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女性活躍が企業成長の鍵!
女性採用のメリットと抑えておきたいポイント
2016年に「女性活躍推進法」が制定されてから3年が経とうとしていますが、女性の雇用は進んでいますか?女性の採用を考えた時、採用企業側はどのような点に注意すれば良いでしょうか。今回は、女性採用のメリットと押さえておきたいポイントをご紹介します。
女性を採用すべき理由とは?
近年、耳にすることが多い「ダイバーシティ」という言葉。そして、2016年に制定された「女性活躍推進法」も手伝い、女性の採用が注目されています。ここでは、女性を採用すべき理由を、そのメリットと共にご紹介します。
イノベーションを促進
多様性がイノベーションにつながることが、2016年にドイツの研究機関が行った調査で証明されたのはご存知でしょうか?多様性が高いほど、組織のイノベーションが促されることが分かったのです。
(出所: https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/213747/080300054/?P=1ミュンヘン工科大学とBCG(ボストン コンサルティング グループ)が2016年に行った共同調査)
多様性には性別の違いも含まれます。グローバル化が進む社会では「変化に強く、創造性の高い組織づくり」のため、女性の採用が注目されています。
女性管理職のいる企業は業績が良い?
内閣府が発表した資料、「成長戦略としての女性の活躍推進」では、2020年までに女性管理職の割合を30パーセント程度に引き上げることを目標としています。これは、女性の活躍推進に限らず、企業にもメリットがあります。
アジア10カ国の大手1,000企業の「女性取締役比率」と「財務パフォーマンス」の関係を調査した結果を見てみましょう。女性取締役が全体の10パーセント以上の企業は、ROA(総資産利益率)が6.9パーセント、ROE(自己資本利益率)が15.4パーセントであることがわかりました。10パーセント未満の企業は、それぞれ5.6パーセント、11.8パーセントであり、女性取締役比率が高い会社は高いパフォーマンスであることを示しています。このことから、女性管理職のいる企業は業績が良いと言えます。
(引用元:https://www.michaelpage.co.jp/advice/management-advice/hiring/%E3%81%AA%E3%81%
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優秀な人材の獲得
女性を積極的に採用・登用するには、女性にとって働きやすい環境整備が欠かせません。そして、女性が働きやすい、やりがいを感じられる職場環境を実現することは、男性を含めた全ての従業員にとって働きやすい環境づくりにつながります。
女性の採用は、企業にとって優秀な人材を獲得するのに有益と言えるでしょう。
女性採用の前に着目すべきポイント
ここまで、女性を採用すべき理由として、3つのメリットを解説しました。それでは、実際に女性を採用するにあたり、事前に押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
女性のライフイベントに合わせた福利厚生の導入
女性が働き続けるには、女性の「ライフイベント」に合わせた福利厚生の導入が欠かせません。例えば、下記のような制度が挙げられます。
・産休・育休取得の推進
・職場復帰前研修
・子どもの看護休暇
・託児所提携
女性が長く働ける人事制度・勤務形態の導入
人事制度の面から、子育て中の女性の働き方を工夫してみましょう。もちろん、部署内で上司・同僚の協力が無くては制度の運用は困難です。各部門の協力を仰ぎながら、フォロー体制も整えましょう。制度としては下記が挙げられます。
・在宅勤務制度
・時短勤務可能な正社員雇用
求人掲載時の注意点
以上のような社内環境を整えつつ、求人広告でターゲットにアプローチしていきましょう。しかし、このとき男女雇用機会均等法の「差別の限定禁止」に留意した求人広告を出す必要があります。例えば「女性限定採用」・「女性歓迎」のような、採用ターゲットの性別を限定した呼びかけは原則NGとされています。
[show_next]2.女性をターゲットにした採用手法[/show_next]