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採用サイトが逆効果に?求職者の応募意欲を下げないために注意すべき点とは

近年、採用サイトを作成する企業が増えています。採用サイトの活用により、求人数の増加やミスマッチの防止が期待されています。ただし、採用サイトの内容やデザインによっては、逆効果になる可能性もあることに留意しましょう。この記事では、マイナスの影響を及ぼす採用サイトの特徴に加えて、どのような採用サイトが効果的であるかについて解説します。

 

採用サイトが求職者の応募意欲に与える悪影響は?

採用サイトが求職者の応募意欲に与える悪影響は、具体的な数字がなければ理解しづらいかもしれません。そこで、ここでは具体的な数字を提示し、採用サイトの重要性を説明します。

 

約2割の求職者が応募意欲ダウン

株式会社ニュートラルワークスの調査によると、企業の採用サイトの質によって志望度が低下したという声が19.3%ありました。 この数字は決して無視できません。企業自体が魅力的であっても、その魅力が求職者に伝わらなければ、応募数は十分なものとはなりません。したがって、採用サイトのデザインや内容は採用活動において非常に重要な要素の一つといえるでしょう。

 

マイナスに作用してしまう採用サイトの特徴

では、具体的にマイナスに作用してしまう採用サイトの特徴はどのようなものなのでしょうか。ここからは特に影響を与えてしまう点を5つに絞り、その特徴を説明します。

 

業務内容のイメージが沸かない

先述の調査によれば、採用サイトで最も残念に感じられるポイントは、「具体的な仕事内容がわからない」という声が最も多く、55.2%に上りました。具体的な声としては、「抽象的な内容が多く、具体的な仕事内容がよく理解できなかった」というものが挙げられています。

 

さらに、入社後にギャップを感じる要素についても、「仕事内容や仕事量」が約70%と最も多い結果となりました。このことから、就職後のギャップを回避するためにも、業務内容の詳細な記載は必須といえるでしょう。

 

給与面の情報が不明瞭

給与面の不明瞭な採用サイトは、企業と求職者の双方にとって好ましくありません。求職者は自身の給与を事前に知りたいと考えています。給与面が不明瞭だと、求職者は企業への応募を真剣に検討しない可能性があります。給与を明確に記載することで、企業は優れた人材を採用しやすくなり、求職者は安心して応募できます。

 

職場の雰囲気がわからない

採用条件や福利厚生の情報はもちろん重要ですが、職場の雰囲気も同様に重要な要素です。しかし、多くの採用サイトでは職場の雰囲気を伝えるコンテンツが不足しています。実際、リクルートの調査によれば、求職者の約73%が職場の雰囲気に関する情報が少ないと感じています。職場の雰囲気が良いにもかかわらず、それを求職者に伝えないのは非常に惜しいことです。採用サイト制作においては、具体的な職場の雰囲気を伝えることに注力しましょう。

 

デザインが古い・見づらい

採用サイトの質によって志望度が低下する理由の中に、「デザインが魅力的でなく古臭い印象を受けた」という声もあります。採用サイトのデザインは、企業の第一印象を左右する重要な要素です。古めかしいデザインは、求職者のサイト閲覧意欲をそぐ可能性があります。

 

さらに、画像を多用した採用サイトでも逆効果になるケースもあります。現在、多くの求職者はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で情報を収集しています。モバイル端末向けに最適化されていない採用サイトでは、画像が途切れていたり、文字が小さくて読みづらくなっていたりなどの問題が発生している可能性があります。採用サイトをモバイル端末に適した形に最適化することも、悪い印象を与えないための対策といえるでしょう。

 

情報が最新でない・不足している

採用サイトを作成した後も、更新を怠ってはいけません。採用サイトの情報が古いままであると、求職者に不信感を抱かせる可能性があり、逆効果になってしまいます。以下に具体的な例を挙げます。

 

・最新更新日時が古くなっている

・掲載写真の画質が悪い

・終了した求人がまだ掲載されている

・ビジョンやミッションが変更されているにもかかわらず、古い情報が掲載されている

・部署の異動などがあり、紹介されている上司が居ない

 

これらの情報が未更新のままであると、求職者は企業が採用に力を入れていないのではないか、情報はすでに変更されているのではないかと不信感を抱く可能性があります。その結果、求職者の応募意欲は失われてしまうでしょう。

 

採用サイトで求職者の応募意欲を高めるには?

では、求人者の応募意欲を高めるにはどのような採用サイトを作成すれば良いのでしょうか。ここからは、求職者の応募意欲が向上する、採用サイトの4つのポイントを説明します。

 

入社後のイメージが沸くよう工夫する

入社後のギャップ解消や応募意欲の向上のためには、入社後のイメージを伝えることが非常に重要です。採用サイトには、企業のビジョンや社員の働く姿を映した写真や動画、社員へのインタビューなどの掲載が効果的です。

 

社員へのインタビューでは、働き方や成長体験、仕事のやりがいについて語ってもらうのが良いでしょう。これにより、求職者は自身のキャリアや将来の展望に合致するかどうかを判断できます。これらの情報は、応募数の増加につながるでしょう。

 

求人情報は詳細まで記載する

求職者は、勤務条件や給与、待遇などの詳細情報を求めています。いくら会社のイメージがつかめても、詳細な情報が載っていなければ応募をためらう要因になってしまうでしょう。そのため、採用サイトにはできる限り詳細な情報を掲載するようにしましょう。

 

デザインに統一感を持たせる

採用サイトの効果を高めるためには、デザインの統一性も重要な要素です。企業のブランディングイメージを考慮し、デザインに一貫性を持たせましょう。適切な色やフォントの選択により、採用サイトに統一感が生まれ、企業のイメージがより伝わりやすくなります。企業のイメージがしっかりと伝わることは、企業の信頼性向上にもつながるでしょう。

 

例えば、企業が「若くて活気のある企業」というイメージを打ち出したい場合、採用サイトのデザインも明るくポップな色使いやフォントを使用すると効果的です。逆に、企業が「信頼と実績のある企業」というイメージを打ち出したい場合、採用サイトのデザインも落ち着いた色使いやフォントを使用すると良いでしょう。

 

定期的に情報更新・リニューアルを行う

採用サイトの定期的な更新やリニューアルも、求職者の応募意欲に直結するとても重要な要素です。採用サイトが定期的に更新されていれば、この企業は採用活動に積極的であるというイメージを持ってもらいやすいでしょう。

しかし、採用サイトの更新は案外手間がかかるものです。定期的な情報更新を行うため、専門知識を持っていなくても簡単に更新できる仕組みづくりが大切です。

 

まとめ

採用サイトは、求人サイトでは伝えきれない企業の魅力を自由に伝えられる頼もしいツールです。魅力的な採用サイトを作成すれば、求職者の応募意欲が高まり、応募数も増加するでしょう。この記事が、採用サイトを作成しようとお考えの企業の皆様にとって有益な情報となれば幸いです。

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