目次
はじめに(読み飛ばしてO.K.)
こんにちは。
コーダーをやっているものです。
開発サイドにいる方であれば、一度は使おうとしたであろうツール。
「GitのGUIクライアント」。
私は普段ツールで悩んだ際はシェアの高いものを選ぶようにしているため、「GitのGUIクライアント」に関しても一番人気だった『Sourcetree』を使っていました。
シェアの高いものであれば、固有のバグが発生した際にネットからいくらでも情報が得られますので。
しかし、最近『Sourcetree』が不調&超重かったのと「見た目がかっこいい」という理由で『GitKraken』に浮気。
そうして『GitKraken』を使っているうちに、『GitKraken』と『Sourcetree』それぞれの良い部分・悪い部分が見えてきたので、誰かの助けになればとまとめてみました。
どうぞご参考まで。
『GitKraken』を選ぶメリット(『Sourcetree』を選ぶデメリット)
とにかく見た目がかっこいい!(ヒストリーが見やすい)
ただただ見た目がかっこいい。ブランチが様々な色で並んでいる様子は美しささえ感じます。
使っているだけでなんかデキル感が出ます。
また、ブランチをいくつも切っているときに顕著なのですが、『Sourcetree』に比べて樹形図が見やすく全体を把握しやすいです。
(『Git GUI for Windows, Mac & Linux | GitKraken』より引用)
『Sourcetree』より操作がサクサク(な気がする)
これはあくまで体感ですが、私の環境では『Sourcetree』よりかなり軽く感じました。
ネット上でも同様の感想をちらほら。
直感的な操作が可能
「ブランチ名を別ブランチ名の上にドラッグ&ドロップするとMergeができる」など、直感的な操作が可能です。
リポジトリごとにコメントのテンプレートが設定できる
決まった形でコメントを残している方には便利なのではないかと。
地味ですが。
『GitKraken』を選ぶデメリット(『Sourcetree』を選ぶメリット)
リポジトリ一覧表示から、未プッシュがあるリポジトリを確認できない
これは圧倒的に『Sourcetree』の勝利です。
これ以外のデメリットは目をつむれるのですが。
人間が行う作業のため、どうしても作業漏れは生じます。
プッシュのし忘れは他の作業者の迷惑に繋がるため、この点は未だに『Sourcetree』に頼っています。
リモートの変更の有無をチェックしてくれない
『Sourcetree』には「〇分ごとにリモートの変更をチェック」といった設定ができ、Pullするものがあった場合はアイコン表示されるのですが、『GitKraken』にはそんな機能ありません。
日本語化が面倒くさい
『GitKraken』には標準で英語表示しか用意されていません。
簡単な単語とGit用語しか使っていないので、慣れれば英語表示のままでも問題ないと思いますが、どうしても日本語が良いという方には非公式で日本語化する方法があります。
『(非公式) GitKrakenを日本語化してみた – tmegos blog』
しかしこちら、『GitKraken』がバージョンアップするたびにする必要があります。
そしてありがたいことに『GitKraken』のバージョンアップは結構頻繁にあるので、大した手間ではないにしても途中で億劫になってくるかと。
オリジナルのディレクトリ名を付けられない
『Sourcetree』を使ったことがある方はご存知かと思いますが、『Sourcetree』の場合は管理画面上でローカルディレクトリ名とは別の名前を付けて表示することができます。
それができないとなると、ローカル環境の構造上、常に同じディレクトリ名をつけている方は大変かと。
同じ名前のディレクトリ名がいくつも並ぶことになります。
一応各ローカルディレクトリのフルパスも小さく表示されるので、見分けることはできるのですが……
タブ方式での表示切り替えができない
複数の作業を同時並行で行わなければならないときにとても不便です。
一応複数ウィンドウでの別リポジトリ表示はできます。
グローバルgitnoneが設定できない
全リポジトリにまとめて適用させたいgitnoneファイルがある場合、『Sourcetree』であれば管理画面より設定ができます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
こうしてみると『Sourcetree』の方が圧倒的に使い勝手が優れているような……
そもそも『Sourcetree』は機能が多い。
それでもやっぱり私は『GitKraken』派。
見た目がかっこいいとやる気が出ます。
あと動作が重いのには耐えられない。
過去には『git GUI』を使っていたこともありますが、あまりに機能も見た目もシンプル過ぎてすぐに乗り換えてしまいました。
ごめん『git GUI』。
『GitHub Desktop』や『smart Git』など、他の「Git GUIクライアント」も試してみたいところです。
「黒い画面が一番!」と言われてしまうと何も言えませんが。