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GitHub採用で効率的に優秀なエンジニアを獲得しよう!
メリット・デメリットと導入事例をご紹介!
「いかにして優秀なエンジニアを採用するか」「エンジニアのスキルを見抜く良い方法は無いものか」と悩む採用担当者も多いことでしょう。
昨今、ベンチャー企業を中心に導入されている「GitHub採用」という採用方法が話題となっています。この記事では、優秀なエンジニアを獲得する手段として、新たに注目される「GitHub採用」をご紹介します。
GitHubの基本から
GitHub採用についてご紹介する前に、まずは、「Git」や「GitHub」とは何かを解説します。
Gitとは?
「Git(ギット)」とは、プログラムソースなどの変更履歴を管理する「分散型」のバージョン管理システムをいいます。
■Gitの特徴:
ファイルの状態を、任意のタイミングで更新履歴として保存しておくことができます。分散型のため、自分のパソコンなどローカル環境に、全ての変更履歴を含む完全なリポジトリのコピーが作成されます。
■Gitの主なメリット:
・一旦編集したファイルを過去の状態に戻すことができる。
・編集箇所の差分を表示することができる。
・複数人かつ、同時編集でもデータの整合性を保つことができる。
GitHubとは?
「GitHub(ギットハブ)」とは、ソフトウェア開発に使うソースコード管理サービスです。分散型バージョン管理システム「Git」の仕組みを利用して、ソースコードを保存・公開・共有しています。
■GitHubの特徴:
公開中のソースコードの閲覧ができるほか、SNSとして、エンジニア同士でコミュニケーションをとれる機能・バグの管理機能も備えています。
■GitHubの主なメリット:
・ソースコードを公開することで、無料で利用可能。
・機能から、タスク管理・チーム開発に優れている。
GitHub採用のやり方
「GitHub採用」は、「GitHubのアカウント・メールアドレス」でエントリーを受付し、アカウントを選考担当者が閲覧、プログラミングのスキルを見て採否を判断する採用方法です。
GitHub採用のメリット
GitHub採用を導入すると得られる、3つのメリットをまとめました。
面接回数の短縮
企業に提出するGitHubアカウントは、通常の書類選考に変わる「一次審査」の選考対象となり、技術担当の執行役員が中心となって審査します。通常4~5回にわたる面接が1~2回に短縮されます。
優秀なエンジニアの採用
一般的に、応募者がGitHub採用を活用する場合は、何かしらの技術アピールポイントを持っています。企業側は、
・慣れ親しんでいる言語
・Watchしているプロジェクト
・プロジェクトを公開しているか
・プロジェクトに参加しているか
などを確認することで、応募者の技術者としての貢献度や指向性を把握できます。より優秀なエンジニアを採用できる可能性が高まるのです。
企業の技術志向をアピールできる
GitHub採用には、企業の「技術志向」をアピールできるメリットがあります。というのも、一般的にGitHubアカウントは匿名性が高く、応募者の基本情報(年齢・性別・学歴)は含まれません。つまり、GitHubアカウントの提出を求めることは「技術をメインに判断する」ことと同じであり、「技術志向」のアピール・自社ブランディングを可能にします。
GitHub採用のデメリット
GitHub採用には、デメリットもあります。応募者が多い企業は、尚更押さえておきたいポイントを2つご紹介します。
応募者評価の負担が増える
応募者の技術評価ではプログラムソースを評価する必要があるため、現場エンジニアが応募者の技術を見極めます。応募者が多くなるほど、現場のエンジニアに高い負荷がかかりますし、協力的なエンジニアがいない場合は、書類選考に時間がかかってしまいます。
オープンソースである
技術の評価には、勉強で試したコードよりアプリやサービス・プロダクトが最適です。しかし、一般的に業務上で作成したソースコードを公開することはありません。GitHubがオープンソースであるがゆえに、「業務での」活動内容や貢献度・指向性を測ることが難しくなります。
[show_next]2.GitHub採用の導入事例[/show_next]