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知識0から始める、新人コーダーの育て方
新人コーダーの育て方

どうも、コーダーをやっているものです。
といっても、僕はこの職種についてからまだ8カ月。会社に貢献できていると思いたいですが、まだまだ新人と思われている期間ではないかと。
入社以来、優しい上長・先輩から色々と教えていただいたのですが、ふと振り返っていると
「もし自分が後輩を持ったらまず○○からを教えたいな」という考えが自分の中にあることに気づきました。
そこで今回は「新人側から考えた、理想の育て方」について書いてみようかと思います。
※今回はコーディング知識0の人材を育てることを想定して書いています。
上長の立場からの記事はよく見かけますが、新人目線のものは中々見かけない気がしますので、どうぞご参考までに。
 

①大前提として「何の知識が必要か」

これは私が一番最初に上長にしていただいたことです。
学校でちゃんとコーディングを習ったわけではなかった私は、まず何の知識が必要なのかを知る必要がありました。
ネットで検索すれば、HTMLとCSSの知識が必要なことくらいはわかります。
しかし、PHPの知識が必要だと書いてあるところもある。JavaScriptの知識も必要だと書いてあるところも。
いったい、弊社ではどこまでの知識があるのが最低ラインなのか、それを教えてあげる必要があると思います。
もちろん採用段階でそういった話はしてると思いますが、改めてですね。
 

②まずは「テスト環境の作り方 」

コーダー職に就く人間は、少なからずコーディングに興味を持っている人間かと思います。
そうでなければ違う職種を考えるべきです。
興味を持っているなら話は簡単。
好きなだけ失敗できる環境、いくらグチャグチャにしても怒られない環境を作ってあげれば、あとは勝手に遊び始めます。
ここで重要なのは、単に「テスト環境」を作ってあげるのではなく「作り方」を教えてあげること。
テスト環境上の社内ルール、データベース作成上のルール、そういったことも含めてです。
「与えられたテスト環境を壊わすわけにいかない」といった不安を取り除き、「好きに作って、好きにつぶせる」ようにしてあげることが重要かと思います。
 

②できれば「各種おすすめツール」

企業によっては、共通のツール(テキストエディタ等)を使うように義務付けているところもあるのでしょうか。
そういった場合は別ですが、特に決まりが無い場合はオススメのツールを教えて上げると取り掛かりが早まると思います。
私自身がそうしてもらったからこそなのですが、いざテキストエディタ1つFTPクライアントソフト1つ選ぶにしても、世の中沢山のツールが出ていて迷ってしまいます。
もちろん、「それくらい好きなのを使わせてやればいい」というご意見もあると思うのですが、
まずは自分と同じものを使わせて余計な壁はさっさと取り除き、ある程度できるようになってから好きに選ばせた方が率先力の近道にはなるかと。
ツール固有のエラーなどが起きた時にも助けてあげられますので。
 

③(「おすすめの本や無料学習サイト」を教える)

これに関しては、「本人が求めてきたら」「本人の成長が止まっていたら」で良いのではないかとも思います。
勉強は本人のやる気次第ですから。
何事にも言えることですが、やればできるようになるし、やらなければできません。
ただ、『ドットインストール』などの無料学習サイトの存在は教えてあげるといいと思います。
私は本を読むより、動画で学習する方が学習が捗るタチでしたので、こういったサイトの存在を知れたのは大きかったです。
いちいち一覧にしてあげる必要はありませんが、「本人に合った学習方法」に出会うための助力はしてあげてもいいのでは。
 

④本や講座では教えてくれない、「実務の手順」を伝える

今回の流れの中で、一番私が欲しかった情報です。
私が初めてベースコーディングから取り組むことになった際、
まず何から始めれば良いのかが分からず、手当たり次第に作った結果、やり直しになった覚えがあります。
私がそれまでに担当したプロジェクトは修正や改修のコーディングばかりだったため、
<head>の中身やブラウザを縮小した時の見え方、読み込み速度などを考えることはほとんどなかったのです。
コーディングの教科書を一通り読んでいても、実際に作るとなると足りなくなってくる知識、
「ユーザビリティの基本」や「案件に対して会社がサポートする範囲」はあらかじめ教育、もしくはテンプレートを渡してしまった方がスムーズに育っていくのではないでしょうか。
一度覚えてしまえば済む部分でもありますので!
 

まとめ

エンジニアの基本は自主学習です。
というよりそれのみです。
であれば、壁を取り除くことに注視するべきなのではないかと思います。
コーディングそのものを教えるのは先生の役目。上司・先輩の役目ではありません。
もちろん何が正解というのはありません。
今回の記事を、「わがまま」「贅沢」と感じる方もいらっしゃると思います。
あくまで、今回の記事は「自分はこうだったから、もし自分が後輩を持ったらこうしたい」で考えた記事です。
皆さんもご自分が新人だったころを思い出して、「もし自分が教わるなら」で考えてみてはいかがでしょうか。

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