こんにちは!毎回後悔するのに前髪を切りたくなっているディレクターのTです。
WEB業界にいると必ず耳にする「API」というワード、皆さんはしっかり説明出来ますでしょうか。
私はなんとなく分かっているつもりでも人に説明するとなると自信がないです…
ということで今回は、APIについて改めて解説し、しっかりと理解していきたいと思います。
【目次】
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APIとは
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APIの実例
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APIのメリット
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API利用時の注意点
APIとは
APIとは
Application(アプリケーションソフト=目的に応じた専用プログラムやソフトウェア)
Programming(コンピュータに処理させるための仕組みを作ること)
Interface(異なる2つのものを仲介するもの)
の頭文字です。
つまり、「異なるアプリケーション同士を仲介する(繋ぐ)仕組み」のことです。
世の中には数えきれないほどたくさんのアプリやソフトが存在しますよね。
それぞれのアプリやソフト独自の機能の一部の仕組みを公開し、
他のアプリやソフトでも同様の機能を組み込み、連携出来るようにしたのがこのAPIです。
APIの実例
では実際にはどのようなところでAPIが使われているのでしょうか。
実例で見ていきたいと思います。
①ソーシャルログイン
一番わかりやすいのは、″ソーシャルログイン″と呼ばれるTwitterやLINE、Instagramなど
各プラットフォームのアカウント情報を利用して他のサイトやアプリにログインする方法です。
各プラットフォームが公開しているAPIをサイトやアプリのシステムに組み込むことで利用出来るようになります。
②Google API
GoogleAPIは非常に種類が豊富です。
皆さんがプライベートでもよく利用する、Gメール、Googleドライブ、Googleカレンダーなど
多くのAPIが公開されています。
中でもよく目にするのはGoogleマップのAPIを利用して、サイトやアプリ内に地図を埋め込んだものです。
GoogleのAPIはビジネス、企業向けのものばかりではなく個人向けのものも多いのが特徴です。
③楽天API
楽天もGoogle同様、様々なAPIを公開していますが、
私たちの生活に身近なのは楽天トラベルのAPIを利用したものです。
楽天トラベル系APIでは、楽天に登録された施設情報や空室情報、ランキングなどを
自身のサイトに反映させることが出来てとても便利です。
このように何気なく使っている、目にしているサイトやアプリにもAPIは使われています。
APIのメリット
APIを利用するメリットはたくさんありますが、ここでは特に大きな3つをご紹介します。
①開発コストや時間の削減
複雑なシステムを1からプログラミングしようとすると膨大な時間を要します。
また、それに伴いエンジニアの人件費をはじめとするコストもかさみます。
そういった点で、すでに存在するシステムを利用できるAPIはもってこいです。
またシステム構築の知識があまりなくてもAPIを利用すれば簡単にシステムを利用することが出来ます。
②利便性の向上
APIを利用することはユーザーの利便性向上にも繋がります。
例えば、先ほどご説明したソーシャルログインでは、新たにIDやパスワード、個人情報を登録する手間が省けます。
その分、サイトやアプリの会員登録時の離脱を防ぐことも出来るため、
運営とユーザー、どちらにとっても大きなメリットがあります。
③セキュリティの向上
大手企業のAPIは非常にセキュリティレベルの高いものが多いため、
自身のサイトにAPIを組み込むだけで自動的にセキュリティが強化されます。
しかし、マイナーなAPIの利用時はきちんとチェックしないと、
セキュリティ面が整っておらず、逆にユーザーの個人情報を危険に晒すことにもなりかねません。
セキュリティ面がどのように工夫されて強化されているかは利用前によく確認するようにしましょう。
最後に
APIについて理解することは出来たでしょうか。
私はこの記事を書きながら改めておさらい出来たので明日からは
「APIって何?」と聞かれても自信をもって答えることが出来る気がします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!