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採用サイトで応募数が3倍に!? 成功するデザインとコンテンツの作り方
インターネットでの情報収集が主流である現在、採用サイトの制作は、ほぼ確実に応募数の増加に貢献します。成功するデザインとコンテンツを参考にして制作すれば、応募数を3倍に増やすのも夢ではないでしょう。
この記事では、採用サイトのデザインとコンテンツの作り方について解説します。採用サイトはデザインで関心を引き、コンテンツで応募に誘導するのが構成の基本です。これから採用サイトの制作を考えている方はぜひご参照ください。
デザイン・コンテンツを制作する前に採用ターゲットを決める
まず、デザイン・コンテンツの制作方針を決めるために、採用ターゲットを決めましょう。
採用サイトは求める人材を獲得することが目的です。デザインもコンテンツも採用ターゲットを基準に決めます。
ターゲットを決めずに制作してしまうと、求める人材を獲得できないばかりか、採用活動を煩雑化させる原因にもなりかねません。
採用サイトにおけるデザインの役割
採用サイトにおけるデザイン制作の役割は、優れたビジュアル・サイト設計で求職者に好印象を与え、関心を持ってもらうことにあります。
デザインは単に美しさだけでなく、企業の理念や価値観を伝える重要な手段です。サイトが提供する視覚情報や操作性が、求職者が企業に対して抱く印象を決定づけます。
たとえば、洗練されたイラストから、企業に親しみやすさや創造性を感じ、優れたサイト設計を体験して「堅実な企業だ」と評価する人がいるでしょう。
このようにデザインには、イメージや信頼感を向上させ、求職者に応募を促す役割があります。
3つのデザイン要素
成功するデザインを制作する上で、知っておきたいのが3つのデザイン要素です。ここでは、各デザイン要素の概要と、意識すべきポイントについて解説します。
ビジュアルデザイン
1つ目は、見た目で伝えるビジュアルデザインです。
ビジュアルデザインは、サイトのレイアウト、カラーや画像、文字や書体の種類など、目に見える部分のデザインを指します。見た目を美しくすることで人々の興味を引き付け、メッセージを伝えやすくします。
レイアウトはスマホからの見やすさ、操作のしやすさを優先しましょう。近年の求職者はPCよりスマホから情報収集を行っているので、スマホ操作に適したボタンの配置を意識することが大切です。
カラーや画像は、採用ターゲットに合わせつつ、流行やトレンドに合わせましょう。「時代遅れ」なカラーや画像は、古臭いイメージにつながり、求職者の関心を引きにくくなります。流行やトレンドを取り入れて、現代風のデザインを心がけるのがポイントです。
フォントの種類も、設定次第で採用サイトの印象を大きく変えます。デザインにマッチしたフォントを選択しましょう。
レスポンシブデザイン
2つ目は、どんな条件からでも快適に表示できるレスポンシブデザインです。
レスポンシブデザインとは、画面のサイズやデバイスに応じて自動的に表示を調整できるデザイン手法です。実装されていれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの様々なデバイスからアクセスしても、適切にサイトが表示されます。
採用サイトは様々なデバイスからアクセスが予想されるため、レスポンシブデザインはほぼ必須です。
実装されていない場合、デバイスによって文字や画像が小さく表示されたり、レイアウトが崩れたりする恐れがあります。
レスポンシブデザインは、コードを入力するだけでも実装できるケースも少なくありません。採用サイトを十二分に機能させるためにも、積極的に導入しましょう。
ユーザビリティ
3つ目は、ユーザーが求める情報をスムーズに提供できるユーザビリティです。
ユーザビリティとは、ユーザーがサイトを使用する上での使いやすさ、利便性です。求職者は求人を出している企業が自分に合っているか判断するために、採用サイトにアクセスします。採用サイトでは、そのような求職者にストレスなくスムーズに必要情報を提供できることが求められます。
ユーザビリティを高める施策としては、情報の整理やカテゴリ分け、分かりやすいナビゲーションなどの導入が代表的です。必要情報へのアクセスを補助することで、応募までの距離を短くできます。このような利便性は全世代を通して大切ですが、特にZ世代はタイムパフォーマンスを重視する傾向があります。若者を集める際は、必ず意識したいデザイン要素です。
採用サイトにおけるコンテンツの役割
デザインで関心を引きつけても、コンテンツが充実していなければ応募につながりません。コンテンツの役割は、次の3つです。
①企業の魅力を発信して、志望度・企業理解度の向上させる
②求職者の疑問や不安を解消して、応募を促進する
③採用ブランディングを行い、競合との差別化を行う
コンテンツは、応募者を集めるだけでなく、採用後のミスマッチを減らす役割があります。
採用サイトを構成する5つの基本コンテンツ
成功するコンテンツを制作する上で知っておきたいのが、採用サイトを構成する基本コンテンツです。ここでは5種類のコンテンツと意識すべきポイントについて解説します。
必須コンテンツ
採用サイトにおける必須コンテンツとは、求人の概要を示した基本項目です。具体的に以下の通りです。
・募集概要(職種、業務内容、応募条件など)
・応募方法や採用プロセス
・企業情報
採用サイトの目的は、求人内容を見て応募してもらうためです。これらの情報が分かりやすく整理されていないと、求職者は応募すべきか判断できないので、必ず記載しましょう。
採用ターゲットのニーズに沿ったコンテンツ
採用ターゲットのニーズに沿って、疑問や不安を解消できるコンテンツです。具体的には以下の通りです。
・福利厚生
・現役社員へのインタビュー
・1日のワークスタイル
・職場の雰囲気
・応募に関するQ&A
内容としては「給与・福利厚生」「業務イメージ」「労働環境」「企業文化」などですが、どこに重点を置くかは、ターゲットの年齢や業界事情によって異なります。
求職側の傾向を分析する、業界の離職理由などを把握するなどをしておくと、どんなコンテンツを作るべきか分かりやすくなるでしょう。
ミスマッチを防止するコンテンツ
労働環境を明らかにして、ミスマッチによる早期離職を防止するためのコンテンツです。具体的には以下の通りです。
・現場社員の声
・新入社員へのインタビュー
・キャリアパスや研修制度
あまりに良い面ばかりをアピールしてしまうと、採用者が入社後に理想と現実のギャップに耐えられなくなってしまうリスクがあります。現場での働き方や入社後苦労したことなど、リアルな情報も必要です。
また、近年の日本は年功序列制度が必ずしも残っておらず、働き続けていても出世できるとは限りません。「どのように昇進・昇格できるか?」「どのように成長できるか?」を明確にすることもミスマッチを防ぐ上で重要になっています。
自社の独自性をアピールできるコンテンツ
他社との差別化につながる、自社の独自性をアピールできるコンテンツです。具体的には以下の通りです。
・動画
・数字やグラフ
人材獲得競争を勝ち抜くには、他社とは違う独自性をアピールする必要があります。文面だけでは分かりにくい独自性も、データの提示や動画を活用することで伝わりやすくなります。
コンテンツを使って、独自性を上手く強調しましょう。
求職者から応募したいと思わせるコンテンツ
実利的な条件とは別に求職者が魅力・共感を覚えるコンテンツです。具体的には次の通りです。
・企業理念
・代表者のメッセージ
・求める人物像
実利的な条件だけで求職者を引きつけるだけでは不十分です。採用サイトから求職者に魅力・共感を覚えてもらってこそ、応募者の質も高まります。
企業理念や代表者のメッセージを通じて、この企業であれば「価値観が共有できる」「活躍できる」と思ってもらえるようにしましょう。
まとめ
採用サイトは求職者の情報収集で、大きな役割を果たしています。3つのデザイン要素で求職者の関心を引き、5つの基本コンテンツで応募に誘導すれば、応募数3倍も夢ではありません。
これから採用サイトの制作に取り掛かる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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