急成長するベンチャー企業に必要な人材を集めるにはどのようなことに気をつければ良いでしょうか？今回はベンチャーの採用担当者が押さえておきたいポイントをご紹介します。

ベンチャー転職市場の現状

昨今、行政・金融機関による資金・人材提供の仕組みも手伝い、多くのベンチャーが立ち上がっています。そうした背景もあり、近年の中途採用市場においてベンチャー企業による採用は活発化しています。

ベンチャーへの転職者が転職先に何を求めるか

ベンチャー企業には、新技術によって世の中にイノベーションを起こそうとしていたり、社会貢献を目指していたりと、多種多様な事業が見られます。最近のベンチャーへの転職者はどのような点を重視して転職先を選ぶのでしょうか？ポイントを3つご紹介します。

やりがいのある仕事

ベンチャーへの転職者が転職先に求めるのは給与や福利厚生面というより、「やりがいのある仕事」です。ここでいう「やりがい」は画一的なものではありません。一人ひとりの求職者にとって異なるものがあるはずです。革新的なサービスを世に出し、ビジネスを通して社会に大きなインパクトを出すことを「やりがい」と感じる方もいれば、規模は小さく、ニッチなサービスでも自分が好きな領域で仕事をすることを「やりがい」と感じる方もいます。

現状より裁量のある環境

ベンチャーへの転職者は、現状より裁量のある環境を求めています。転職希望者にとって、現在の企業ではできないような仕事を任せてもらえるイメージのある企業ともいえるでしょう。上からの指示通りの業務遂行ではなく、自らの創意工夫で挑戦していけるのは大企業からの転職者にとっても魅力です。自分の意見を発言できると、自律的・かつフレキシブルに業務に取り組みやすくなります。新たな挑戦と実績はやりがいにもつながります。

風通しの良い人間関係

転職希望者にとって、風通しの良い人間関係も大事なポイントです。上から下までのメンバーが、壁を感じることなくコミュニケーションをとることは、大企業ではなかなかできません。ベンチャー企業に入社し、経営者と話す機会が多ければ、会社の方針や展望を聞くことができ、視野が広がりますし、自分の意見を発言することもできます。風通しの良い人間関係があれば、ベンチャー企業として共に会社を大きくしていこうと、夢を持って全員で働くことができます。

[show_next]2.急成長するベンチャー採用のコツは？[/show_next]