目立たせるつもりが逆効果? バナー設置の際に気をつけたいこと

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2020.12.02 Webデザイン

目立たせるつもりが逆効果? バナー設置の際に気をつけたいこと

消えるバナー

しばらく前、年度末の頃にSNSで「e-TaxのWebサイトで確定申告書作成のためのリンクを見つけられない」という話題がありました。発信した方も「以前見た時に、トップページのわかりやすい位置にあったはずなんだけどなぁ」なんてことを呟いていて、特にサイト構造が変わったとかでもないのに不思議です。
私も実際に見てみましたが、なるほどたしかに見つけられない…!

そんなe-Taxのトップページがこちら

https://web.archive.org/web/20200328113622/https://www.e-tax.nta.go.jp/
※リンクはWebアーカイブのページです

どこがリンクかわかりましたか?
「いや、すぐにわかるよ」って方もいれば、何故だかなかなか見つけられない方もいるかと思います。

正解はこちら。

たしかに「トップページのわかりやすい位置」、一番上という一等地に、横幅いっぱいの大きなバナーでしっかり目立たせて配置してあります。
それなのにどうして見落としてしまうのか……。

いろいろと考えられる理由はあります。
配置のせいでサイトタイトルやメインビジュアルのように見える、フラットな画像なのでボタンらしさや「押せそう」な感じがない、カーソルを載せても反応がない(他のリンクはテキストリンクでも見た目が変わる)……。
また、画面上部の横長バナー=バナー広告、と思ってスルーしてしまう人もいます。

バナーブラインドネス

このように、サイト閲覧時にバナー広告を無視する(それも無意識に)傾向を、Webマーケティング用語で「バナーブラインドネス」と言うそうです。

その他の事例

その他の事例をもう一つ、私の個人的な体験です。
ある演劇の舞台を鑑賞し、後日公演内容を収めたDVDが発売されるというので、オンラインストアから購入しようと思った時のこと。

その舞台のWebサイトへは、公演日やチケットの販売スケジュールの確認等で何度も訪れていました。
リピーターです。
リピーターなので、毎回毎回サイトをくまなく閲覧したりはしません。更新箇所のみチェックします。

そのサイトはトップページに「NEWS」という、最新情報を表示するエリアがありました。同様のコンテンツがあるサイトは多いと思います。
まずはそこをチェックして、更新されたページがあれば遷移して確認……というのが、頻繁に再訪するサイトでの動線ではないでしょうか。

話は戻って、DVDです。オンラインストアへのリンクがあるはずです。
しかし「NEWS」を見ても、DVD発売のお知らせのみで、販売ページへのリンクがありません。
いやでも、以前に購入検討した際にはあったはず……。

まずメインビジュアルが表示されて……
スクロールしていくとNEWSが表示されて……
一番上のDVD発売のお知らせ内には販売ページへのリンクはない。

https://www.clie.asia/cha-ken/

さんざん探して、ようやく見つけました。
がっつり見ていた「NEWS」の真上、立派な画像アイコンが設置してあります…!

普通にテキストリンクを設定するよりずっと手間がかかっているはずなのに、かえってスルーしてしまう結果となっていたのです。
このサイトの場合、コンテンツの性格上、サイト全体がごちゃごちゃした印象になってしまい、バナー画像が埋もれてしまったというのもあるかと思います。
しかし閲覧者としてはそれ以上に、「NEWS」にしか目が行かずに見落としてしまったという印象があります。

対策は?

目立つリンクバナーを設置するのはもちろん効果的です。初めて訪れたサイトでは目を引きます。
一方で、ある程度サイトに慣れているリピーター向けに、「NEWS」や「新着情報」等でもお知らせを掲載するのが親切かと思います。
新着情報の更新頻度が高い場合は、新着エリア内に固定表示させるのも良いかもしれません。

新卒向け採用サイトでは、エントリー受付が始まると大きなバナーを用意したりすることも多いですよね。
その場合も新着情報に「エントリーの受付を開始しました」とエントリーページへのリンクがあると、何度もサイトを訪れている熱心な志望者に大事なコンテンツを見落とされる心配も減るかもしれません。

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