「魅力を感じられない企業」にならないためには
- エントリー
- 就活
- 採用活動
- 説明会参加
こんにちは、インターン生のTです。
今回は我々学生が就職活動中、企業を選ぶ基準としてどんなところを見て、説明会しかり面接参加を決めたのか、就職活動を終えたばかりの立場として生きた情報をお伝えできたらと思い記事を書かせていただきます。
どんな優良企業であっても、情報の伝え方次第で学生は「魅力を感じられない企業」だと感じてしまう
まず、学生の立場としてB to C企業だと「どんな事業をしているか」「何を売っているのか」わかりやすいですが、馴染みのないB to B企業だと、文面だけでは「どんなことをしている企業なのか」理解ができず説明会の参加すらせずにページを去ってしまうことが多いです。
よって大手企業への集中化が止まらなくなってしまう現状を作り出していると考えられます。
まずは何もわからない学生に分かりやすく簡潔に企業の情報を伝えることで、多くの学生を選考の導線に乗せることができます。
私自身も就職活動を始めたばかりの時は企業のことなどあまり知らず、大手企業ばかりを見ていました。
周りの友人も当初は大手企業ばかりにエントリーしたと聞いています。
学生はやったことのない初めての就職活動で自分が無事内定をもらえるのかわからず不安です。
駒がなくなってしまうことを恐れ、リスクヘッジとしてたくさんエントリーする人が多いです。
グラフは株式会社マイナビが調査した、ここ3年の「平均エントリー社数累計」を示すものです。
15年卒では100社近いのに対して、16年は55社が平均。17年卒は3月の時点で30.6社。
(出展 http://www.mynavi.jp/news/2016/04/post_11157.html )
エントリー数は減少傾向にあります。17年卒は早期戦だったこともあり例年よりも少ないでしょう。
3/1のエントリー戦争で、ひとつでも多くの企業にエントリーせねばという気分でエントリーしたもののどんな会社だったか忘れ、説明会へも参加せずにスルーしてしまう企業というのが出てきます。
もしくは、ページには来てくれるものの、エントリーしてくれない。ここに属してしまうと非常にもったいないです。
また、スルーしてしまった後で駒数を増やすタイミングというのが多くの学生に来るでしょう。
マイナビのデータを見てわかるように、エントリーの約半分は追加分のエントリーになります。
では、学生はなぜエントリーしたものの、説明会へ参加せず離脱してしまうのか
なぜ、ページには来てくれたもののエントリーしてくれないのでしょう?
これは企業側が提供する情報が適切ではないことが考えられます。
例えば、「事業内容が不明確」「学生が日常生活で接点のない企業だから何の事業を行っているのかわからないのに専門用語ばかりで理解できない」
どんな会社で、何をやっていて、何を伝えたいのかわからないと学生は他にもっといい所はないかと離脱してしまいます。
逆にどんな企業が学生の注目を集め、興味を獲得しているのでしょうか?
弊社のインターン生の中でも評価が高かったものをひとつご紹介します。
(出展 http://www.recruit-mp.co.jp/fresh/2017/)
こちらはリクルートマーケティングパートナーズの新卒採用サイトです。
トップページが動画になっていて社員の雰囲気やオフィスの雰囲気が映し出されています。
画面中央には「I Will その意志が世界を変える」とメッセージが書かれていて、下へスクロールするとその言葉の意味が綴られています。
私自身このページを見た時、会社のことがとてもわかりやすく書いてあったので、ワクワクさせられ興味を惹かれました。
トップページは第一印象のようなもの
学生が採用サイトを見るときに重視するものは、「わかりやすさ」「情報量」「デザイン性」の3つです。
サイトに訪れた学生はまず目に入ってくるトップページのデザインを見て自分の働きたい職場のイメージと照らし合わせます。
明るい印象なのか、伝統的な印象なのか。
色の使い方一つでも受け手の印象は異なるため、好みによって分かれるでしょう。
次に「わかりやすさ」と「情報量」です。どこにどんな情報があり、知りたい情報が得られるかというのはサイトにおいて最も重要なポイントです。
ごちゃごちゃしていてどこに何の情報があるのかわからないと見ていられなくなりますよね?
見やすさを配慮した導線がしっかりしていることはサイトの離脱を防止する重要な役割です。
最後に
採用サイトの質次第で、学生の選考の離脱を防いだり、より多くの学生に興味を持ってもらい、間口を広げることができる。
どんな優良企業であっても、情報の伝え方次第で学生は「魅力を感じられない企業」だと感じてしまう可能性が非常に高いと思われます。
そのため、自社のターゲットとなる学生はどんな層で、学生側がどんな情報(事業内容なのか、ビジョンミッションなのか、キャリアイメージなのか、人的魅力なのか)を求めているのか理解した上で、
会社の強みとなる情報を与えることが重要です。
その結果、「もっと知りたい」という興味が湧き、説明会に行ってみようという気になるものです。
いかがだったでしょうか。企業が選考で学生を選んでいるように、学生側も選考に参加する価値があるのかどうかサイトを見て真剣に選んでいるのです。
まもなく2018年卒の採用活動の準備が始まると思いますが、これらを踏まえて学生の心を掴めるようなサイトを制作してみてはいかがでしょうか。