「どうしたら学生が前向きな内定承諾をして、入社を決意するのか」
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こんにちは、インターン生のTです。
前回「どうしたら学生が説明会参加から選考に進むのか」について書かせていただきましたが、
引き続き今回は「どうしたら学生が前向きな内定承諾をして、入社を決意するのか」について、就職活動を終えたばかりの立場として生きた情報をお伝えできたらと思い記事を書かせていただきます。
近年、「学生が選考に参加してくれない」「内定を承諾してくれない」「承諾後に辞退してしまった」といった採用の課題が問題になっておりますが、そもそもなぜそういった問題が発生してしまうのでしょう?
画像はマイナビ調査での、「2016年度(2017年卒)新卒採用・就職戦線総括」)企業が現在抱えている課題です。
(出展:http://www.mynavi.jp/news/2016/09/post_12101.html )
共感できる人事担当者様は多くいらっしゃると思いますが「エントリー数の不足」「面接への動員」など、集客について問題を感じている企業が多く見られます。
それに次いで「内定辞退対策」です。
集客不足については、3月の一斉解禁により学生がスケジュールの都合上、選考参加の機会損失が増えていることが原因でしょう。実際に私もスケジュールの問題で興味のある企業の選考参加を何社か諦めましたが、これも縁だと思っています。
さて、今回は「どうしたら学生が前向きな内定承諾をして、入社を決意するのか」ということで、内定辞退について注目したいと思います。
企業が採用活動をするにあたって一番の大きなダメージとなる問題は内定承諾後の辞退です。
これはその会社で働く意味・目的が理解できない場合、起こりうるでしょう。会社とのマッチ度が高く、活躍できるであろう人材であっても流失してしまう可能性があります。
会社のことを研究し、「ココだ!」と決めた企業であっても実際に働いてみないことには、どんな職場なのか、具体的にどんな業務を行っているのか、どんな社員がいるのかわかりません。
実際に周りの学生に入社決定企業の決定点を聞いてみたところ、ほとんどが「人」でした。
マイナビリサーチやキャリタスリサーチなど学生の意識調査を行っているものを見ても「誰と、どんな仕事」をするのかで入社を決意する割合がとても高いです。
学生は内定後〜入社までの期間、「本当にこの会社で働いて良いのだろうか?」と一度は必ず考えるものです。
私も内定後は正直、「本当にこの会社でいいのか?」と考えました。
ですが内定後すぐにインターン生として、週に2度ほど働き始めました。
このタイミングでの弊社からのアプローチが、4月から入社するイメージを具現化させ、弊社で働く目的が明確になり始めました。
「内定承諾後の辞退」は、学生の不安要素を払拭するアプローチができれば繋ぎ止めることができるでしょう。
「内定者インターン」以外にも「内定者懇親会」、「内定者事前研修」など集団心理を働かせるアプローチや、目的意識を持たせるプログラムを組めば辞退を減らすことができるのではないでしょうか。
例えば、内定者懇親会を定期的に企画することにより、内定者同士で仲良くなることで不安の解消や仲良くなったからとどまろうという現状維持を選ぶ人間の心理作用が働きます。
これにより辞退の意識は低下し、新たにその企業での目標を探すようになるでしょう。
学生側の肩を持つわけではありませんが、学生側も時間とお金と精神を削って就職活動しています。
お互い様ではありますが、学生に御社を選んでもらう立場ということを忘れてはいけません。
いかがだったでしょうか。良い人材を確保するためには戦略的に採用活動を行わなければなりません。
弊社ではインターン生の声を参考とした採用コンサルティングも行っておりますのでお悩み等ございましたらご連絡お待ちしております。