デザインの視点

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2021.04.23 Webデザイン

デザインの視点

はじめに

こんにちはディレクターのTです。

今回は、デザイン提案を行う際に、なぜ意見がすれ違うのかについて書こうと思います。

 

1.デザインリテラシーの差

まず「デザイン」とは、当たり前ですがざっくり言うと「見た目」です。

つまり「良いデザイン」「悪いデザイン」は人間の感性で、「見た目が良い」か「見た目が悪いか」の話をしているということになります。

もしデザインを上記の概念だけで説明した場合、「良いデザインをたくさん見てきた人の感覚」「デザインの勉強をしてきたデザイナーの感覚」どちらの感覚が「良い」と言えるのでしょうか?

正解はどちらも「良い」です。人が良いと感じるものは一般的に説明がつくことが多く、例えば「歯が白い」「髪の毛につやがある」「いい香りがする」などです。

この内容は、髪にツヤがあることで若々しさを醸すため、子孫繁栄の観点から人間が感覚的に魅力を感じる要因になる。など、掘り下げて説明することが可能ですが、掘り下げなくても理解できるものなので、上記の2者はどちらも「良い」感覚が正しいと言えるのです。

上記の内容をデザインに落とし込むと、「要素が整列されている」「情報毎にレイアウトがまとめられている」などに当てはまりますが、この「良い」という感覚は上記の通り、人間が無意識に感じるものであり、デザインを勉強していなくても「なんとなく良い」と感覚で伝えることが可能です。

要はこの感覚値は誰でも感じることが可能で、誰でも語ることのできる内容ということになります。人気女優を、きれいな人だと誰でも言うことができる様なものですね。

しかし両者とも正解だとして、なぜ綺麗なのか?なぜ人々が良いと感じるのか?ここの説明をできるか否かは別になります。「歯が綺麗だからそう感じるんだ!」「目が大きいから良いと感じるんだ!」ということを前提とし、「白くするためにはホワイトニングにいくんだ!」「目を大きくするには二重にするんだ!」(単純な例ですが)など、ここまで掘り下げると人によっては何故そこまでするのか理解できない人が出てくるはずです。

それは人によって「それより大事なことがあるでしょ」という様な考え方や、「それのどこがいいの?」という様な価値観が異なるためです。そもそもすべての視点を網羅できる、万人に受ける「見た目」というものは存在しません。今回この様な捉え方の差を「デザインリテラシーの差」として提言します。

 

2.どの視点でデザインを捉えているかの差

今回はフラットデザインを例にあげて記述します。

フラットデザインとは、ざっくり説明すると、シャドウやグラデーションのないシンプルでフラット(平面)なデザインのことです。

このフラットデザインは文字が読みやすくシンプルで洗練されたデザインですが、その反面押せるボタンがどれかわからないというユーザビリティの低下を招くリスクもあります。

例えば、ブランドの統一や一貫性を重視するあまり全コンテンツをフラットで統一した場合、各要素でクリック可能かなどの機能が一目でわかりづらくなるためユーザビリティは低下します。

よっぽどブランド力の確立された大企業や、エモーショナルマーケティングが目的のLPなどではない限り、その機能性を低下させてまでブランディングをすることに意味はあるのでしょうか?

もし「使いやすさ」が最重要視されているなら、デザインから感じる「良い」よりも、「使いやすいか」「分かりやすいか」どうかを優先するべきであり、それの邪魔になるデザインは除去すべきです。また、それとは逆に感覚的に「良い」と感じることが利益につながる場合は「使いやすい」より「良い」と感じるデザインをある程度使いづらくしてでも優先すべきです。

これはターゲットとするユーザーを分析し、何をゴールとして設定するかによって大きく異なります。

つまり「デザインを通して、何を実現したいか」「誰に満足してもらうことが重要なのか」が明白になっていない段階でデザインへ着手すると、方向性のすれ違いが生じるのだと私は考えています。

 

おわりに

次回は、具体的にどの様にすり合わせを進捗すれば、すれ違いが生じないかについて考察していきたいと思います。

それではまた。

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