2021.01.27
ライティング
UXライティングをnoteで学ぶ。とても参考になったnote7選
最近はより身近なものとなった【UX】=ユーザーエクスペリエンス。つまり「ユーザーが、ひとつの製品・サービスを通じて得られる体験」を意味しています。
このユーザーの体験を改善することで、利用者にとって製品・サービスを向上させることを目的としているものになります。
そこにライティングが付いた【UXライティング】とはどのようなもので、最近はそれに対する関心度が高まっているのはなぜでしょうか。
私はWebデザイナーとしてWebサイトやWebアプリ、管理画面などのUI制作業務にあたっているのですが、ライティングの壁によくぶつかります。
「どのように文言を設定したらユーザーにとってわかりやすいのかな。」
「そのWebサイト内でどうしたら理想的なユーザー行動・解釈をしてもらえるのかな。」
「ライティングを通し、ポジティブな印象を感じてもらうにはどうすれば良いのかな。」
と毎回感じ、改めてライティングの難しさを実感しています。
個人的な話になってしまうのですが私は、ライティングを蔑ろにして制作するデザインは価値がないと考えています。
どれほど洗練されて、ターゲットを意図したUIデザインにおいても、そのプロダクト内でのユーザー行動や解釈が意図したものでなかった場合伝えたい情報が伝わらなかったり、
遷移してほしいページに移動されず直帰・離脱の原因になる可能性が高いからです。
また、分かりづらい文章というのは理解するのに時間がかかります。それは認知負荷となり、プロダクト内の心地よいユーザー体験とは程遠くなるためです。
だからこそUXライティングを蔑ろにせず一度向き合ってみようと思いブログを書いております。
UXライティングとは
そんな重要性を秘めているUXライティングの定義を紹介させていただきます。
UXライティングとは、プロダクトとユーザー間のインタラクションを支援し、プロダクト内のユーザーを導くUIのコピーライティングのことを指します。UIのコピーには、ボタンやメニューラベル、エラーメッセージ、セキュリティの注意喚起、利用規約、その他のプロダクト使用に関する指示などが含まれます。
ユーザーがプロダクトを通し言葉から感じる体験の中で、規約の文面などの長い文章から、
エラーメッセージ・ボタンのコピーといった数文字程度の文まで、
全体的な「言葉」を、ユーザーに伝わりやすく表現したり・認識のお手伝いするということですね。
UXライティングの重要性
「『なぜUXライティングが必要なのか?』答えはシンプル、『Words are everywhere』、つまり『言葉はいたるところで使われているから』」「マネジメントはマネジメントの言葉、エンジニアはエンジニアの言葉、PM、デザイナーなどプロダクトに関わるメンバーが、各々の価値観をベースにした異なる言葉をプロダクトに注ぎ込んでしまうと、ユーザーの体験は断片化され、プロダクトのあちらこちらに矛盾が生じる、ユーザーはまるで様々な方向から沢山の人に話しかけられているような感覚に陥り、混乱してしまう」
「洗練されたワードほど自然で違和感を与えない、結果としてユーザーに意識されない。ビジュアルを作るとき、無駄のないデザインほど難易度が高いのと同じ」–All Turtles/Jessica Collier「私たちが触れる様々なプロダクトやサービスは多くの“言葉”で構成されていますので、肝心の言葉を後回しにするなんて間違っていました。ことさらAI時代においては、プロダクトとのコミュニケーションが会話形式で行われるなど、“言葉”はますます重要な要素になるはず」 –All Turtles CEO/Phil Libin
GoogleやAmazon、またDropboxやPaypalなど数多くの大企業の間でUXライターに対する需要が高まり、それぞれの企業で求人を出してUXライターを採用する動きが強まっています。
その背景としては、上記にもあるようにAIスマートスピーカやSiriに代表される音声ユーザーインターフェイス(VUI)。また、QandAや予約を行う際に使用されるAIチャットボットの普及・台頭によるものが主な原因なのかと考えます。
プロダクトとのコミュニケーションがより自然な会話形式で行なわれ、細かな言語のニュアンスを認識し相手が求めている情報を瞬時に提供する。
それは他のプロダクトとの差別化であり、ユーザーを理想的な行動に導くためでもあり、商品・サービスが溢れ飽和状態にある現代社会において重要なエッセンスになることでしょう。
UXライティング:参考になったnote7選
UXライティングがどのようなもので、どのくらい重要性のあるのかは、理解できました。
いきなり実践!!!!!といっても行動は思考から生まれるもので、その思考がなければ良いアウトプットは生まれません。
それならば、思考を養うために知識をつけましょう。今回はUXライティングを学ぶにあたり、とてもとても参考になったnoteを7点紹介させていただきます。
01:【UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?】
noteはこちら↓
平野太一 / https://note.com/yriica
02:「人は記事をちゃんと読まない」からはじまる意識改革
noteはこちら↓
平野太一 / https://note.com/yriica
03 : SlackのUXライティングの考え方
noteはこちら↓
ふじけん / kenshir0f https://note.com/fjkn
04 : UXライティングを5W1Hで考える
noteはこちら↓
nao | UXライター / コピーライター / https://note.com/miyaccchi
05 : Netflix(日本語版)登録フローのUXライティングを検証してみた
noteはこちら↓
nao | UXライター / コピーライター / https://note.com/miyaccchi
06 : 『あつまれ どうぶつの森』の世界観をつくるUXライティング
noteはこちら↓
nao | UXライター / コピーライター / https://note.com/miyaccchi
07 :「UXライティング」とは何か?Evernote、Mediumに関わったUXライターが語る
noteはこちら↓
モリジュンヤ / https://junyamori.com/
最後に
結局行き着くところは人間の心なのですからWeb、アプリやゲーム関係なく、ライティングに着目してみるととても参考になります。自分が普段何気なく使用しているものにもUXライティングのヒントが隠されています。
上記7つのnote、とりあえずこれ読んでおけば、その重要性と実践するための知識を認識することができると感じさせてくれる大変内容の濃いnoteでした。
何事も覚えた気になっているだけではいけません。自分の仕事現場で今回得た知識を発揮するチャンスがあれば、またこの記事を思い出したり読み直したり反芻させて自分の血肉にしていけたらなと思いました。
デザイナーの皆さんもぜひ、ライティングというものを蔑ろにせず意識してみてはいかがでしょうか。
今回紹介させていただいたnote執筆者の方々は他にも参考になるnoteを書かれているので、一度個人のアカウントを見に行ってみるのもアリだと思います。
ではまたどこかで。