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  • 採用ピッチ資料

採用ピッチ資料の作り方を解説!活用方法も紹介

近年、採用情報のオープン化が進み、採用ピッチ資料を作成する企業が急増しています。

 

しかし、採用ピッチ資料は要点を押さえた構成にしないと、十分な効果が発揮されません。

 

そこで、本記事では採用ピッチ資料の作り方について詳しく解説していますので、参考になれば幸いです。

 

採用ピッチ資料とは

採用ピッチ資料とは、企業が求める人材に対して応募を促すための会社説明資料です。

 

企業の事業内容や社風などを詳しく紹介し、求職者に自社で働くイメージを湧きやすくさせます。作成した資料をweb上で公開すれば、採用ターゲットからの認知度を向上させることができるでしょう。

 

また、選考に進む前に応募者に送付し、企業についての理解を深めてもらったり、ミスマッチな応募者のふるい分けも可能となります。

 

採用ピッチ資料に記載すべき項目

採用ピッチ資料に記載する項目にはいくつかあります。記載内容によって資料の効果が変わるので、状況に応じてどの項目を含めるのか検討しましょう。

 

ここでは、どの資料にも必須な3つの項目について詳しく解説します。

 

会社概要

会社概要で記載すべき項目は、以下の3つになります。

 

  • 事業内容

自社の事業内容について記載しましょう。複数の事業に取り組む場合は、一覧でまとめるのがおすすめです。

  • 沿革

創業から現在に至るまでの自社の歴史をまとめましょう。自社の転機となった出来事をメインに時系列で示すのがおすすめです。

  • MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

MVVは「企業が果たすべき使命や存在意義」「企業の理想像や中期的な目標」「企業の具体的な行動指針や行動基準」を表しています。MVVに共感できる応募者を集めるために、理解しやすいようにまとめましょう。

 

組織概要

組織概要では、以下の4つの項目を含めるようにしましょう。

 

  • メンバー紹介

全員を個別に詳しく紹介するのではなく、どのようなキャリアを持ったメンバーが在籍しているのか紹介します。また新卒中途入社割合や年齢層、リモートワーク率などもグラフを用いて表記しましょう。

  • 社風や文化

応募者が入社後に自身が働くイメージをするために、社風や文化の説明は欠かせません。実際に現場で働いている社員の声を掲載するのもおすすめです。

 

  • 勤務形態と福利厚生

応募者の注目度が高い項目のため、自社の魅力をアピールするとともに、詳しく説明してミスマッチを予防しましょう。企業が設定している休暇や手当てなどの情報を伝えれば自社の価値観を伝えられます。

 

  • 評価制度・賞与

評価基準や昇給精度など、給与に関わる項目は応募者の注目度が高いため詳しく説明しましょう。入社後にどのような過程を経て年収が上がっていくのか、実例を踏まえて紹介するのがおすすめです。

 

採用情報

採用情報には、現在募集しているポジションや業務内容、求めている人物像、選考フローなどの情報を記載します。

 

入社に至るまでの過程が明確になるように説明すると、求職者側の不安を減らすことができるでしょう。また、会社からのメッセージを添えておけば、ミスマッチを防止しやすくなるため、採用の効率化が可能となります。

 

採用ピッチ資料の作り方のポイント

ここでは、採用ピッチ資料を作成する際に意識すべき5つのポイントについて詳しく解説します。

 

ターゲットを明確にする

求める人材とのマッチング率を高めるためには採用ターゲットの明確化が欠かせません。そのため、ターゲットを設定する際に表現を曖昧にしないように注意しましょう。

 

例えば、「積極的にコミュニケーションがとれる人」といったような表現は人によって判断基準が異なります。この場合は「アイデアや疑問点を自発的に意見できる人」といったように明確化しておくことが大切です。

 

ターゲットが知りたい情報を載せる

採用ピッチ資料は応募者に対して作成する資料のため、応募者が知りたいであろう情報を分析して載せましょう。

 

応募者側が直接では聞きづらい情報をあらかじめ記載しておくと、応募者の不安を解消することができます。残業時間や評価制度などの情報は積極的に開示することが大切です。

 

ストーリー性を考える

資料内容はストーリー性のある構成にして、応募者が読み進めていくなかで興味・関心が高まるようにしましょう。闇雲に企業情報を詰め込むのではなく、応募者の理解を順番に促しながら「次に知りたい情報」に応えていくのが必要です。

 

例えば、「会社概要」の次に「採用情報」の説明が始まると、応募者が職場の雰囲気などの情報が分からないまま説明が進行してしまうため、情報が整理しづらくなります。

 

読みやすく工夫する

資料内容は読み手である応募者が、読み進めやすいように工夫を施しましょう。採用ピッチ資料は多量の企業情報を詰め込む必要があるため、1ページの文字数が多くなったり、全体ページ数が多くなったりして読みにくくなってしまう可能性があります。読みやすい資料にするためには、伝えるべき情報を絞り込んだり、図や表で表せる情報は図解したりしましょう。

 

定期的に更新する

一度作成した資料は、掲載内容を定期的に最新の情報へ更新する必要があります。

 

情報が古いままだと、応募者から「やる気のない企業」と思われてしまったり、情報の食い違いでミスマッチな人材が応募してくる可能性が高いためです。

 

社員数や沿革、福利厚生など、年月の経過で変わっていく項目は最新情報へ更新し、資料内容を充実させる必要があります。

 

採用ピッチ資料の活用方法

ここでは、作成した採用ピッチ資料を効果的に活用するための5つの方法について詳しく解説します。

 

web上で公開する

採用サイトやSNSなどで公開すれば多くの求職者の目に触れられるため、認知度向上が期待できるでしょう。

 

また、SNSによって情報が広く拡散されるため、潜在的な層へのアプローチや自社のブランディングに活用できます。

 

面接前に送付する

面接実施前に応募者に送付すれば、事前に応募者が企業理解を深められるでしょう。

 

応募者の企業理解が進んだ状態で面接を実施すれば、企業説明の時間を省略でき、質問時間を多めに確保できます。なお資料の送付は面接当日の2、3日前がおすすめです。

 

早期に送付してしまうと内容を忘れられてしまう可能性もあり、実施日直前では時間がなく読まれない可能性があるでしょう。

 

スカウトメールに使用する

スカウトメールに添付して送信すれば、自社の魅力を効果的にアピール可能です。

 

メール本文で自社の魅力について長文で説明するよりも、採用ピッチ資料なら画像などを用いて視覚的にも分かりやすく魅力を伝えられるでしょう。自社の魅力を十分に伝えられれば、メールの返信率も向上させられます。

 

会社説明会で利用する

会社説明会でプレゼンテーション資料として使用するのも効果的です。

 

資料内容をスクリーンなどに映して説明を行う場合は、ページ数や文字などのデザインを変更して、求職者側から見やすくなるように編集しておきましょう。

 

また、説明会終了後に説明に用いた資料の配布を行うことで、内容を読み返してもらえる可能性があります。

 

リファラル採用で使用する

リファラル採用とは、自社の社員から知人の求職者を紹介してもらう採用手法です。

 

リファラル採用では求職者が企業理解に乏しいケースが多いため、資料を送付すればより企業理解を深めてもらえます。選考前に資料を読んでもらえれば、自社に共感している人材かどうか、ふるい分けることも可能です。

 

まとめ

ここまで採用ピッチ資料の作り方について活用方法と併せて紹介してきました。

 

採用ピッチ資料を作成する際は、ターゲットとなる求職者の人物像を明確にし、求めているであろう情報を分かりやすく伝える工夫が必要になります。作成後はさまざまな場面で活用可能なため、定期的に資料内容を更新し、効果的に使用するのがおすすめです。

 

本記事で紹介したポイントを押さえて、採用ピッチ資料を作成してみましょう。

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