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採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成するメリットは?デメリットと併せて解説
以前は採用活動の一環としてコーポレートサイトの中に採用情報として募集要項を掲載するなどしていましたが、オウンドメディアの1つとして採用サイトを運用する企業が増えてきました。コーポレートサイトの中に採用情報を掲載すれば採用活動としては要足りると思われる方もおられるかもしれませんが、コーポレートサイトと採用サイトでは対象が違います。コーポレートサイトの対象は顧客や株主ですが、採用サイトの対象は就活生や求職者です。採用サイトを構築するには、まずドメインを決めなければなりません。詳しくは後述しますが、ドメインはインターネット上の住所のようなものです。本記事では、採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成するメリット・デメリットについて解説します。
ドメインとは
ドメインとは別名ドメイン名とも呼び、インターネット上における番地とも言える住所のようなもので、ユーザーが特定のWebサイトにアクセスするために使用されます。例えば、「https://www.example.com」のようなURLでは、「example.com」部分がドメインです。ドメインはWebサイトを識別することの他にも、インターネット上の情報を整理したり不正行為を防止したりするといった役割も担っています。ドメインはトップレベルドメインとセカンドレベルドメインから構成されており、先ほどの例では「.com」がトップレベルドメイン、「example」がセカンドレベルドメインです。これらに加えて必要に応じてセカンドレベルドメインの左にサブドメインを追加します。
採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成するメリット
採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成することで、以下に記すようなメリットがあります。
信頼感の向上
採用サイトがコーポレートサイトのドメイン内にコンテンツとして作成されていることで、サイト運営に真剣かつ誠実に取り組んでいるといった信頼感を得ることが可能です。また、コーポレートサイトと採用サイトが同じドメイン内に存在し、デザインやレイアウトを統一することで、一貫性のあるブランディングが可能となります。求職者はコーポレートサイトと採用サイトをシームレスに閲覧することで、企業の理念やビジョン、社風、事業内容などを理解しやすくなります。他にも採用サイトのSEO効果を向上させることが期待できるのも、採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内にコンテンツとして作成するメリットです。
アクセス数の増加
コーポレートサイトのドメインは通常、長期間にわたって運営されており、多くのリンクやトラフィックを集めているため、検索エンジンから高い評価を得ています。この高評価を採用サイトでも共有できるため、検索エンジンの結果ページで上位に表示されやすくなり、アクセス数の増加を期待することが可能です。またコーポレートサイト内で採用サイトの存在を容易に認識できるため、採用サイトが同じドメイン内にあれば、自然な流れで採用情報にアクセスできます。他にも採用サイトが同じドメイン内にあることで、コーポレートサイト全体で使われているキーワードの関連性やコンテンツの質がSEO効果の向上にも役立ちます。
運用コストの削減
採用サイトを独立したドメインで作成しようとすると、ドメイン取得費用、サーバーレンタル費用、Webサイト管理費用が別途かかります。ドメイン取得費用は年間数百円から数千円程度、サーバーレンタル費用は月額数百円から数千円程度、Webサイト管理費用は規模や複雑さで異なりますが月額数万円程度が目安です。採用サイトをコーポレートサイトの同じドメイン内に作成すれば、これらの費用を削減することが可能です。また同じドメイン内に作成することで、ドメイン管理、サーバー管理、Webサイト更新、セキュリティ対策といったWebサイト管理の手間も軽減できます。他にもデザインと開発コストの削減、マーケティングコストの削減、運営リソースの効率化を図れるのもコストメリットです。
情報の一元管理
採用サイトがコーポレートサイトと同じドメイン内に存在することで、採用に関する情報を一元管理することが可能です。情報を一元管理することで、求職者が必要な情報を容易に見つけられる、企業の情報発信が効率化される、Webサイト管理の手間が軽減されるといったメリットがあります。大抵の場合、求職者は採用サイトで企業について知りたい情報をすべて確認したいと考えていますが、情報が分散していると必要な情報を見つけられず、企業への印象が悪くなる恐れがあります。採用サイトで発信する情報を一元管理することで、情報の誤りや矛盾を防ぎ、首尾一貫した情報を提供することが可能です。また、重複入力やデータの不一致を避けられる、一貫したブランドイメージを保てる、アクセス権限の設定やユーザー管理が簡単になることもメリットです。
採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成するデメリット
採用サイトをコーポレートサイトのドメイン内に作成することで、上に記したようなメリットがある反面、以下に記すようなデメリットがあります。
サイト内構造の複雑化
長い期間運用されてきたコーポレートサイトは、サイト内の構造が複雑化している可能性が高いと言えます。採用サイトをコーポレートサイトの同じドメイン内に作成する場合は、例えば「https://www.example.com/careers/」といったURL構造にするのが一般的です。この場合では、採用サイトのコンテンツはコーポレートサイトのディレクトリ内に格納されますが、コンテンツが増えるとディレクトリ構造が複雑化し、サイトを見つけにくくなる恐れがあります。つまりディレクトリ構造が複雑だと、求職者がサイト内で、この会社の求人情報はどこに掲載されているのかと、迷いやすくなってしまうのです。複雑化を低減するには、できるだけトップページに近い階層にディレクトリを作成する必要があります。
ブランディングの弱体化
採用サイトの効果を引き出すためには、コーポレートサイトから独立したブランディングを構築することが必要です。しかしながら、採用サイトをコーポレートサイトと同じドメイン内に作成すると、コンテンツやデザインが両方とも同じようなものになる可能性があります。コンテンツやデザインが両方とも同じようなものだと、求職者向けのメッセージが埋もれてしまい、採用サイトがコーポレートサイトの一部として認識されてしまいやすくなります。採用サイト独自のブランディングが構築されていないと、求職者は企業の個性や魅力を理解しにくくなり、応募をやめてしまうかもしれません。
情報量の制限
採用サイトは求職者に自社の魅力を伝え、応募を促すWebサイトです。一方、コーポレートサイトは企業の全体像を伝えるWebサイトです。採用サイトをコーポレートサイトと同じドメイン内に作成する場合、コーポレートサイトのデザインやレイアウトに制限され、その結果採用サイトに掲載できる情報量が制限される恐れがあります。これに加えて、コーポレートサイトのサーバー容量やパフォーマンスが低い場合は、情報の絶対量が制限される場合があります。情報量が少ない採用サイトは求職者に自社の魅力を十分に伝えることができず、応募につながらない可能性のあることもデメリットです。
技術的な難易度
採用サイトとコーポレートサイトを同じドメイン内に作成する場合、技術的な難易度が高くなる可能性があります。これは、コーポレートサイトの既存システムやCMS(コンテンツ管理システム)と採用サイトのシステムを統合する必要があるためです。例えば応募者管理システム(ATS)や、求人情報の自動更新機能などを追加する必要がある場合では、それらのシステムと既存のシステムを統合するのは、技術的に難易度は高いものです。コーポレートサイトのCMSが採用サイトの要件を満たしていない場合は、新しい CMSの導入が必要にある可能性がありますが、新しい CMSの導入には、時間、手間、コストがかかります。また、採用サイトで複雑な機能を実装したい場合は、Web開発の知識や経験が必要になります。
まとめ
ドメインはインターネットの基本的なインフラストラクチャーの一部であり、採用サイトのアクセスや管理においても重要な役割を果たしています。ドメインを決めるのは会社の名称を決めるのと同じくらい、非常に重要な工程です。採用サイトをコーポレートサイトと同じドメイン内に作成するのは、本記事で解説したようにメリットとデメリットの両方があります。同じドメインにしたほうがいいのか、サブドメインや独自ドメインで運用したほうがいいのかは、メリットとデメリットを比較検討したうえで、自社にとって最も適した方法を選ぶことが重要です。
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