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2024版新卒採用スケジュール!企業側がすべきことを解説

企業が2026年卒の学生を新卒採用で獲得するためには、2024年のうちから採用スケジュールを作成しておく必要があるでしょう。事前に採用スケジュールを準備しておくと、採用活動を円滑に進行可能です。

 

本記事では2024年版の新卒採用スケジュールを紹介し、企業側が取り組むべきポイントを時期別に解説します。

 

2024版の新卒採用スケジュール

2026年卒の採用スケジュールは以下のとおりです。なお、下記のスケジュールは2025年卒についての動きを参考にした大まかな見通しとなります。企業ごとに選考時期は多様化の傾向があるため、個別にリサーチするのがおすすめです。

 

・2024年7~9月:夏期インターンシップの実施、会社説明会の実施

・2024年10~12月: 秋・冬インターンシップの実施

・2025年1~2月: 採用活動開始準備、インターンシップ参加者のフォロー

・2025年3~5月: 採用活動開始、エントリーシート対応、会社説明会実施

・2025年6~9月:選考、内定者決定、内定者フォロー

・2025年10月~2026年2月:内定式実施、入社前研修実施

 

2024版新卒採用における企業側の動き

ここでは、各期間ごとにおける企業の採用活動について詳しく解説します。

 

2024年7月~9月(サマーインターンシップ)

夏期は学生のインターンシップ参加率が上昇します。企業側は夏期前に前年度の採用活動を振り返り、今後の採用活動の改善を検討しましょう。

 

また、会社説明会やイベントを実施し、学生へのアプローチを図るのも重要です。夏期インターンシップの参加状況も参考にしながら、秋・冬インターンシップの準備も進行させます。

 

2024年10月~12月(秋・冬インターンシップ)

夏期インターンシップに不参加だった学生は秋・冬実施のインターンシップに参加する可能性があります。企業側はインターンシップに参加した学生との関係維持には注力しましょう。

 

また、今後実施予定の説明会やイベント、採用スケジュールの案内に取り組みます。自社の採用ページの改善や、企業紹介パンフレットの作成など、広報活動の準備も必要です。

 

2025年1月~2月(採用活動開始準備)

学生の就職活動が本格化し、志望企業の情報集・説明会参加が活発になります。企業側は、面接官の選定・トレーニングや面接会場の確保など、採用活動開始に向けて最終準備が必要です。

 

また、インターンシップで接点を持った学生のフォローも強化します。自社のアピール要素を含んだコンテンツを紹介するなど、参加学生が企業理解を深められるよう促しましょう。

 

2025年3月~5月(採用活動開始)

3月の採用解禁に伴って、学生の就職活動が活発化します。企業側は企業説明会や学生への各種連絡を開始させるため、最も忙しい時期となるでしょう。

 

企業説明会の実施は3月から4月に集中させて、6月以降の面接や選考の準備にも取り組めるように動く必要があります。

 

2025年6月~9月(選考&内定)

内定を得られていない学生は、引き続き企業への応募や説明会へ参加します。一方ですでに複数の企業から内定を得られている学生は、希望する就職先を決定するとともに、他企業に内定辞退を行うでしょう。

 

企業は応募した学生に対する合否連絡を行い、合格者である学生との面接も実施します。また、内定を出した学生の内定辞退を防止するために、懇談会や交流会などを実施してフォローを行うのも重要です。

 

2025年10月~2026年2月(内定式・入社前研修)

学生は10月に行われる内定式に向けて、就職先を決定し、就活を終え始めます。

 

企業の動きは採用目標人数に内定者数が達しているかどうかで変わるでしょう。人数が達していない場合は、引き続き学生へのアプローチを面接や選考で行います。人数が達している場合は、入社前研修に注力し、内定者の入社へ向けたモチベーションを維持させ、入社後の即戦力化を促しましょう。

 

採用スケジュール作成のポイント

採用スケジュールを作成するにあたって、意識すべきポイントを紹介します。以下が主なポイントの解説です。

 

学生の就活動向を確認する

毎年、多数開催されている就活イベントはチェックするのがおすすめです。企業が実施するイベントだけでなく、採用・就職支援を目的とする企業実施の合同説明会や学生交流会などさまざまな形式で実施されています。

 

就活イベントをきっかけに就活に力を入れ始める学生も多いため、イベントの開催スケジュールを確認し、学生と接点を持つ手段やタイミングを検討しましょう。

 

自社のリソースを確認する

作成する採用スケジュールは必ず自社のリソースで実行可能にしましょう。

 

例えば、予定よりも人員不足の場合、学生に対する対応を計画通りに行えません。採用活動は学生の就活に合わせて行うため、一度出遅れてしまうと立て直すのは困難でしょう。

 

また、採用スケジュール通りの対応が自社のみでは不可能な場合、採用サポート企業の活用も検討します。

 

競合の動向を確認する

競合他社と採用ニーズが重なるケースは少なくないため、他社の動きを確認し、人材を奪い合う状況を避けましょう。

 

例えば自社が中小企業の場合、大企業の選考開始時機をチェックしておき、自社の選考開始時期を遅らせて実施するのがおすすめです。同じ業界内でも採用活動時期をずらせば、効果的に学生へのアプローチを行えるでしょう。

 

新卒採用を成功させるポイント

新卒採用を効果的に進めるためには、押さえておくべきポイントがあります。以下が主なポイントの解説です。

 

ターゲットの人物像を明確にする

自社が求める人材の人物像を明確にしておけば、選考をスムーズに進行させられて、採用活動を効率化可能です。採用活動に携わる社員の間でターゲット像を共有しておくと、選考ごとの担当者によって認識がずれず、ミスマッチを防げるでしょう。

 

時代に合った手法を用いる

採用活動は時代の変化に伴い変動するため、求職者に「時代遅れの企業」と判断されないように、現代の様式に適した活動内容にしましょう。

 

近年では求人サイトなどを活用した採用形式だけでなく、企業側から希望の人材に直接アプローチする「ダイレクトリクルーティング」も存在します。

 

分析と改善を継続する

採用活動の質を向上させるためには、活動内容全体で得られるさまざまなデータを収集し、分析することが必要です。データを分析すれば課題を把握でき、活動内容の改善に繋げられるでしょう。

 

例えば、各選考段階の通過者・辞退者数を参考にすると、採用基準や募集方法を改善可能です。

 

まとめ

ここまで2024年版の新卒採用スケジュールを紹介し、採用スケジュール作成のポイントと新卒採用成功のポイントも併せて解説してきました。

採用活動は時代によって大きく変化するため、学生や他企業の動きを十分に確認し、採用市場の把握が必要になります。

 

本記事の情報も参考に、採用活動を円滑に進められる採用スケジュールを作成しましょう。

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