
目次
はじめに
こんにちは。ディレクターのTです。
今回は色弱の方にも分かりやすくデザインするため、してはいけない色の組み合わせを紹介したいと思います。
色弱の方の割合
私は今までで一人だけ色弱の方と出会った事があります。
割合としてはそこまで多くありませんが、全体の割合で考えると皆さんの周りにも一人はいらっしゃったかもしれませんね。
ちなみにその割合は男性で8%、女性で0.5%の割合だと言われています。
※色弱にも様々なタイプが存在しますが、今回はその中でも一番多い「赤と緑」の区別がつきにくいパターンを想定して記述していこうと思います。
意識する必要はあるのか
制作に当たりデザイン性を重視するのか、見え易さを重視するのか、判断が難しいところではあります。
各コンテンツを色以外のディテール等で区別している場合はそこまで意識する必要はないかと思いますが、テキストに色を入れて強調する等の用途では注意する必要があるでしょう。
色弱の方に見えづらい組み合わせを紹介します
1.暗赤色と黒
この組み合わせが一番注意が必要です。その理由は、文字に対して赤色を使用して強調する場面が多く見受けられるからです。
印刷業界では金赤と区別をしたり、パーセンテージでの指定があったりしますが、そういったルールがない場合に「赤色で」等の指示を受けた場合は注意しましょう。
2.暗赤色と深緑
また登場しました暗赤色です。ここまで来たらもう暗赤色を使わないようにデザインすれば無難だと感じますね。
それでもどうしても使いたい場合は、グレースケールを使用して色差を確認しましょう。
3.青と紫
よく見る組み合わせですが、こちらも見えにくい組み合わせの一つです。
4.淡緑色と白
爽やかに感じますが、色弱の方からは区別し辛い組み合わせです。
おわりに
コーポレートカラーとしてすでに上記の組み合わせが成立していて、使用するしかない場合は、
ゲシュタルトの法則等、色以外の工夫でデザインすればよいでしょう。
それではまた。