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地方学生を採用する方法とは?採用のメリットも!
都市部での新卒採用は完全に売り手市場であり、これ以上採用に力を入れても優秀な学生を獲得できるチャンスは少ないです。その一方地方には都市部で働きたいもののまだアプローチが十分に届いていない学生がまだいます。地方学生を採用するメリットと採用方法をご紹介します。
地方学生とは?
地方学生とは、地方の大学に在籍している学生のことです。ここで地方とは東京、大阪、名古屋とその周辺以外の地域をさします。近年大学選びで地元化が進む一方で就職先としては都市部を希望する学生の割合が増えています。新卒の売り手市場が続いていますが、地方には工夫すれば優秀な学生を採用できる余地が残っています。
地方学生採用のメリット
地方学生採用のメリットをご紹介します。地方は都市部より刺激が少ないので真面目に勉学に励む学生が多いでしょう。近年学生の大企業志向が高まっていますが、地方では都市部ほどこだわりがありません。都市部の採用活動は過密状態ですが、地方にはまだまだ余地があります。
真面目な人材が豊富
都市部、とくに東京ではほとんど毎日多種多様なイベントが行われています。都市部の大学生はイベントやその他の刺激に囲まれながら生活していると言えるでしょう。地方の大学生は都市部に比べて刺激が少ない環境で暮らしています。そのため地方の学生生活は真面目に勉強するのに適しています。また、進学率が低い地方では大学進学者は高い意識をもって進学していることになり、それだけ勉学へのモチベーションが高いでしょう。
大手の企業にこだわっていない人材が多い
学生の売り手市場が続く新卒採用市場では大学生の大手志向に拍車がかかっています。大手狙いの学生の割合は2018年卒者では約49%でしたが、2020年卒者では約61%と2年間で10%以上上昇しました。大手志向を地域別にみると、関東、関西など大都市圏で高く、北海道、九州など地方で低いです。地方ではやりがいがあれば中堅・中小企業でもよいと答える学生が多くなっています。地方学生は大手企業にこだわる傾向が少ないので、都市部では人材獲得競争に負ける企業でも良い学生を獲得できる可能性が高いです。
競合他社が少ない
近年、大学に入学するときに地元の大学を選ぶ割合が増えていますが、大学を卒業して進学するときには都市部、特に東京都を希望する割合が増えています。地方の大学を選択した学生は、都市部の大学を選択した学生に比べればそのまま地元の会社を希望する率が高いものの、Uターンであれそのままであれ、地元での就職を希望する割合は次第に減っています。地方の大学から都市部に進学したいという学生の割合は増えているのです。
東京を中心として都市部では多数の企業が就職説明会やリクルーティング活動に取り組んでいるため、差別化して選ばれるのは容易ではありませんが、地方ではまだまだ競合他社が少ない状態です。都市部志向の地方学生を取り込む余地はまだまだあると言えるでしょう。
[show_next]2.地方学生の採用方法[/show_next]