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オンボーディングで早期離職を防ぐ!
入社後すぐに即戦力化させるための施策と事例もご紹介!
採用担当としては、採用した社員が「早々に辞めてしまった」・「思ったほど活躍してくれない」といった事態を防ぎたいものです。この記事では、新入社員の早期離職を防ぐための方法として「オンボーディング」をご紹介します。
早期離職が起こってしまう理由
厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、新規大卒就職者の3年以内の離職率は31.8パーセントであり、3人に1人が離職していることが分かります。
(数値出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html
厚生労働省HP「新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)」2018.10.23)
「3年3割」ともいわれる早期離職には様々な理由があります。
・社風に馴染めない
・入社後にギャップがある
・人間関係がうまくいかない
なお、新卒社員に限らず中途社員の早期離職も企業にとっては大きな損失となります。採用や教育にかけたコストが、無駄になってしまうからです。
オンボーディングとは?
「オンボーディング」は、新たに採用した人材を職場に配置し、組織の一員として「定着」させ、即戦力として「活躍」してもらうための人材育成プログラムです。この手法が注目されるのには、以下のような理由があります。
・新入社員の早期離職を防ぎたい
・新入社員に即戦力として活躍してもらいたい
・早く企業文化に慣れて、期待したパフォーマンスを上げてほしい
ここからは、オンボーディングの概要について詳細に解説していきます。
今までの新人研修と何が違うのか?
まず、オンボーディングの対象者は、新卒採用・中途採用社員からプロフェッショナル層・マネジメント層も含まれます。そして、数か月間にわたる継続的なプログラムで人材を育成していきます。
つまり、新入社員が「一律に会社に慣れる」だけではなく、受入れる側も組織全体で新入社員にアプローチを行うのです。
オンボーディングのメリット
従来の新人研修と異なる「オンボーディング」は、これからの企業の人材育成に有効な人材定着プログラムです。オンボーディングの3つのメリットをご紹介します。
即戦力化を早期に実現
新入社員が早期離職するとき、職場環境が退職のきっかけとなることが少なくありません。オンボーディングを活用することで入社後から即チームに馴染み、早くから即戦力として活躍できる可能性が高まります。
エンゲージメントを高める
新入社員は、オンボーディングプログラムを通して、会社・所属部署との理解を深めていきます。そして、組織の一員として受け入れられ認められると、組織内での働き方・貢献の仕方が見えてきます。組織内でのアイデンティティが確立できるからです。
社員と組織がお互いに貢献し合うことで、より一層の連帯感が生まれ、組織へのエンゲージメントが高められていくのです。
入社後のギャップを軽減
新入社員が仕事を覚え、自らのスキルとして活かしていくためには、入社後のギャップを軽減しなければなりません。ミスマッチが離職要因にならないようにする工夫が必要です。
仕事の意味付けや成果のフィードバックなど、チーム内外で継続的なフォローを行うことで、社風・仕事内容・配属先チームの業務・人間関係に対するイメージを良くすることができます。ギャップを軽減していくことで、モチベーションの低下を防ぐこともできるのです。
[show_next]2.具体的な施策と事例[/show_next]