普段Webを閲覧している際に広告バナーを目にすることが多いのではないでしょうか。Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告は「ディスプレイ広告」と言います。
検索時だけに出てくるリスティング広告と違い、ディスプレイ広告は検討段階より前の潜在客層にアプローチすることができますので、広告運用の重要な手法です。
今回の記事はディスプレイ広告の種類や活用方法について紹介していきます。
ディスプレイ広告の種類
ディスプレイ広告は提供媒体や出稿形式によって分類されます。
媒体:
ディスプレイ広告の提供媒体は主にGoogleディスプレイネットワークとYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)があります。
・Googleディスプレイネットワーク(GDN)
Google ディスプレイ ネットワークでは、適切なユーザーにアプローチすることが可能です。ターゲット設定オプションを使用すると、適切な場所と適切なタイミングを捉えて、戦略的にメッセージを見込み顧客に表示できます。
参考:https://support.google.com/google-ads/answer/2404190?hl=ja
・Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)はYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の進化型で、広告出稿の目的(コンバージョン、動画再生、サイト誘導など)に合わせた運用が可能になりました。
参考:https://marketing.yahoo.co.jp/service/yahooads_renewal.html
両媒体の仕組みは似ていて、主な違いは提携サイト(広告の掲載場所)です。
Googleのディスプレイネットワークは、自社サービスのGmailやYouTube以外にもニュースサイトやブログサイトなど、200万以上のWebサイトで構成され、世界中のインターネットユーザーの90 % (日本では約80%)にリーチできると言われています。
Yahoo!に出稿した場合はYahooニュース、ヤフオクなど自社サービスはもちろん、Ameba、朝日新聞など提携サイトにも掲載されます。
詳しくは→https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/publisher/
出稿形式:
ディスプレイ広告の出稿形式は下記4つあります。
- 画像バナー:正方形や長方形など、数種類の広告枠があります。
- テキスト広告:Googleに出稿すればリスティング広告と同じ形のテキストもディスプレイ広告に出稿できます。
- レスポンシブ広告:画像とテキストを入稿した後に、広告枠に合わせて自動組み合わせされる広告です。
- 動画:YouTubeなど動画サイトに表示される広告です。
ディスプレイ広告はこんな時に活用すべき
・より安いコストでトラフィックを稼ぎたい時
ディスプレイ広告のCPCは50~80円が多く、リスティング広告の半分以下で配信が可能です。
※商材によって200円以上のものもあります。
・リスティング広告に限界を感じ、より多くのサイトで潜在客へリーチしたい時
キーワード検索時に出てくるリスティング広告は比較的顕在層にアプローチしているためコンバージョン率も高いです。しかし、競合によってCPCが高騰したり、検索ボリュームで頭打ちになったりもします。
ディスプレイ広告を活用することでより多くの潜在層にもリーチできます。
最後に
ディスプレイ広告は予算や配信目的によってターゲティング手法も違ってきます。また次回の記事でターゲティングについて詳しくご紹介します。