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ソーシャルリクルーティングのメリット・デメリット・注意点を徹底解説!
導入
コロナ時代の採用活動において急速に広まった方法の一つに、SNSを活用した「ソーシャルリクルーティング」という手法があります。近頃は企業のSNS運用も盛んなため、採用に活用している企業も、まだ始めていないものの興味を持っている方も多いでしょう。しかし、この「ソーシャルリクルーティング」には利点だけでなく、注意が必要な点もあります。今回のこの記事では、「ソーシャルリクルーティング」のメリットとデメリット、そして注意点を徹底的に解説します。
これからソーシャルリクルーティングを始める方はもちろん、現在実施している方もぜひご覧ください。
ソーシャルリクルーティングの3つのメリット
まず、ソーシャルリクルーティングを利用するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
ここでは3つピックアップしてご紹介します。
母集団を拡大できる
第一に、採用対象となる母集団の幅が広がるでしょう。SNS上には積極的に動いている顕在的なニーズを持った求職者に加えて、新しい仕事に興味はあるものの積極的な活動はしていない潜在的な求職者もいます。顕在層の求職者は社名での検索や、自社情報を積極的に調べてくれますが、それだけでは潜在層にリーチすることはできません。しかしSNSを使えば、今までは届かなかった潜在層の優秀人材にアプローチできるかもしれません。求職者の質についても、従来とは異なった角度の人材に届く可能性もあります。新卒一括採用などではどうしても人材の傾向が均一化しがちですが、別の視点や能力を持った人材を摂取することで、多様性に富んだ活力ある組織作りに繋がるかもしれません。
候補者をスクリーニングできる
次に、採用候補者を選別するのにも効果的です。採用するならば、できるだけ優秀な人材を選びたいのはどの企業においても同じでしょう。しかし、従来型の採用面接ではその人の深い部分や本質的な人柄にまで理解が及ばないケースも少なくありません。例えば、基本的なマナーやリテラシーにかけていたり、社会人としての自己管理能力にかけていたりすることが、入社後になってはじめて分かったということもあり得るのです。
SNSでのチェックは、このような人物を事前にスクリーニングするのに効果を発揮します。なぜなら、一般に対面のときよりもSNSの方が人物の素顔が出やすいからです。日常的な投稿や趣味の繋がりなど、履歴書からは見えなかったような側面がきっと見えてくるでしょう。一方、気をつけたいこととして、求職者側も企業がソーシャルリクルーティングをしていることを知り、就職向けのアカウントに構築しているケースが挙げられます。単純にSNSの内容を鵜呑みにするのではなく、あくまで目安の一つとして用いるようにしましょう。
費用対効果が高い
最後に、費用対効果が高い点が挙げられます。一般的な採用フローでは各種求人メディアへの掲載がほぼ必須となっていますが、現在は主要なメディアだけでも数種類にわたるので費用も高くなりがちです。対して、ソーシャルリクルーティングでは基本的に無料のSNSを利用するため、費用がほとんどかかりません。それにもかかわらず、欲しい人材に絞ったリクルーティングもでき、また事前に理解が進むことで採用後のミスマッチも低減されるため人気が高まっているのです。
[show_next]2.ソーシャルリクルーティングの3つの注意点[/show_next]