こんにちは!
先日、1年前に勤めていた旅館に勤めている先輩から
私担当のリピーターが来た報告を受けたディレクターのNです。
客室の冷蔵庫に入るだけ瓶ビールを詰めてくれと頼まれるお客様でした。
そんな接客業をしていた人間が、コミュニケーション能力が必須と言われる
Webディレクターの仕事をする上で心がけている事をご紹介します。
目次
コミュニケーションはどうして重要?
コミュニケーション[communication]
気持・意見などを、言葉などを通じて相手に伝える事。通じ合い。
ディレクターというのはクライアント、社内のプロジェクトチームの間にいる立場です。
クライアントの要望や問題をヒアリングしながらそれに対して提案をします。
決まった内容はデザイナーやエンジニアに共有し、それが反映された制作物を受け取ります。
さて、この止め処ない橋渡し作業、ただの伝言ゲームになってしまうと
クオリティは制作フェーズが進むにつれてクオリティが下がってしまいます。
なぜなら、クライアントの求める物にプロの力を発揮させるには、
クライアント側でまだ形にまとまっていなかった問題点を引き出す事、
そしてその問題点を解決してもらうよう制作陣のモチベーションも保つ事が必要だからです。
もしWebディレクターという仕事が機械化されてもできない事でしょう。
前置きが長くなりましたが、具体的な心得を並べていきます。
感謝の気持ち、リアクションを必ず示す
とっても当たり前の事ですが、「ありがとうございます」という一文があるのとないのでは印象が変わってきます。
例に出しましょう。
対クライアントの場合
ディレクター「デザインのご確認よろしくお願いします。」
クライアント「確認しました。以下修正お願いします。」
↓
ディレクターA:「かしこまりました。」
ディレクターB:「ご確認いただきありがとうございます。かしこまりました。」
対社内制作陣の場合
ディレクター「デザインの作成をお願いします。」
デザイナー「デザイン作成しました。」
↓
ディレクターA:「以下修正お願いします。」
ディレクターB:「ご対応ありがとうございます。以下修正お願いします。」
ディレクターAのパターンとBのパターンを比較していかがでしょうか。
チャットやメールといった文面でのやり取りは業務のやり取りをする上で効率的ですが、
非言語的な部分は相手に伝わりにくいです。
割合的に人にお願いする事が多い立場なので、
お願いした事に相手が返してきた際は一言入れておくと良いです。
”あ”と打ったら「ありがとうございます」と予測変換が出るようにしておきましょう。
クッション言葉を使う
先ほどの感謝の一文を入れる事に近い話になりますが、
クッション言葉を使う事でやはり印象はかなり違います。
私がよく使う言葉は以下になります。
何かお願いする時
例:お手数おかけしますが情報のご提供お願いいたします。
何か聞く時
例:お伺いしたい事が◯点ございます。
お断りを入れる時
例:あいにくですが、〜。
社内で使いすぎると、よそよそしさや仰々しい印象が出てしまうのですが、
クライアント相手には是非心がけましょう。
用件のみの文節で構成された文章は事務的・無機質な印象を与えます。
しかしそこにクッション言葉を加える事で人間性が出て丁寧で誠実な印象を与えられます。
できるだけ名前を呼ぶ
こちらはちょっとしたテクニックになります。
人間が他人と親密になるには8時間以上一緒にいる事と、名前を呼ばれる事だそうです。
時間を早める事はできませんが、名前を呼ぶ機会を増やす事はできます。
会話の中にお客様の名前を入れなさいと接客業の際に教えられました。
また、会話の中に名前が入る事で、より会話の内容を”自分ごと化”と認識されるため、
話から意識が逸れにくいという効果もあります。
どんな状況でも機嫌は保つ
なかなか難しいですが、これも心がけるだけで違います。
忙しい時、予定にはない事がきた時など、余裕がなくなるとピリピリとした空気をまとってしまいます。
すると感情的な言動が出やすくなり、対面する相手は困惑してしまいます。
結果、「あのディレクターは機嫌悪くない時を見計って連絡しよう」
「これは言ったら機嫌悪くなりそうだから」といった行動を取られる事が出てきます。
海外では自分の機嫌をコントロールするのは当たり前のマナーだそうです。
トラブルは常にディレクターに付きものだと思うので、
関わる人間がスムーズにやり取りできるよう自分の状態を整えていきましょう。
まとめ
デザイン、コーディング、マーケティングなど様々な分野の知識が必要な職種ですが、
コミュニケーションは心がける事で今日から周りへ影響が出ると思います。
私自身まだまだ実行し切れていない部分がありますが、
できる事から積み上げていきましょう!