- 採用活動のコツ
採用活動×マーケティング理論で採用効率がアップするそのワケとは?
年々深刻さを増す少子化と企業間の採用競争の激化により、常に変化を続ける採用市場。
求職者のあり方もどんどん変わってきているので、従来の採用方法では優秀な人材を確保できなくなってきています。
では一体、どのような採用活動をしていけばいいのでしょうか?
今回は新たな採用戦略の一つとして、「採用」×「マーケティング」の考え方を取り入れた採用戦略をご紹介いたします。
マーケティングとは
採用とマーケティングをかけ合わせる前に、マーケティングについてご説明いたします。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」こと「もしドラ」で有名なドラッカー氏は、マーケティングについて以下のように述べています。
「マーケティングの理想は、販売を不要にするものである」
お客様に買ってもらうよう勧めなくとも自然に買いたくなる状態、つまり「売れるしくみ」をつくることが、マーケティングの目標です。
このために大事なことは、お客様のニーズに合った商品を適切なターゲットに向けて発信していくこと。
このマーケティングの考え方を、採用戦略に取り込んでいきます。
採用市場でのマーケティングの必要性
では早速採用活動にマーケティングを組み込んでいきます。
まずは採用活動のプロセスとゴールを確認してみましょう。
下から順に、
・転職を考えていない「潜在層」
・転職をしようとしている「顕在層」
・自社への入社を希望している「候補者」
・内定を獲得し、入社が決まった「従業員」
となります。
各層の優秀な人材を上の層に引き上げることが採用活動のゴールとなります。
従来の採用方法は、企業の「こうありたい」というイメージを前面に押し出すものでした。
以前であればこの採用活動はとても効果的でしたが、今は口コミサイトやSNSなどで実際に働いている方の生の声を聞くことができる時代。
実際の現場と大きくかけ離れたアピール内容だと、求職者からはマイナスイメージとして捉えられてしまいます。
必要なことは、現場の生の声に近づけ、求職者が欲しい情報を提供することです。
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