交流を促すことは「新しい職場への不安」の解消にも繋がります。なお、中には内定者懇談会を開く企業もあり、就活生が面接を通してどのような印象を受けたか、内定前後の改善した方が良い点などを聞くことができます。また、就活生からの直接的な意見を取り入れることで、採用プロセスへの課題を明確にすることが可能です。さらに、内定者同士の交流会を公開することで、新卒希望者へのフォローが手厚いという印象を与えることができます。

 

内定者の心に寄り添った採用プロセスを心掛ける

本記事では、内定辞退の原因7選と内定辞退率を下げる5つの方法について解説しました。就活において、複数企業を受ける場合がほとんどであるため、必然と他社と比較されるという状況になります。そのため「条件マッチング率」を満たすというのは必須になります。また、総合的に「内定者との信頼関係を構築」するというのが内定辞退を防ぐための大きなポイントです。面接時や会社来訪時には、丁寧な対応を心掛けましょう。そして、内定通知後に漠然と不安になってしまうというケースもあるため、内定後もメールのやり取りや、内定者同士の交流会などを通じて内定者との信頼関係を構築することが大切です。

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