外国人留学生を採用のメリットとは？採用時の注意点と準備すべきことをご紹介！

外国人留学生を採用のメリットとは？
採用時の注意点と準備すべきことをご紹介！

国内企業のグローバル化の促進・インバウンド需要の高まりがみられるも、労働力人口の減少は解消されていません。そのような中で、入国管理法の改正や「留学生30万人計画」が進められています。今回は、優秀な人材として注目される「外国人留学生の採用」に向け、そのメリットや採用時のポイントをご紹介します。

日本に留学中の、卒業予定の外国人留学生を採用したいと考えている企業も多いと思います。初めに、外国人留学生の就職状況をデータから見てみましょう。

株式会社ディスコが行った『外国人留学生の就職活動状況』によると、2018年7月時点における外国人留学生の内定確保率は42.6%と4割強であり、日本人学生の81.1%と比べると半数程度の低さであることが分かります。

（出典元：株式会社ディスコ「外国人留学生の就職活動状況」2018年8月）

また、就職先の業種は貿易関連が20.6%と最も多く、職務内容では翻訳・通訳が24.0%であることが分かります。

（出典元：法務省入国管理局「平成29年における留学生の日本企業等への就職状況について」2018年10月）

このような就職状況の下、外国人留学生を採用する3つのメリットをご紹介します。

団塊世代の大量退職・少子高齢化に伴う労働力人口の減少により、企業の人材確保が困難になっています。このため、高度な知識を保有する方が多い外国人留学生を採用することで、「若手」の「優秀」な人材を確保できるのです。即戦力の確保とも言えます。

海外から日本に留学し、日本企業に就職を希望する外国人留学生には、モチベーションが高い人材が多くみられます。このように意欲的な外国人留学生と仕事をすれば、日本人社員へ良い刺激を与えることができます。社内の活性化が期待できるのです。

外国人留学生は多言語対応ができるので、海外からのお客様の接客・翻訳・通訳を始めとする様々な場面で活躍が期待できます。特に、近年のインバウンド需要拡大により、宿泊・飲食・小売業では、外国人観光客への対応が急がれます。貴重な戦力となるでしょう。

他方、海外進出を検討する企業では、現地企業と日本企業の橋渡しとしての活躍が期待できます。国内外にあるネットワークから正確な情報を入手しやすい、そして、母国と日本の2つの文化を理解しているからです。
[show_next]2.外国人留学生を採用する際の準備と注意点[/show_next]